2012年06月23日

on the high plane of dignity and discipline

IMG_2690昨日は色々と忙しい一日だった。
まず最初に訪れたのが、ここ。
発酵バターで有名なエシレ。
こんな高級なバター、自宅では使えない(^^
贈答用に買おうかと訪れたのに、宅配は取り扱ってないとのこと。
ネットだと3週間くらいかかるというのでわざわざ丸の内まで出向いたというのに、残念&断念。
何も買わないのも悔しいので自宅用にバターを使ったオレンジのパウンドケーキとトートバッグを買った。もちろん、妻が
こういうお店に、自分のような輩が一人で入れまい

IMG_2691ということで、お隣にあったチョコレート屋さんを物色することに。
CACAO SAMPAKAというチョコレート屋さん。
勝手にベルギーかフランスあたりのお店と思っていたら、スペイン王室御用達のお店らしい。
「スペイン?」と思ったが、「カカオを発見したのはスペインだ!」という誇りがあるようだ。
チロルチョコサイズで400円オーバーのチョコレートや、うん千円もする板チョコがズラリと並んでいる。その他、チョコレートドリンクやチョコレートを使ったジャムといった個性的な商品も。
ただ、どんなに素晴らしい商品だろうと、僕の食指はあまり動かないし、そんな驚くこともない。
そりゃ美味しいチョコは好きだけど、高級なチョコに正直、あまり興味はない。
が、この店でとても驚いたことがあった。
それは、接客してくれた若い店員さん、20代前半、近頃よく言われている「ゆとり世代」のように思える若い女性店員さんが、物凄く仕事ができるのだ!
まず、接客態度が完璧
これは教え込まれた営業用の態度ではなく、彼女が根っから持っている感じの良さ。
ま、感じが良い子くらいだったらいくらでもいるかもしれないが、とにかく機転が利く
こちらが求めているものに「応えたい!」という気持ちもビシバシ伝わってくる。
「何が何でもこのお店で買ってもらいたい!」という押し付けがましい気持ちは一切なく、とにかくまずこちらが求めているものを把握(お使い物であること、想定価格、のしをつけたい)したかと思うと、使用するであろう箱を手に持ち、それに入れながら一緒に考える。
お客のさりげない一言から求めているものを推察しながら、商品を紹介していくのだが、基本、お客様目線から絶対に外れない。自分勝手なペースで決めさせようとしない。お客が自分で考えている時は何も言わず、うーん、そうだなぁ、となった時に助け舟を出す。
当然、買い物にかかる時間は長くなるかもしれないが、満足度は高くなる。
また、商品に関する知識も、言われるタイミングによって、頭に入り易い時とそうでない時があるのだが、それもちゃんとわかっている感じがした。教えられた感じでなく、肌で知ってる感じ。
彼女以外にも店員さんはいるのだが、おそらく一番若いと思われる彼女が一番仕事ができそうなのだ
「この子は本当に出来るなぁ」と感心する先輩店員の心の声が聞こえた気がした。
これまで色んなお店で妻と店員さんのこういったやり取りを見てきたが、明らかにこの子はトップと感じた!こんな若いのに!
あ、アイルランドのゴールウェイでアランセータを買ったお店のおばあちゃん店員もただ者ではなかったか(^^ゞ
例えば、妻が伝えたいと思っている情報があるとする。送り先の家族構成とか人数とか、そういったことを言おうとするコンマ数秒前に、彼女の方からそれらの質問をしてくるのだ。恐るべし
仕事には、向き不向きというものがある。が、こういう子は、どんな仕事でも出来るんだろうなぁ。
困った質問をされた時の誤摩化す笑顔というのはそれはそれで大切。でも、笑顔で誤摩化した後何もしないのではなく、即座に代替案を繰り出してくるこの利発さは、アッパレ!うーむ、素晴らしい人材だ!
僕は途中から店の外に出て、ぼんやりと丸の内の街並を見つめていた。
お店から出てきた妻は、開口一番、「凄かった
もちろん、あの店員さんのことだ。
やはり僕だけの思い込みではなかったようだ。IMG_0292
妻も「この子は凄い!絶対ここで買おう!」と思ったらしい。
また、最終的に妻に買わせた金額も予定予算より500円くらいオーバー(させた)ところも、ある意味、彼女の腕かもしれない
さてさて、夕陽に染まる東京駅の前を横切り、次なる目的地へ。

IMG_2692こちらのホテルの地下一階にあるアイリッシュパブに、彼がいるはずなのだ。
「彼」とは、先月8日、僕のCDジャケットを飾るシャムロックの写真を撮るために訪れた大崎のThe Shannons'というアイリッシュパブで、撮影に協力してくれたアイルランド人店員のウィリアムさんのこと。
あれから彼は二週間くらい母国に帰り、再び日本に戻ってきたら、今度は丸の内のこのビルのアイリッシュパブで働くことになっている、と教えてくれていたのだ。
その彼に、出来立てホカホカの、彼が描いたシャムロックがジャケットになった、また、Special Thanksで彼の名前を記載した歌詞カードを収めたCDを、プレゼントするために訪れたのだ。

IMG_0296あった!
ここだ!
お店の中に入り、メニューに目を通しながら、フロアーにいる店員、さらに、カウンターや奥のキッチンに目をやったものの、西洋人らしき姿はいない。
注文をした後、思い切ってウィリアムについて店員にたずねることにした。

IMG_0298イメージでは、「少々お待ち下さい」と店員がキッチンに下がり、しばらくすると、満面の笑みのウィリアムが登場するというシーンを想像していたのだが、ウィリアムの名前を伝えても、その店員さんは「誰?」という雰囲気だった。
「少々お待ちください」と、別のスタッフに確認して戻って来てくると、「やはり、ここでは働いていません。が、ウチの系列の大崎店で働いている、か、働くことになっているんですが...」といった答えが返って来た。
うーむ、微妙な回答。
なんとなく言い難そうな、どこまで話して良いのやら、といった雰囲気があった。
いずれにしろ、ここにはいないことは判明。
ウィリアムが喜ぶ顔を見たかったのに、残念
ごちそうさま。さて、帰るか。
いえいえ、まだまだ帰りません。
IMG_2693昨日は金曜日
ということで、首相官邸前の集会に参加した。
先週の大人しい雰囲気とは違っていた。
打楽器か何かを打ち鳴らす音と「再起動反対」のシュプレヒコールが官邸前に響き渡っていた。
歩道は完全に人で溢れ、車道も半分くらいが人が通行するために規制されていた。
正直、先週はちょっと暗かった(笑)
しかし、昨日はお祭りのようだった。
うーん、これが良い表現なのかどうなのか...
声を届けることが目的ならば、そりゃある程度の迫力は必要だろう。
しかし、決して暴力的であってはならないと思う。
昨日は3万人、あるいは4万5千人といった発表があったので、先週の3、4倍集まったということになる。
目標は10万人とか言われていたが、いくらなんでもそれはないだろうと思っていたが、もはや夢の数ではなくなった。
先週の集会をマスコミはほとんど取り上げなかったが、さすがに昨日の様子は各マスコミが取り上げていた。
触れていたという程度かもしれないが。

IMG_2694ここから先、もっともっと増える可能性はある。
50万人規模くらいまでなって欲しいと思う一方、ここから先は、サイレントで行く方が良いような気がしている。
あんまり騒ぐと、暴力的になりかねない。
そんなことは絶対にあってはならない。
50万人が大騒ぎするより、50万人が沈黙して立っていることの方が、迫力があるような気がするのだが、いかがでしょうか。

キング牧師の言葉:
We must forever conduct our struggle on the high plane of dignity and discipline.
私たちは永遠に、尊厳と規律という高い次元で私たちの戦いを実行しなければならない。

しかしながら、来週、僕はこのデモに参加できない。
だって来週は、吉祥寺マンダラ2で僕のワンマンライブだからだ(くどい?

waits2 at 19:30コメント(0)トラックバック(0)社会 | ショッピング 

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14th, Jun, 2022 released
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