2019年07月11日

カナダ大使館オスカー・ピーターソン シアターにて

この月曜日(8日)に、カナダ大使館を訪れた。
大使館の地下2階ロビーに、オスカー・ピーターソン シアターと言う可愛いホールがあり、そのホールで開催されたカナダ人作家のアレクサンダー・マクラウドさんとドリアン助川さんの対談を観るためだ。
この対談の司会を大学の恩師が務めるということで、妻が誘われ、僕も誘われ、行くことに。
つい先月「あん」を読み、読んだその日に映画を観たばっかりなので、我が家でドリアンさんはとてもホットな存在だった。
メイントピックは、マクラウドさんをはじめとする現代のカナダ人作家たちの活躍ぶりと特徴の紹介なのだが、ドリアンさんの「あん」が出版されるまでの裏話が聞けたのも良かった。
「あん」は当初、大きな出版社から出るはずだったのだが、最終的にそこではボツにされたと言う。
理由は、ハンセン病を取り扱うセンシティブな内容だけに、様々な方面からの批判を恐れたからのようだ。
しかし、捨てる出版社あれば、拾う出版社ありで、最終的にはポプラ社から上梓された。
ドリアンさんは国家と言う大物の黒い部分に挑み掛かったわけだが、マクラウドさんは日常に潜む黒い部分に分け入っていると言う。
対談は英語と日本語で行われるので、同時通訳が聴ける携帯イヤホンが用意されていた。
通訳を介しての対談って難しいだろうにと思っていたが、伝えるべきポイントを理解している者同士だからだろうか、思いの外、スムーズに語り合っていた。
そのくらい通訳さんたちが頑張っていたのだろう。
canadaそれにしても、ドリアンさんの話は面白かった。
話し上手であると同時に聞き上手、と言うか、引き出し上手だった。
世に講演会というのは数多く開催されているようだが、観るのは今回が初めてだった。
もっとも今回は対談で、講演とは異なるのだろうが、ライブならではの面白さは、講演より対談の方が向いているような気がした。
睡眠不足だったので、正直、寝るかもという不安があったのだが、本当にあっという間の2時間だった。
先生ともご挨拶でき、ドリアンさんとは写真も撮っていただいた。
写真を撮ってもらった時、ドリアンさんに話そうかどうか迷ったが、結局、何も話さなかった。
何を迷ったかと言うと、今から30年くらい前、マンダラ2ではなく、本家のマンダラの方に僕がバンドで出演していた頃、福島泰樹さんと言う方が毎月10日に「短歌絶叫コンサート」というライブを開催していたのだが、そのライブを観にドリアンさんがよくいらしていたので、何回か遭遇したことがあることを話したかったのだが、ドリアンさんは全然覚えてないだろうし、説明が長くなるので止めといた
そうそう、オスカーピーターソンって、カナダ人だったのね

waits2 at 09:16コメント(0)イベント  

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