2012年10月06日

アルル地方〜ドライブ/後編

9月9日(日)の続き:
ならば!ということで、これまたゴッホの「夜のカフェ・テラス」のモデルとして描かれたカフェ"Cafe Van Gogh"
IMG_3241kafeterasu夜ではなく、真昼だったこともあるけれど、とにかくこの日のアルルは文字通りのお祭り騒ぎで、異様な、異常な盛り上がりを見せていた。

このお店は、ゴッホの絵のモデルとして有名なだけでなく、街の中心にあるので、普通にお店としてとても繁盛していた。今後、色々と改装を施すことはあっても、きっとこの黄色だけは変えないのだろうと言うか、変えられては困る
また、このお店はフォーロム広場に面しているのだが、ここがとてつもなく賑わっていた。あの勢いは、この後、訪れる村や町、それこそパリにも、どこにもなかった。

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そして、驚いたのがお店の前にあったこの超特大パエリヤ!
あらためて申し上げます!ここはスペインではありません!フランスです
でも、絶対美味しいんだろうなぁ

続いて、エスパス・ヴァン・ゴッホへ
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エスパス・ヴァン・ゴッホ(Espace Van Gogh)
ゴッホが入院していた病院跡地の施設。ゴッホのアルル移住100年を記念してカルチャースペースに改装された。入院時、2階からこの庭を描いたのが「アルルの病院の庭」

ゴッホがアルルに移住したのは1888年2月。ここでゴッホは、「ひまわり」「夜のカフェテラス」「星降る夜、アルル」「ヴァン・ゴッホの寝室」「アルルの病院の庭」「星月夜」といった名作の数々を描いた。
ちなみに、彼の名前Vincent Van Gogh、日本語では「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」と読むが、彼の母国オランダ語では「フィンセント・ファン・ホッホ」、フランス語では「ヴァンサン・ヴァン・ゴッグ」と読むそうだ。「ゴッホ」「ホッホ」「ゴッグ」全然違うじゃん。彼は何と呼ばれるのが嬉しかったのだろう。

あれはどこの国から来たのかな?お父さんとお母さんと娘さん(10歳くらい)の3人連れの家族がいた。お母さんと娘さんは怠そうに。一方、お父さんは超真剣な眼差しで一眼レフを構え、色んな角度からこの庭を撮影していた。ゴッホの大ファンなんだろうなぁ

そうそう、写真は撮り忘れてしまったんだけど、このエスパス・ヴァン・ゴッホのエントランスのすぐ近くに、日本人の方が経営するお土産屋さんがありました!日本へのお土産にピッタリな、小さくて、軽くて、フランス土産らしい、とても良い品揃えでしたオススメです

さて、それでは、アルルを散策しながら、円形闘技場のすぐ近くにあった古代劇場へ
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ちょっと迷ったけど、なんとか到着!
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古代劇場
紀元前1世紀末に造られたこの劇場の収容人数は、なんと1万人。観客に肉声が届くよう優れた音響技術が取り入れられていたという。

さて、さて、他にも見所はたくさんあるアルルだけど、残念ながら時間がありません。
次なる目的地、ポンデュガールへ
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駐車場に車を置き、5分くらい歩くと、お!見えて来た!あれがポンデュガール!
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IMG_3248ポン・デュ・ガール水道橋(Pont du Gard)
ローマ時代、ユゼスの近くのユールの水源から、ニームに飲料水を送るために建造された全長50kmの導水路の一部で、ガルドン川を越えるための水道橋。高さ48m、全長275m。1kmでわずか34cmという微妙な勾配で造られている。建築年代は諸説あり、1世紀中頃が有力とされている。1985年世界遺産登録。

写真はポンデュガールから見えるガルドン川。
子どもたちの元気なはしゃぎ声が大自然の中に響き渡っていた。
林間学校なのか、ボーイスカウトなのか、はたまた子供会(そんなものがあるのか!?)なのか、とにかくたくさんの子どもたちがカヌーに乗って川遊びを楽しんでいた。
ガイドブックやストリートビュー(そう!驚いたことに、このポンデュガール、ストリートビューで完全踏破できるのだ!どうやら自転車で撮影した模様)で見ていたので、かなり見慣れた印象になっていたけど、やはり、実物は迫力があった。
また、たくさんの観光客がいるのを見て、これを建造した人々は、将来、ここがこんな観光地になるなんて、夢にも思わなかっただろうなぁ、と思った。
子どもらの無邪気な笑い声が、妙に誇らしげに聴こえた。
偉大なものに見守られているので、余計に楽しいのかもしれない。
では、もう一枚!先の写真は逆光だったので、裏にまわって撮りました!
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水面に映る"逆さポンデュガール"も見てやってください
続いて、ポンデュガールと直接は関係ないんだけど、敷地内にあった可愛い木と売店で買ったチーズカッターとバターナイフの写真を
P9090524IMG_0019オレンジーナの男の子の髪型のようなこの木、色んなところで目にしたんだけど、何という名前の樹木なんだろう?かなり気に入っている。我が家に庭があったら、植えたいくらいだ
一方、こちらのチーズカッターとバターナイフ、柄がオリーブの木製で、妻が気に入って買ったんだけど、ご覧のようにバターナイフの柄に亀裂が入っている。購入時に、
「これ、ここが割れてるんで、在庫はありませんか?」
と売店のレジをやっていたマダムに交渉したところ、
「待っててね
と倉庫をチェックしに行ってくれた。
しかし、残念ながら在庫はなくて、これが最後の一本だった。すると、彼女、全然別のデザインの他のバターナイフを持って来て
「これはどう?」
と薦めてくれたりもした。後ろにお客さんが並んでいるのに。(けど、マダム、家にバターナイフがないわけじゃないんだよこのバターナイフが気に入ったからだよ
それにしても、『どんなに長い行列があろうと、目の前のお客に全力を尽くす』これがフランス流!
文化の違いとはいえ、やはり日本人の自分は恐縮してしまう
だからというわけではないけれど、あんなに探しまわってくれたし、
「分かりました。では、こちらをいただきます!」
すると、マダム
「Oh、では、10%値引きさせてもらいますね
メルシー、マダム

メモ:
ポンデュガールの駐車場料金は18ユーロ。一瞬、「高っ!」って思うけど、これを拝観料と考えれば少し納得できるかと。というのも1人でも5人でも18ユーロちなみに、アクセスはニームやアヴィニョンからバスで45分ほど。この場合、拝観料は無料なのかな?

さて、さて、最後の訪問地となるサン・レミ・ド・プロヴァンスへ
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出た!僕が好きなプラタナス並木!理想は舗装されてない並木道を自転車で!だけど
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サン・レミ・ド・プロヴァンスに近づくにつれ、プラタナス並木がどんどん増えて来る。
ご覧のように、制限速度は80km

サン・レミ・ド・プロヴァンス(Saint-Remy-de-Provence)
P9090597これまた道路が規制されていて、思ったところに行けなかったが、「はい、お疲れさま、ここに停めなさい」というように目の前に駐車場が現れたなんやかんやで、この旅、ずっとツイてる。
メモ:観光案内主催のゴッホの足跡を訪ねるツアーがある。4月中旬から9月中旬の火、木、金、土。10:00からサン・ポール・ド・モーゾール修道院を出発。事前に観光案内所で予約が必要。所要時間90分/8ユーロ。

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ゴッホが描いた21作品のロケ地にパネルが建てられていて、それらを英仏のガイド付きで巡るというツアー。実はこのツアーに参加するため、アルル方面のドライブは前の日の土曜日を考えていたが、諸々考慮して参加は諦めることに。最悪、巡るだけなら、自力で出来るかもしれないし。で、事前にプロヴァンスの観光案内のHPでゲットしておいたのが、このマップ
かなりアバウトなマップなので、パネルを見つけるのは大変だった。というか、見つけられないところもあったすべてを廻る時間はなかったので、駐車場に近かった、というか、目の前にあった14番以降を巡ることにした。
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ほとんどが、見る影もないという風に変わっていたが、唯一、「この塀の向こうの木はこの木?」って感じだった
IMG_1568散策の途中、小さな公園でペタングをやっている中年の方々を見つけた。僕がカメラを向けると
「お、撮るみたいだぞ」
「緊張するなぁ」
「いいとこ見せてやれよ」
みたいな会話をして笑っていた。(仏語なのでまったく分からないけど、想像

本当にこれはおまけなんだけど、ここサン・レミ・ド・プロヴァンスには、かのノストラダムスの生家がある。
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矢印が指す方へ歩いて行くと
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壁に貼られたプレートに1503年12月14日の文字がおそらく彼の誕生日だろう。それにしても当時の建物が当たり前のようにあるのが凄い。ちなみに、ここは旧市街のど真ん中。
P9090614この20番は見つけられたけど、この前の19番と最後の21番が見つからなかった。
ただ、もうこの時、身体はクタクタで、体力的に限界だった。
時刻は18:30を過ぎていた。この日はレンタカーを返却しないといけないので、そろそろ帰ることに。その前に、妻がチェックしていた美味しいチョコレート屋さんがあるというので、そこを訪れてからアヴィニョンに帰ることにした。

ジョエル・デュラン(Joel Durand)
IMG_1590フランスが誇る天才ショコラティェの名前でもあり、また店名でもある"ジョエル・デュラン"
若干14歳でこの世界に飛び込み、24歳の時にこちらのお店をオープン。フランスの最優秀チョコレート職人に授けられる「クラブ・デ・クロクールド・ショコラ」を 28歳という史上最年少で受賞1969年生まれ、ブルターニュ出身。
といったことを、僕は一切知らないで入店。

さて、以下、9月10日に現地で書いたブログをそのままコピペします:
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IMG_1585お店に入り、店員の方と
「どちらから?」
「日本から」
「日本語のパンフレットもありますよ」
「日本を訪れたことはありますか」
みたいな会話をしていた。
すると、「私はないですけど、あ、この方ならありますよ」と4、5歳の女の子を連れてお店に入って来た男性を紹介された。
「あ、そうですか、日本のどちらへ?」と僕は常連さんの一人なんだろうと気さくに話しかけたら、どうも妻の様子がおかしい。
その男性を見て驚愕しているのだ。
「どうしたの?」
「ジョエルさんよ」
と言われても僕はピンとこない。
IMG_1588彼こそがこの店のオーナーで、天才ショコラティエと呼ばれているジョエル・デュランさんだったのだ。
それにしても、この方、滅茶苦茶良い人!
いくつも試食させてくれるわ、一緒に写真を撮ってくれるわ、「じゃ後はスタッフが」ではなく、直々に僕らの注文をとり、包装までしてくれた。
数秒前まで、この方のことなんかまったく知らなかったのに、すっかりファン

IMG_0036いきなり名刺を渡され「あなたのアドレスを教えてくれ」と頼まれた。
ここで「まさか」のために用意していた、Utautai Tatsuyaの名刺を渡し、メアド交換で妙な盛り上がりを見せた。
ホテルに戻り、FIGAROを開いて見ると、しっかり彼の写真が載っていた。
これを見ていたので、妻は即座に彼を認識したらしい。
まだまだ若いので、これからという方!
実はまだパリにも出店していない状態から、いきなり日本に出店した様だ。
邪推だが、彼はそれほどビジネス的成功に対して意欲的という感じではなく、もっぱら職人という気がする。
日本進出も彼のかねてからの願いを叶えたというものではなく、日本からの依頼に応えるという形だったのではないかと。
また来日する機会があるというので、最後は"See you in Tokyo!"と挨拶した
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実は、今月ジョエルさんが来日するという!一週間くらい滞在し、その間、銀座本店でイベントを開催するらしいので、是非とも足を運びたいと思っている!果たして覚えてるかなぁ?
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ということで、無事アヴィニョンに戻り、長い一日が終わった。
いや、実は最後に大仕事が待っていた。
日本と同じく、レンタカーは、ガソリンを満タン返ししなくてはならない。ただ、これは義務ではなく、その方が割安なので。順調にTGV駅の駐車場に戻ってきたものの、返却寸前にそれを思い出し、ナビでガソリンスタンドを検索して、近くの無人ガソリンスタンドへ行った。
しかし、悔しいことに、そこの給油マシンが、僕のクレジットカードも妻のクレジットカードも、一切受け付けてくれない。結局、1時間近く無駄な時間を費やした後、レンタカーを返却。
満タンにしていないことを告げると、スタッフさんは、笑顔で"No problem!"
実は、車を返却する時、駐車場内で一方通行を逆走したりして、プロブレムだらけだったんだけど
それでも、ドライブ自体はまったくトラブルなしで、渋滞もなく、心からプロヴァンスを満喫することができた
いやー、楽しかった。本当に楽しかった。感謝、感謝
駅からアヴィニョン市街へは、タクシーでなくバスで
この日の夕飯は、軽い食事を買って帰り、買ってあったワインとチーズを部屋で食べ、
さて、翌日は、いよいよパリだ

この日の感想:
ポンデュガール水道橋は迫力があった。そして、美しかった。
単に水を送るためだけの施設を、あそこまで美しくする必要はあるのだろうか。
いや、あの美観へのこだわりは、ある種の「責任感」なんだと思う。
「こんな巨大なものが醜かったら、今後、数世紀に渡って申し訳ないだろう!」
そういう想いが設計者にあったんだと思う。
古代ローマ人、偉大なり。
それに比べて現代人は、この先何万年も迷惑になると分かっていても...愚かなり。

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