2016年09月08日

ポターからコステロ

昨日は、色々あった。
いつもは時系列に従って書くのだが、今回は時系列を遡る形で最後のコステロのライブから書いてみる
IMG_7652会場は昭和女子大学の人見記念講堂。
昔から音が良いという噂を聞いていたので、一度観てみたかったのだが、なるほど良かった
音だけでなく、客席のスロープがなだらかで空間がゆったりと感じられ、前の列の席と席の間に後ろの席の中心がくるように設計されていて、とても観やすかった。
チケットを購入した時は何も謳ってなかったが、直前になって前座が出演することになった。
"Larkin Poe"という女性二人組のグループで、二人ともギターボーカルなのだが、メインボーカルでない方は主にスライドっぽいギターを弾いていた。
MCで二人は姉妹だと言っていた。(どちらが姉でどちらが妹かは言わなかった
コステロの前座なので英国人かと思いきや、米国はアトランタ出身らしい。
ギターの音をひずませワイルドな雰囲気を出して歌っていたが、素だとカントリーが一番フィットしそうな二人だった。
IMG_7671さてさて、コステロ。
ご覧のようにステージ上に巨大なTVのようなセットが用意されていた。
録音は禁止されていたが、撮影に関しては本番前までOKなのかと思っていたら、本番もOKだった(高性能カメラとフラッシュはNGだったのかと)
開演まで、セットのTVに昔のミュージックビデオが流れ、それを観ているだけでも楽しかった。
本番中は、画面に若かりし姿や曲にまつわる写真が映し出され、コステロは容赦なく超早口の英語でMCをしていた。
初来日の時の写真も映ったりして、面白かった。
が、最初の数曲、はっきり言って、コステロのピッチはかなり酷かった。
ほとんどの音がフラットして、聴いていて、気持ちが悪くなるくらいだった
一応、自分もボーカリストのはしくれとして推察させてもらうと、リハで喉を作らず、本番で少しずつ作っていくことにしたに違いない、と。
ギターのチューニングも悪かったのもあるかもしれないが、最初の30分間は、かなり厳しかった
IMG_7686前回"EX THEATER ROPPONGI"ではバンドを帯同していたが、今回はギター一本での弾き語り。
ギター一本といっても、一度に弾くのが一本というだけで、用意されていたギターの数は7、8本くらいはありました
で、驚いたのが、ピアノ
グランドピアノが用意されていたので、てっきりピアニストがいるんだと思っていたら、コステロ自身が弾き語りを始めたのだ
なんやかんやで7、8曲はやったんじゃないかと思う。
して、腕前はと言うと、そりゃ、エルトンジョンようにはいかないけれど、しっかりピアノを歌わせていた。
アッパレ
ギター弾き語りは、どんなにおざなりにやってもすべてが味になるレベルのパフォーマンスだが、ピアノの弾き語りは、かなりの集中を要する。そして、歌も集中して歌わないといけないだけに、正直、歌はピアノ弾き語りの時の方が出来が良かった
最初のピアノ弾き語りコーナーで、ピッチの不安定さも解消され、喉の調子も8割くらいに整ったのではないかと!
特に"Accidents Will Happen"は秀逸だった。
途中、少し休憩をはさんで、後半は前座で出演した"Larkin Poe"がギターとコーラスで加わった。
IMG_7677最後、あれはアンコールの後だったっけ?
ステージで仁王立ちしていたコステロは、やわらギターからコードを抜きとり、ボーカルマイクもなしで弾き語りを始めたかと思うと(何を歌っていたのか分からない)、そのままステージを降りて客席へと分け入り、一階席の一番後ろまで練り歩いて、大いに会場を盛り上げた
一曲、歌い終わるごとに、歌舞伎役者のようにキメポーズをしたのも楽しかった。
「どうだ!」という雰囲気だけを漂わせ、全身で拍手を浴びる
あれ、ええわぁいつかやってみたい
「聴きたい」と思っていた曲はほぼやってくれて、大満足。
序盤のフラット攻撃はきつかったが、ピアノ弾き語り以降は楽しめた。
ファンとしてはもちろん、それだけでなく自分と似た特性の喉を持つボーカリストとして、とても勉強になるステージだった

さて、ここから時間をさかのぼる。
コステロを観る前に、渋谷のBunkamuraで開催されている『ピーターラビット展』へ行った。
コステロとピーターラビット、何の脈絡もない感じだが、考えてみれば英国つながりか
IMG_7656IMG_7659

IMG_7658この展覧会は、ビアトリクス・ポターの生誕150周年を記念したもので、自費出版した最初の『ピーターラビットのおはなし』(私家版)の原画の他、水彩で描いた絵本シリーズの自筆原画やスケッチを展示している。(写真は展覧会の展示物ではなく、BunkamuraのB1フロアに展示されていたセット)
8月27日にBS朝日で『美しき湖水地方 ピ―タ―ラビットの世界を訪ねる』という番組が放送されたのだが、それも展示場内で上映されていた。
ピーターラビットの主な舞台である英国の湖水地方を訪れたことはないが、『グロースターの仕立屋』の舞台であるグロースターへは行ったことがある。
また、英国のヒルトップ農場を訪れたことはないが、埼玉県のHill Topへは行ったことがある。(こども動物自然公園内『ビアトリクス・ポター資料館』)
今回の展覧会を鑑賞し、ポターの絵や物語を作る才能の素晴らしさにあらためて感服したが、さらに、彼女が英国ナショナルトラストに託して残した彼女の遺産(湖水地方の自然)と、その「残そう」という発想そのものに、あらためて感服した。

IMG_7698英国は産業革命で世界を蹂躙し、他国の自然を多く失わせたのに、ちゃっかり自国の自然は美しいまま残しとるんよね。
本当に呆れるくらい。
150年、いや、300年くらい前と変わらない自然やそれに溶け込んで存在する美しい村々を見ると、日本が失ったものの大きさに気付き、愕然とする。
本当に大切なものって、国よりも、偉大なる一個人の方が守ってくれたりするんよね。
自分はその偉大なる一個人になるようなえらい人物にはなれないが、せめてその大切さに早期に気付き、賛同できるアンテナを持つ人にはなりたいなぁ。
と、『ピーターラビット展』で生き返ることができたが、実はこの前に、僕らは地獄を体験していた。

さらに時間をさかのぼる
13時に妻と吉祥寺の井の頭線の改札で待ち合わせ、渋谷へ。
『ピーターラビット展』を観る前に、ちょいと腹ごしらえをしたのだが、そこで地獄を味わった。

IMG_7655どのお店にするか散々悩んだ挙げ句、Bunkamuraに近いというただそれだけの理由で、ランチをやっていた居酒屋でお昼を食べることにしたのだが、これが信じられないくらい不味かった
凝った料理ではなく、単なる干ものを焼いただけの定食なのに、恐ろしく不味いのだ。
小学生でもこんな下手に作ることはできんぞ
そもそも最初に出された水が臭くて飲めなかった。(おそらくコップ自体が臭かったのかと)
エアコンも効きが悪くて、外より暑いくらいで、本当に地獄だった。
つくづく、人間にとって「食」は大事だなと。
人は、不味いものを食べるとエネルギーを奪われるということを知った。
そして、こんな不幸な目に遭ったのに、まるで罪深いことをしてしまったような嫌な感覚が身体に残り、本当に最悪の気分になった。
そう、昨日はこの最悪の状態から始まったのだ。
しかし、この後、ポターに癒やされ&励まされ、コステロのライブで大いに刺激をもらい、最後の最後、吉祥寺でライブ帰りの又吉くんとバッタリ遭遇するという、超最悪から超ピュアまでの上昇を味わった
最悪のスタートだったのに、まるで今年のカープのように、逆転が待っていた
IMG_7700僕がコステロを楽しんでいた頃、カープはしっかり中日に勝利し、マジックを2とした。
一方、巨人は阪神に連勝し、ここに来て無意味な意地を見せた。
ほんと、阪神の弱さには、あきれるわ。
今日、カープが中日に勝利し、巨人が阪神に負ければ、カープは25年振りのリーグ優勝
しかし、今日を逃すと、明日以降ということになるので、マツダスタジアムでの優勝は難しくなる。
なので、是が非でも、今日は阪神に勝ってもらいたい!
どうせなら、今日カープが勝つ前に、先に巨人に勝ってもらってマジックを1とし、勝利の瞬間=優勝という形になって最終回を迎え、満員のマツダスタジアムの大観衆の前で歓喜の瞬間を味わいたいのぉ

waits2 at 18:37コメント(0)トラックバック(0)コンサート | イベント 

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★吉祥寺Manda-la2★
マンスリーライブ
2017年4月24日(月)
2017年5月19日(金)
ワンマンライブ!
2017年6月16日(金)
Tatsuya 1st シングル
"Fifteen"
15th, Mar, 2015 released
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Tatsuya's 4thアルバム
"Utautai"
13th, Jun, 2014 released
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"Utautai"収録曲
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"Slainte"
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