2005年06月03日
お前も悪よのぉ(越後屋)
吉祥寺東急の地下一階の食料品売り場で720mlの八海山に手を伸ばした時だった。
「あの、すみません、日本酒にお詳しいですか?」
「え!?ええ、まぁ(^^ゞ」(おいおい、自分で言うか!?)
「ちょっと教えていただきたいのですが・・・。
新庄のように白くて美しい歯。
妻夫木くんのように愛くるしい笑顔。
年の頃は二十歳ぐらいだろうか!?絵に描いたような好青年に話しかけられた。
「以前、先輩のところでこのお酒をごちそうになりまして・・・」
青年が指さしたのは麒麟山。新潟の美味しいお酒だ。
彼の話によると、以前その麒麟山をごちそうになった先輩のところに、今宵、
何人か集まるらしく、その先輩の舌を満足させる日本酒を用意したいのだが
果たしてどんなお酒がそれにふさわしいのかがわからない。
そこで、見知らぬ親切そうな人(本当は野蛮人であることを彼は知らない)に
アドバイスを求めたというわけだ。
「その麒麟山はとっても美味しいお酒ですから
それに対抗するには、この一番上の段にあるお酒ですね」
さっき僕が手を伸ばしていた720mlの八海山をはじめ、
一升瓶の八海山(吟醸)や〆張鶴(純)が並んでいる。(いずれも新潟の酒)
「ちょっと値がはるけど、この八海山(吟醸)なら間違いないですよ」
「数人で割りますので大丈夫です!じゃ、これにします」(キッパリ)
「じゃ、僕もこれにしよう」と同じ八海山(吟醸)の一升瓶を手にする野蛮人。
「ありがとうございました」白い歯がキラリ☆
「いやー、爽やかな青年だった。男のわしが一瞬ときめいたわい」
「へー、そんなに格好良かったの?」野蛮人の妻。
「うん。しかし、高いのを薦めて悪かったかなぁ。
で、もし、わしがレジを打ってたら、彼、驚くだろうなぁ」と越後屋(野蛮人)。
「逆に、彼がレジにいたらもっと驚くよね」越後屋の妻(おぬしも悪よのぉ)。
たしかに、720mlに手を伸ばした瞬間に話しかけ、一升瓶に変更させた彼の方が数段上手じゃ。
「あの、すみません、日本酒にお詳しいですか?」
「え!?ええ、まぁ(^^ゞ」(おいおい、自分で言うか!?)
「ちょっと教えていただきたいのですが・・・。
新庄のように白くて美しい歯。
妻夫木くんのように愛くるしい笑顔。
年の頃は二十歳ぐらいだろうか!?絵に描いたような好青年に話しかけられた。
「以前、先輩のところでこのお酒をごちそうになりまして・・・」
青年が指さしたのは麒麟山。新潟の美味しいお酒だ。
彼の話によると、以前その麒麟山をごちそうになった先輩のところに、今宵、
何人か集まるらしく、その先輩の舌を満足させる日本酒を用意したいのだが
果たしてどんなお酒がそれにふさわしいのかがわからない。
そこで、見知らぬ親切そうな人(本当は野蛮人であることを彼は知らない)に
アドバイスを求めたというわけだ。
「その麒麟山はとっても美味しいお酒ですから
それに対抗するには、この一番上の段にあるお酒ですね」
さっき僕が手を伸ばしていた720mlの八海山をはじめ、
一升瓶の八海山(吟醸)や〆張鶴(純)が並んでいる。(いずれも新潟の酒)
「ちょっと値がはるけど、この八海山(吟醸)なら間違いないですよ」
「数人で割りますので大丈夫です!じゃ、これにします」(キッパリ)
「じゃ、僕もこれにしよう」と同じ八海山(吟醸)の一升瓶を手にする野蛮人。
「ありがとうございました」白い歯がキラリ☆
「いやー、爽やかな青年だった。男のわしが一瞬ときめいたわい」
「へー、そんなに格好良かったの?」野蛮人の妻。
「うん。しかし、高いのを薦めて悪かったかなぁ。
で、もし、わしがレジを打ってたら、彼、驚くだろうなぁ」と越後屋(野蛮人)。
「逆に、彼がレジにいたらもっと驚くよね」越後屋の妻(おぬしも悪よのぉ)。
たしかに、720mlに手を伸ばした瞬間に話しかけ、一升瓶に変更させた彼の方が数段上手じゃ。