2018年11月25日

映画「ボヘミアンラプソディ」

映画「ボヘミアンラプソディ」を観た。
bohe
原題:Bohemian Rhapsody
邦題:ボヘミアンラプソディ
監督:ブライアン・シンガー
出演:ラミ・マレック
劇場:吉祥寺オデヲン

この映画がやって来ることを知った時、「クイーンファンは観るだろうけど、その他、どういった層が観るのだろう?」と不安に思っていた。別に僕が心配する必要はないのだが、やたらテレビCMを打っていたので「大丈夫か?」と
ところがどっこい、大人気
他の劇場も検討したが、どこも満席でチケットが取れなかった。
凄いなぁ。
年齢層としては、自分と同年代の方がメインだろうと思っていたが、あらゆる世代が均等にいたような気がする。
クイーンというバンドは、カテゴライズが難しい。
もちろん、ざっくり言えば、"ロック"ということになるのだろうが、英国を代表する伝説的なロックバンドでありながら、ブリティッシュロックというカテゴライズにはめるには違和感を覚える
そう、何というか、クイーンは、クイーンでしかないのだ
クイーンの音楽はどうも核のようなものが見当たらない。何というか、イタリアの伝統工芸のマーブル紙みたいに、4人の波紋がぶつかり合って最終的なアウトプットになるので、この4人でしかできないだけでなく、本人たちですらどうなるか分からないものを作っていた。
今でこそクイーンは偉大なバンドとされているが、最も売れていた頃でも、色物的な目で見られていたところがあった。また、「どこどこサウンドの影響を受けている」とか、「ロックスピリットがどうの」とか、そういったところから語って理解できるような存在でもない
僕も、好きな曲はたくさんあるし、『あんな風に歌えたらさぞかし気持ちが良いだろうなぁ』とは思っても、『あんな風になりたい!』と憧れたことはない
だって、彼以外には無理じゃもん。
そんな特異な存在、それがクイーンだ。
ただ、本国英国で認められるよりも先に、日本で人気が出たのはちょっと嬉しい。
そういったところを映画の中でも取り上げていたら日本のファンはもっと嬉しかったろうに....
ということで、そろそろ映画の話をしませう
ode率直な感想としては、最初から最後まで楽しませてもいました
2時間以上の作品だったのに、あっという間だった。
もちろん、「そこをもっと丁寧に描いてよぉ」と思うようなとこもあったりするが、基本、出演者の皆さんが超本気で頑張っているのが伝わってきたので、好意的に観ることができた。
ブライアン・メイやロジャー・テイラーの協力はでかいね。
最後の"LIVE AID"(1985)が開催された時、僕はニューヨークに住んでいた。
テレビでライブ中継を観た覚えはあるが、メインの中継はフィラデルフィアのJFKスタジアムの方だったと思うので、もしかしたらクイーンのステージは生では観てないのかも(フィルコリンズが両方のステージに出演するため、ウェンブリー・スタジアム出演の後、コンコルドで移動する様子を中継していたのはしっかり覚えている)。
ただ、クイーンの出演を知った時、僕は「え?出るの?」と驚いた。
というのも、LIVE AIDの前に英国のアーティストたちがチャリティソングとして発表した”Do they know it’s Christmas?”にクイーンは参加していなかったし、メッセージを送るだけのメンバーの中にも入っていなかった。なので、そう言った社会的な動きに対して無関心?もしくは警戒心が強いのかな?と思っていた。また、この頃、バンドとしての活動もあまり耳にしていなかったし。
しかし、LIVE AIDのステージで観た彼らは超やる気満々だったので、「え!?そうなの?!」とかなり驚いたのを覚えている
今回この映画を観て、出演に至るまでの経緯を知り、「なるほど、そうだったからか」と僕は個人的にかなり合点がいった。はっきり言って、4人にとってLIVE AIDは、本来の目的云々は正直どうでもよくて、4人のリユニオンを確認し合うステージだったのだ。
だからあんなにやる気満々だったのね!!
また、フレディに関する暴露騒動がどんなものだったのか、極東の日本には詳しく伝わってなかったので、そっちの面を知ることが出来たのも良かった。
RenderedImage昨日、11月24日は偶然にもフレディの命日だった。
そして、オデヲンの午後5時半からの上映は、「応援上映」の回だった。
「応援上映?」
はい、これは上映中、観客がフレディと一緒に歌ったり、手拍子をしたりと音を出して楽しんで良いという回だ。
他の回を観てないので分からないが、一緒に歌って欲しいような場面では、スクリーン下に歌詞が表示された。
なかなか歌う方はいなかったが、拍手や手拍子は、後半に行くに従って大きくなっていった。
その他、めでたい場面では、「おめでとう」という声がスクリーンに向けて発せられたりして、応援上映、なかなか楽しかった。
エンドロールで”Don’t stop me now”をsing along出来ていたのは僕くらいだったかな(喉が治っていればもっと大きな声で歌っても良かったのだが、マスクをした状態で呟く程度にしときました
この映画の主役は、クイーンではなくフレディ・マーキュリー。
自信家ではあるが、精神的には不安定。
アーティストとしての才能に恵まれ、成功も手に入れることはできたが、彼は多くの人と共有できない苦悩を抱え、孤独な戦いをずっと続けていたのかと思うと、切ない気持ちになる。
フレディは、ゲイ、もしくはバイセクシュアルと自覚し、社会的認知として超マイノリティだったあの時代、彼が抱いていたであろう満たされない感は相当なものだったと思う。
We are the championsの”We”は、クイーンのメンバーではなく、我々生きているすべての人間ということになっているが、作曲時、この言葉を選んだフレディの正直な気持ちは、LGBTの方々だったのではないかと僕は想像する。
「あのWeは全人類」と普通に感じられる日が早く訪れると良いなと思います。
出来るだけ冷静な、ちょっと突き放したような切り口でこれを書いたが、単純に最初から最後までワクワクしながら観れたのが何より良かった。
サウンドトラックも頑張っていた
フレディの声は、フレディ本人の声の他、ラミ、その他のシンガーの声を混ぜて作っていたようだが、「ここは本物のフレディの声!」と確実に聴き分けられた箇所はほんとゾクゾクした
最後にプログラムに載っていたブライアン・メイの言葉を紹介しておきたい:
「ラミとルーシー、それに若者たちがとてつもない演技を見せてくれる。実物よりもずっと立派だ」
いい褒め言葉じゃね


waits2 at 23:40コメント(0)映画  

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