2005年10月21日
同情かい!
500-350=150
どんなに酔っぱらっていても、このくらいの計算はできる。
僕はたしかに500円玉を入れた。
そして、並(350円)ボタンを押した。
お釣り出口に出てきたのは並食券(350円)と50円玉。
150円ではない。50円!
100円玉が勢いよくどこかへ飛んで行ったわけでもない。
(そんな音はしなかった!)
この瞬間の僕の気持ちをたとえて言うなら、
さっきまで自分の両サイドで肩を組んで一緒にラインダンスをしていた仲間たちが一斉に左右に別れ、
ひざまずいて両手を突きだし、
ステージ中央でスポットライトを浴びポツンと立つ僕に向かって、
手のひらをヒラヒラしはじめた感じ。
「さー、こんな時、あなたはどうする?!」みたいな。
今までの僕なら、『100円くらい・・・面倒だから黙っておこう』だったろう。
しかし、僕も41歳。
『多少世の中を騒がしてでも言うべきことを言う方が、結果的には世のためになるのではないか!』
と考えたりもするわけさ。
「あの、今、500円玉を入れたら、お釣りが50円しか出なかったんですけど」
350円の食券を差し出しながら僕は言った。(よくやった!)
リスク:
「ほんとに500円玉入れたの?」と疑われる可能性がある。
その場合、僕が500円玉を入れたことを証明する手だてはない。
「たった100円のために、そんな嘘までつくのか?おっさん!」
という眼差しで見つめられる可能性だってある。
僕は、そういったリスクを全部背負う覚悟で一歩を踏みだしたのだ!(がんばれー!)
店員は食券機のおつり出口に手を突っ込み確認をする。
彼の手に触れるものは何もない。
次の瞬間、彼は僕を見つめた。
『僕は何も間違ったことをしていない』と自分に言い聞かせながら彼を見つめ返す。
(ここが勝負どころだ!)
品定めをするような目つきだった彼の目が微かに変わり、目だけで語った:
「このおっさんに『ほんとに500円入れたんですか?!』と言うのも可哀想だし、まっいっか」
おいおい、同情かい!?(;_;)
どんなに酔っぱらっていても、このくらいの計算はできる。
僕はたしかに500円玉を入れた。
そして、並(350円)ボタンを押した。
お釣り出口に出てきたのは並食券(350円)と50円玉。
150円ではない。50円!
100円玉が勢いよくどこかへ飛んで行ったわけでもない。
(そんな音はしなかった!)
この瞬間の僕の気持ちをたとえて言うなら、
さっきまで自分の両サイドで肩を組んで一緒にラインダンスをしていた仲間たちが一斉に左右に別れ、
ひざまずいて両手を突きだし、
ステージ中央でスポットライトを浴びポツンと立つ僕に向かって、
手のひらをヒラヒラしはじめた感じ。
「さー、こんな時、あなたはどうする?!」みたいな。
今までの僕なら、『100円くらい・・・面倒だから黙っておこう』だったろう。
しかし、僕も41歳。
『多少世の中を騒がしてでも言うべきことを言う方が、結果的には世のためになるのではないか!』
と考えたりもするわけさ。
「あの、今、500円玉を入れたら、お釣りが50円しか出なかったんですけど」
350円の食券を差し出しながら僕は言った。(よくやった!)
リスク:
「ほんとに500円玉入れたの?」と疑われる可能性がある。
その場合、僕が500円玉を入れたことを証明する手だてはない。
「たった100円のために、そんな嘘までつくのか?おっさん!」
という眼差しで見つめられる可能性だってある。
僕は、そういったリスクを全部背負う覚悟で一歩を踏みだしたのだ!(がんばれー!)
店員は食券機のおつり出口に手を突っ込み確認をする。
彼の手に触れるものは何もない。
次の瞬間、彼は僕を見つめた。
『僕は何も間違ったことをしていない』と自分に言い聞かせながら彼を見つめ返す。
(ここが勝負どころだ!)
品定めをするような目つきだった彼の目が微かに変わり、目だけで語った:
「このおっさんに『ほんとに500円入れたんですか?!』と言うのも可哀想だし、まっいっか」
おいおい、同情かい!?(;_;)