2014年03月10日
映画「ネブラスカ」
映画「ネブラスカ」を鑑賞
原題:NEBRASKA
監督:アレクサンダー・ペイン
映画館:バウスシアターin吉祥寺
それほど期待していなかったからだろうか、かなり楽しめた。
淡々としたロードムービーなのだが、2回くらい滅茶苦茶面白いシーンがあった。
その笑いのセンスが、どうも広島っぽい、というか、島っぽいというか、他のお客さんはそれほどウケてなかったが、僕はおかしくてたまらなかった。
アメリカ国内では、大爆笑だったに違いない!
2つの内、1つは単純なシーンだったので説明すると:
アル中の父親が、お酒を飲みたくて夜中に宿を抜け出し、なんとか帰ってきたは良いが、入れ歯が無くなっていた。
どこで無くしたか覚えてないが、「おそらく線路の辺り」と言うので、翌日、息子(次男)と一緒に探すことに
『どうせ無理だろう』と思っていたが、奇跡的に息子が発見
正確な台詞は覚えてないので、ご容赦を:
息子:「あった!親父、これ親父の入れ歯だよな?」
親父:「….」(ボンヤリ...)
息子:「いや、やっぱ違った、親父のじゃなかった、ごめん」(そう言って父親の反応を待つが...)
親父:「….」
息子:「なわけないだろう!これ、親父のに決まってるだろう!こんなところに他の人の入れ歯なんてありはしないだろう!」(かなりヒステリックに)
親父:「いや、それは俺のじゃない」(キッパリ!)
息子:「もう!そんなわけないだろう….」(超ヒステリックに)
親父:「ウソよ」
大爆笑。
それまでボケ老人的発言しかしてこなかったのに、いきなり息子より上手のボケ&ツッコミをかましてきたので、意外さも手伝い、おかしさ百倍
これが最初のおかしなシーン。
もう一つの爆笑シーンは、母親と長男も合流した後のかなり後半にある。
こちらはジワジワくる笑いで、ダウンタウンのまっちゃんなら、10秒くらい口を開けたまま、思い切りたれ目にして何も言わず笑ってそうなシーン。
いやー、おかしかった。
久々に家族が一つになったかなり良いシーンの後だったので、たまらないおかしさだった。
こちらは描写するのはとても困難なので割愛します。
おっと失礼、この映画、お笑い映画ではありませぬ。
プログラムに書かれていたコピー:
*******
100万ドルの賞金に当たったと信じ込む父親、
インチキだと知りながらもそっと寄り添う息子。
愛すべき旅の途上でいつしか心と心がつながれていく。
*******
この言葉通り、心にしみるロードムービーなので、当然そういう良さの方がメインです
「ネブラスカ」と言えば、自分の場合、どうしてもこのジャケットのイメージがある。
そう、ブルース・スプリングスティーンのアルバム「ネブラスカ」。
別にこのアルバムに合わせたわけではないだろうが、カラーではなく全編モノクロだったので、「ネブラスカ」のイメージそのものだった。
BGMはほとんどがアコースティックギターで、世界観は十分出来ていたんだけど、正直、もう少し味わい深いプレイが欲しかったかも
一方、キャストの方は抜群だった!
父親、母親、長男、次男、全員が完璧なキャスト。
中でも母親役を演じたジューン・スキップは、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされていただけのことはあり、光る演技だった。
「もう一回観たい!」と強く思うような作品ではないが、あの後半の爆笑シーンの可笑しさを分析するために、もう一度観ても良いかも
原題:NEBRASKA
監督:アレクサンダー・ペイン
映画館:バウスシアターin吉祥寺
それほど期待していなかったからだろうか、かなり楽しめた。
淡々としたロードムービーなのだが、2回くらい滅茶苦茶面白いシーンがあった。
その笑いのセンスが、どうも広島っぽい、というか、島っぽいというか、他のお客さんはそれほどウケてなかったが、僕はおかしくてたまらなかった。
アメリカ国内では、大爆笑だったに違いない!
2つの内、1つは単純なシーンだったので説明すると:
アル中の父親が、お酒を飲みたくて夜中に宿を抜け出し、なんとか帰ってきたは良いが、入れ歯が無くなっていた。
どこで無くしたか覚えてないが、「おそらく線路の辺り」と言うので、翌日、息子(次男)と一緒に探すことに
『どうせ無理だろう』と思っていたが、奇跡的に息子が発見
正確な台詞は覚えてないので、ご容赦を:
息子:「あった!親父、これ親父の入れ歯だよな?」
親父:「….」(ボンヤリ...)
息子:「いや、やっぱ違った、親父のじゃなかった、ごめん」(そう言って父親の反応を待つが...)
親父:「….」
息子:「なわけないだろう!これ、親父のに決まってるだろう!こんなところに他の人の入れ歯なんてありはしないだろう!」(かなりヒステリックに)
親父:「いや、それは俺のじゃない」(キッパリ!)
息子:「もう!そんなわけないだろう….」(超ヒステリックに)
親父:「ウソよ」
大爆笑。
それまでボケ老人的発言しかしてこなかったのに、いきなり息子より上手のボケ&ツッコミをかましてきたので、意外さも手伝い、おかしさ百倍
これが最初のおかしなシーン。
もう一つの爆笑シーンは、母親と長男も合流した後のかなり後半にある。
こちらはジワジワくる笑いで、ダウンタウンのまっちゃんなら、10秒くらい口を開けたまま、思い切りたれ目にして何も言わず笑ってそうなシーン。
いやー、おかしかった。
久々に家族が一つになったかなり良いシーンの後だったので、たまらないおかしさだった。
こちらは描写するのはとても困難なので割愛します。
おっと失礼、この映画、お笑い映画ではありませぬ。
プログラムに書かれていたコピー:
*******
100万ドルの賞金に当たったと信じ込む父親、
インチキだと知りながらもそっと寄り添う息子。
愛すべき旅の途上でいつしか心と心がつながれていく。
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この言葉通り、心にしみるロードムービーなので、当然そういう良さの方がメインです
「ネブラスカ」と言えば、自分の場合、どうしてもこのジャケットのイメージがある。
そう、ブルース・スプリングスティーンのアルバム「ネブラスカ」。
別にこのアルバムに合わせたわけではないだろうが、カラーではなく全編モノクロだったので、「ネブラスカ」のイメージそのものだった。
BGMはほとんどがアコースティックギターで、世界観は十分出来ていたんだけど、正直、もう少し味わい深いプレイが欲しかったかも
一方、キャストの方は抜群だった!
父親、母親、長男、次男、全員が完璧なキャスト。
中でも母親役を演じたジューン・スキップは、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされていただけのことはあり、光る演技だった。
「もう一回観たい!」と強く思うような作品ではないが、あの後半の爆笑シーンの可笑しさを分析するために、もう一度観ても良いかも