2018年08月30日

凱旋ライブ@Antique

凱旋ライブ二日目は、3年前と5年前にお世話になった島の幼馴染ナミちゃんのお店Antique
14:30からのスタートということで、主に島在住の従兄弟&従姉妹の皆様が集結することとなりました。
宇品発の最終フェリーは21:35なので、前夜のJUKEでは最後まで観れないので、昼の部のAntiqueの方に集中するのもごもっとも。
そう言えば、野球もナイターは最後まで観れないから、デーゲームしか行かんかったもんなぁ。

8月25日(土)
セットリスト:

P82501191st Set
1.スランチェ(Antiqueのみ)
2.TOM(Antiqueのみ)
3.Ding-Dong
4.こゝろ
5.グラデーション(Antiqueのみ)
6.Mushup of Passanger & All You Need Is Love(Antiqueのみ)
7.C'EST LA VIE(Antiqueのみ)
8.LIMELIGHT
9.once

P82501392nd Set
1.Casa Familia (Solo Piano/Antiqueのみ)
2.羽黒トンボ(Antiqueのみ)
3.春
4.ティア(Antiqueのみ)
5.スーパーヒーロー
6.花を飾ろう
7.Bridge Over Troubled Water(Antiqueのみ)
8.またとない日(Antiqueのみ)

アンコール
1.まわっているのは
2.once(2nd take)

1st Set
1.スランチェ(Antiqueのみ)
歌い始める前に、まず「スランチェ」の意味を説明しました。
この曲の演奏後、再会を祝う乾杯をしたかったからです
P8250133僕は、大勢いる従兄弟&従姉妹の中で下から二番目に若く、子どもの頃は、ただ単にそこにいるだけのオマケのような存在でした。
あまりに親族が沢山いたので、僕には誰が誰で、僕とどういう関係の人なのか、まったく分かっていませんでした。
そのオマケの様な存在だった僕がこの日はホストとして会を進めなければなりません。
50年振りとまではいかないまでも、45年振りくらいに会う方もいらっしゃるので、となるとまずは乾杯でしょう!とこの曲を選びました。
歌い慣れた曲なのでまったく心配していなかったのですが、予想だにしない事が起こったのでした。
それは、去来
P8250132子どもの頃、ただそこにいただけの自分ですが、その方々が作り出す独特の空気のことは覚えていて、その頃の光景が頭の中にハッキリと浮かび始めたのです。
歌っている時、大抵の場合、僕はそういった頭の中の光景を見つめながら歌っているので、歌詞とその光景がシンクロしたりすると、思わず込み上げてくるものがあったりするのです。
スランチェが生まれた舞台はアラン島という島(イニシュマーン島)。
江田島より遙かに小さく、住民も200人くらいしかいないのですが、それでもちゃんとPUBが1件あり、そこを訪れたエピソードを基に僕はこの曲を作りました。
島民がPUBに集っているので、そりゃ重なる部分もたくさんあるわけで...。
アラン島での出来事を歌っていながら、頭の中では、幼い頃の様々な記憶が去来し、そりゃもう大変でした
ちなみに歌い終わった後、僕の飲み物を誰も用意してくれてなかったことに突っ込みを入れてしっかり笑いが取れたのは嬉しかったです

2.TOM(Antiqueのみ)
この曲から又吉くんに登場願いました!
乾杯の後、又吉くんを紹介&登場してもらったのですが、再会と新たなる出会いを祝おうということで乾杯前に紹介すべきでしたね
TOMとは、我が家で飼っていた犬の名前です。
LIFEの5曲目に収録している曲ですが、前日のJUKEでは歌いませんでした。
1曲目の「スランチェ」も歌っていません。
そう、この2daysライブは、両ステージを見てくださる方もいらっしゃるということで、異なるセットリストをご用意させていただきました。
(Antiqueのみ)と書いてある曲がJUKEではやらなかった曲です。
そう言えば、本物のTOMを見たことがある方々の前で歌うのは初めてかぁ。
嬉しいことに、イントロやつなぎで弾くギターフレーズとハモるフレーズを又吉くんが用意してくれたので、即採用させてもらいました

3.Ding-Dong
ユリアちゃんがアンケートに「1番すき」と書いてくれたのは、この日の演奏の後ですが、実は、前日のアンケートでは、
「すてきでした。
 しょうじきすべて1位です。
 どの曲もすばらしいです。」
と書いてくれていました。
全体的な感想です。
にもかかわらず、この日もう1回この曲を聴いて、「やっぱりDing-Dongが1番すき」と書いてくれたというのが嬉しかったりします

P82501344.こゝろ
前日と同じく、この曲が生まれたエピソードと、又吉くんとコラボをするようになった経緯をお話ししました。
ちなみに、宇根くんに囃子を一緒にどうかと打診したところ、「ノーギャラでは引き受けられない」と断られました(It's a joke)

5.グラデーション(Antiqueのみ)
5年前にお隣の山口県から家族でAntiqueにライブを見に来てくれた友人に捧げる曲。
歌う前にそのエピソードを話し、歌い終わった後、その友人が今日も来ていることを話しました。
嬉しいねぇ😊

6. Mushup of Passanger & All You Need Is Love(Antiqueのみ)
オリジナル曲の「パッセイジー」とビートルズの「愛こそはすべて」のマッシュアップ。
親戚の皆様が聞いて「何がなんやらわからん」と戸惑うだけで終わるか、それとも聞き覚えのある曲がチラリと現れるので面白いと思ってもらえるのか、正直、かけでした。
アンケートを見ると、「愛こそはすべて」をご存知の方は楽しんでいただけたようで、ちょっとホッとしました

P82501577.C'EST LA VIE(Antiqueのみ)
本来はこの曲、又吉くんはお休みのはずだったのですが、コール&レスポンスのお手本を歌ってもらうためにステイしてもらいました
全部、突然で、ごめんね&ありがとう又吉くん😊
そうそう、この曲のイントロで大ちゃんが遊んでくれました。
僕はもちろん、お客様も得した気分になりますよね👍
そのお陰か、皆さん、結構大きな声で"C'EST LA VIE"をレスポンスしてくれました

8.LIMELIGHT
チャップリンもキートンも、僕なんかよりご存知の方々に、釈迦に説法ではないですが、一応の説明をして歌いました

9.once
演奏前にしっかり歌唱指導をし、皆さんに歌ってもらいました。
しかし休憩中に親族からある不満が
「達也、暗くて歌詞が見えん
文字の大きさは大丈夫だったのですが、暗くて読めなかった模様。
この言葉に僕は「100%の力が出せなかった」という悔しい思いを抱いていることを感じ取ったのでした
そして、心の中で『アンコールでやるんで、その時はしっかり頼むでい!』と思ったのでした。

2nd Set
P82501701.Casa Familia (Solo Piano/Antiqueのみ)
休憩を挟んで、セカンドステージの1曲目。
大ちゃんの独奏ですが、やられました。
何にやられたって、まずは選曲
今回も選曲はお任せだったので「どの曲をやるのかな?」と思っていたら、”Casa Familia”じゃもん!
この日の邦題とするなら『一族の家』
ほぼ一族向けライブとなっていただけに、これ以上ない選曲。
やられました😁
ほんと、こんな機会でもなければ、こんな素晴らしいピアノの生演奏を聴くことはないと思うので、僕としては、鼻高々な気持ちでプレゼントさせてもらった気分でした
演奏後は「大ちゃーん」と言う歓声も
「あの子は誰の子なんかいの?」
となんとか親族の一人に加えようとする発言も
ありがとう大ちゃん!

P82501852.羽黒トンボ(Antiqueのみ)
子どもの頃の一夏の風景を歌った曲。
もしかして、2日連続でライブをしたのは今回が初めて?
1曲2曲ならあったのかもしれないですが、ワンマンライブを連日というのは長いシンガー生活の中でも初めてかもしれません。
実を言うと、ライブ自体は大丈夫なんですよ。
問題なのは、ライブの後の打ち上げで、調子に乗って喋りまくると、簡単に喉がやられてしまうのです。
その場合、僕にとって難曲となるのは、「羽黒トンボ」のような静かめの曲です。
とりあえず、この日の喉の調子は大丈夫だったものの、この曲に関してはちょっと不安でした。
ところが思いの外、いい感じで歌うことができました!
いやいや、いい感じどころか、これまででベストだったかもしれません
まさに歌わされた感があり、いつもなら気をつけて歌うべきとこも、スルリ&ふわりと描くことができ、自身が羽黒トンボになって、空間を俯瞰しているような感覚を覚えました。

3.春
ここから又吉くんに加わってもらいました。
登場の際には「またよしくーん」、もしくは「わたよしくーん」?という声が飛び交い、こちらも親族に引き込む勢い
恐るべし丸本ファミリー。
で、演奏はどうだったの?
もちろん、この曲はもはや鉄板ですね

P82501844.ティア(Antiqueのみ)
前日のJUKEでは「二人は」を歌ってもらいましたが、こちらのアットホームライブの方では「ティア」をお願いしました。
大正解でしたね
歌う前に、"ティア"が「叔母」と言う意味であることの説明もしっかりしてくれて、親族の皆様に又吉くんの歌が染み渡っていくのが僕にはハッキリと見えました。
又吉くん、ありがとうね!

5.スーパーヒーロー
少年に帰らせていただきました。
ちょっと残念だったのは、もしかすると、僕はギターのボリュームをゼロにしていたかもです
ま、ストロークなので、生音でもなんとかもったとは思うのですが
衣笠に捧げるこの歌と次の「花を飾ろう」の間にはMCを挟みませんでした。

6.花を飾ろう
心を込めてたっぷりと歌わせてもらいました

7.Bridge Over Troubled Water(Antiqueのみ)
ここで一曲ほどカバーを歌わせてもらいました
MCで話したのですが、子どもの頃、よく「よばれ」で本家の丸本のお宅にお邪魔していました。
「よばれ」って、当時も今もよく分かっていないのですが、一般的な法事にしては頻度が高かったので、月命日か何かだったのかなぁ?本当によく「お呼ばれ」されていました。
そんな風に「よばれ」で本家にお邪魔したある日、従兄弟の泰造兄ちゃんがピアノでこの曲を弾いてくれたのでした。(この日も来てくれていました!)
玄関を入って左手の和室にあったアップライトピアノで奏でられたあの前奏の美しさにとっても感動したのを今でも覚えていて、あの感動体験が音楽を始めるきっかけだったかもしれない、と言うイイ話をしたのに、親族たちはワイワイガヤガヤ😁
「ええ話をしよるのに、あんたら聞きんさいや!」
と切串弁で思いっ切り突っ込んで笑いを取らせてもらいました
そのエピソードを話したくて、セットリストにねじ込ませてもらったわけです。
今年3月の春のスペシャルライブで、大ちゃんがこの曲をセレクトしてくれて、そのお陰でこの日の直前リハだけで歌うことができました。
僕の中では、「ここに繋がっていたかぁ」という感慨が密かにありました。
ほんと、ありがとう、大ちゃん、又吉くん😁

mawa18.またとない日(Antiqueのみ)
本当に久し振りに歌いました。
この曲を選んだのは、まさにこの日が「またとない日」になるのではないかと思ったからです。
次回凱旋ライブがいつになるか分からないし、その時に今回のようにたくさんの親族が集合できるか分かりませんよね。
今回のライブ@Antiqueは、まるでライブfor親族の様子を見てもらうようなライブだったので、島民以外のお客様を別の意味で"お客さん"にならせてしまったかもしれないので申し訳ないような気がしたのですが、「貴重なライブに立ち会えた」と思っていただけたなら幸いでございます
色んな意味で「またとない日」として楽しんでいただけたことを願うばかりでございます。
それにしても大ちゃんのピアノソロ、カッコよかったよね!!
だからでしょう、アンケートでは、かなり人気がありました!
久し振りにやった甲斐がありましたね!

アンコール
mawa21.まわっているのは
この頃には親族の皆さんも、"もうすぐ終わりだ"と元気になってきていたと思います
「元気に?」
そう、ライブも楽しいけど、もっと楽しいのはライブの後のお喋りですからね
早くお喋りに突入したいと言う空気が溢れていました
だからと言うわけではありませんが、「まわっているのは」の赤いスカーフがまわるのが早い早い
回転が速いわけではなく、まわし始めるタイミングが超早くて😁
mawa3
普通、スカーフがまわってきても、周りの様子を見てそれに合わせようとしますが、やはり個性派集団の丸本ファミリーは違いますね。前奏の段階で全開で回り始めました😁
結構、真面目な曲なのに、僕はもう可笑しくて、笑いながら歌いました😁
皆さん、どんな気持ちでまわしていたのでしょう....
「なんかわからんが、まわせー言うけぇまわした」
のだと思うのですが、
mawa4
「面倒臭い」とか、「自分らしくないことはしたくない」とか、そんなことより、「達也を盛り上げちゃろうじゃないか」という気持ちが感じられ、そこはやはり身内の愛を感じたのでありました
ありがたや、ありがたや

2.once
一度目の"once"で燃え尽きることができなかったという方が多いだろうとの読みで、2回目をご用意しておりました。
暗くて歌詞が見えなかったという声を受け、ナミちゃんがちゃんと照明を明るくしてくれました!
これでもう言い訳はできませんよ
という事で、再度、onceを皆で歌いました。
歌詞をテーブルに置き、両手で手拍子を打ちながら、楽しそうに歌っている姿を見て、僕自身、とても幸せな気持ちになりました。
ありがとうございます

以上、ライブ@Antiqueでした。
まさにこの日、ここでしか体験できないライブになったかと思います。
今回、3月リリースの"once"と6月リリースの"LIFE"をひっさげて凱旋ライブに臨んだわけですが、それ以外にもたくさんのCDをご用意させていただきました。
しかしながら、あまりに多いと、どれを買って良いのかわからない。
で、今回ハッとしたのが、「達也が写ってるのがええ」と、ジャケットを決め手に買ってくださった方が多かったことです。
しかしながら、僕がジャケットに写っているCDなんかありません。
onceback....と思っていたら、"once"の裏ジャケットに3人が写っている写真を使っているではありませんか!!
なるほど、そういう判断もあるのかと、今回、勉強させてもらいました

ということで、この度、遠路遙々駆けつけてくれた山口夫妻、スーパーサポーターの「お」さん、台風を吹き飛ばしてくれたTaeちゃん、グラデーションを歌わせてくれた竜次、ボックスシートで背後から応援してくれた高校時代の友人唐っつあん&大室、とにかく盛り上げてくれた親族の皆々様、こちらの都合にすべて合わせてくれたAntiqueのナミちゃん、音響だけでなくお花の準備や撮影をしてくれた宇根ファミリー&浩、徹夜で一緒に準備をしてくれた妻、そして、素晴らしい演奏で僕の大切な皆さんをエンターテインしてくれた大ちゃん、又吉くん、本当にありがとうございました
この日、および前日のLIVE JUKEにお集まりいただいた皆様に、心より感謝申し上げます
"once"をリリースした今年3月のスペシャルライブの後、広島凱旋ライブを決めたわけですが、6月は"LIFE"リリースワンマンライブ、7月はボランティア帰省と怒濤の忙しさで、この凱旋ライブを乗り切る気力&体力が残っているのか不安でしたが、LIVE JUKEとAntiqueで見せてもらった皆様の笑顔が、僕に無限のエネルギーを与えてくれました。
次の凱旋ライブがいつになるのか、まったく分かりませんが、またの機会がありましたら、是非また、皆さんの素晴らしい笑顔を見せてください。
ありがとうございました

waits2 at 23:16コメント(2)ライブ感想 | 広島 

コメント一覧

1. Posted by お   2018年09月01日 01:48
LIVEがよみがえるレポ、ありがとうございます!
JUKEでは、夜景に浮かぶ江田島に見守られるかのようなまさに凱旋LIVE、雰囲気も最高で盛り上がり良い時間でした。広島在住の初めてお話する方と楽しく交流もできまして、とてもうれしく思いました。

丸本さん作「好きなところへ」という私の大好きな曲があります。Antiqueではまさにこれがその世界観なのだわ!と感じるようなこの曲に描かれているかもしれない暖かい故郷・切串のスピリットを存分に感じさせていただきました。「まわっているのは」で冒頭から布がまわった光景は最高!
「好きなところへ」もまたLIVEで聴けたらうれしいです。

TOMは「ドーベルマン」だった、という幼馴染の方ならではの貴重な目撃情報?を客席で伺うことができたのもやはり故郷LIVEならではでした。

「またとない日」思わずいっしょに歌っちゃってました。広島の一期一会の楽しいLIVEに感謝の気持ち満タンでした。赤布などのグッズを他のお客さんに強制?するのもどんなんだろう〜?と考えることもあるのですがそれよりも盛り上がりたい、ここは歌詞にあるごとく「こわいのはなにもしないこと〜♪」だと悔いのない人生を歩みます(笑)。

2. Posted by Tatsuya   2018年09月01日 16:48
「お」さん、コメントありがとうございます😊
凱旋ライブでの、15、スカーフ、ありがとうございました!
楽しんでいただけたという事で、何よりでございます!
毎月のライブに、凱旋ライブもJUKEとAntiqueの両方と、全ての目撃者!正に生き証人でございますね^ ^
有り難や、ほんと有り難やでございます。
各曲の意味合いも、より深く理解していただけてるようで、嬉しい限りです!
そうですね、「好きなところへ」がありましたね!
5年前のAntiqueでやったと記憶してますが、今回も相応しい機会だったですね!
正直、今回の凱旋ライブ、お客様の入りがとても不安だったのですが、幸い沢山の方に来ていただき、「お」さんのお陰で、東京でのライブと同じ様な空気も作っていただき、大変心強かったです!
これからも毎月、良い曲をひねり出して行きたいと思いますので、よろしくお願いします。
因みに、「お」さんが聞けなかった先月の新曲も歌うと思いますので🤗

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2024年5月8日(水)
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"FUN"
14th, Jun, 2022 released
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