2011年06月26日

ジャーナリズムの危機

別に自分は菅首相の支援者でも何でもないが、「菅降ろし」が激化したのが「発電送電分離」を示唆した直後というのがどうも気にかかる。
何しろこの国は、既得権益を守るためなら、政治家や企業だけでなく、マスコミまで手を結んでしまうのだから。
「朝まで生テレビ」では、「それが原因ではない」とほぼ全員が主張していたが、所詮番組なんて「ショー」でしかないし...

我々が物事を判断する時、頼りにするのは「情報」。
しかしその情報が頼りにならないのだから、意見の持ちようがない。
様々な情報から自分が導き出したと思う意見も、偽情報で操作され「持たされた」だけかもしれない。
震災直後、「メルトダウン」という言葉を使った大学教授やジャーナリストは、次々とテレビから消えていった。
平気でそんなことをする大手マスコミなんか信用できたものではない
記者クラブに至っては、もはや不都合情報隠蔽装置でしかない
今、我々の怒りや不満は東電や政府に向けられているが、いつ、その矛先が大手メディアに、この国のジャーナリズムに向けられるか、わからないぞ。
そんなことになったら、それがどんな大変な事態か、メディア関係者の方々はわかっているのだろうか?
どうか今現在ジャーナリズムに携わっている方々、若かりし頃の自分を思い出して欲しい:
「ペンは剣より強し」という言葉に身震いした自分を!
「理想の高さだけは誰にも負けない!」と誇り高かった自分を!

「そんなこと言われなくてもやってますよ」という返事がもらえそうなジャーナリストがいる。
フリージャーナリストの上杉隆氏だ。
「僕の話も疑ってください」という言葉から彼が抱くジャーナリズムのあるべき姿が伺える。
期待したい。

waits2 at 11:21コメント(4)トラックバック(0)ニュース | 社会 

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コメント一覧

1. Posted by みるくパパ   2011年06月26日 19:32
山口県の柳井に上関と言う町があります。

この町に、中国電力による原発の建設が
了承され、杭を打つ直前の状態です。

そういう状況で起こった3.11。
そして、それに続く福島原発の悲劇。

周りの市町村は敏感に反応して
「建設計画を見直すべき」という議決をしていますが
当の上関町は「原発の交付金がなければ、
町の財政を維持できない」
として見直す発言は少数。

既に町には数十億円というお金が交付されているようですし、
中国電力からも「寄付金」が潤沢に贈られているようです。

札びらでほっぺたを叩くようなやり方を改めない限り、
この国の未来はないと・・・
2. Posted by 安喜 偉野里   2011年06月26日 23:47
洗脳から抜けるには洗脳をかけているひとより多くの情報を持つこと。これにより洗脳者側の嘘が見分けられるようになります。マスメディアからだけの情報では洗脳されるがままです。与えられた洗脳のための情報のなかで議論しても正しい結論は出ません。見当違いな結論しか導かれません。

あさって東電の株主総会に行っていきます!
3. Posted by 風太   2011年06月27日 09:32
どうもです、みるくパパさん。
残念な話ですね。
しかし、まだ間に合うと思います。
是非とも多くの方々に立ち上がってもらいたいと思います。
4. Posted by 風太   2011年06月27日 09:42
どうもです、安喜さん
今の日本は大本営状態。
情けないですね。
昨日、Ustreamで観た上杉隆さん等のディスカッション、大変有意義でした。
日本のジャーナリズムの惨状を知りました。
それでも戦っている方々がいるので、期待しています。
そして、自分の出来ることを自分のやり方でしたいなと思っています。
総会、気をつけてw

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