映画

2023年10月21日

IMG_0461昨日、映画『ロスト・キング500年越しの運命』を鑑賞した。

原題:The Lost King
邦題:ロスト・キング500年越しの運命
監督:スティーブン・フリアーズ
10月20日@TOHOシネマズ シャンテ(16:00〜)

リチャード三世については詳しくは知らなかったものの、遺骨が発掘されたというニュースは覚えている。
結構近い過去と思っていたら、リチャード三世らしき遺骨が発掘されたのが2012年9月と、なんと10年以上も前だった。

ふりっぱ映画の終盤、リチャード三世が再埋葬されるシーンがあるのだが、そこに異様な存在感と既視感を感じる女性がチラリと映った。
「ん?なんか見たことがある人がいたぞ...誰だ?...あ!フィリッパ・ラングレーさんだ!」
そう、主人公本人のフィリッパさんがカメオ出演していたのだ。
映画を鑑賞する前に、チラと映画の公式サイトを観ていたので、彼女と気付くことができたのだ。
映画プログラムには、彼女が撮影現場を訪れたことは書かれているが、カメオ出演していることは書かれていないので、気付いた人はかなりレアかとw
さて、感想は、一言、「面白かった!」。
実話だということが一番大きいだろう。
本当に奇跡のような話だから。
俳優たちの演技も良かった。
映画ならではの演出(主人公だけが見えるリチャード三世の亡霊等)も、適量だったのではないかと思う。
ある意味、結末はわかっているのに、最後までドキドキハラハラさせ、カタルシスも感じさせてくれたのだから、脚本も演出も良かったということだろう。
「これ観たいな」と思いつつもあっという間に時間が経ち、「もうやってないか」と半分諦めかけていたら、日比谷でまだやっていた....
「諦めてはいけない」という映画だった

waits2 at 21:22コメント(0) 

2023年07月31日

先々週鑑賞した映画『君たちはどう生きるか』について、ネタバレでない言葉で。
IMG_0065
原題:君たちはどう生きるか
監督:宮駿
公開日:7月14日
鑑賞日:7月21日
映画館:吉祥寺オデヲン

「風立ちぬ」以来10年振りの宮監督作品となると、観ないわけにはいかない。
今回の最大の特徴は、事前プロモーションがほとんど皆無だったところ。
ストーリーはもちろん、キャストなどの情報も一切公開前に明かされなかった。
ある意味、興行的には賭けなわけだけど、まったく問題なく多くの方が足を運んでいるようだ。
しかしながら、反応はというと、"大絶賛!"とまではいってないようだ。
たしかに、難解ではある。
ただ、どうなんだろう、分かる分からない、面白い面白くない、色々意見はあるかと思いますが、できるだけプレーンな気持ちでこの作品の世界観に浸ることを目的に鑑賞するのが一番得な観方なんじゃないかと思います。
だからこその"ノープロモーション"
もちろん、「これまでの宮作品で一番面白かった!」という声もあります。
自分でもよくわからないものを好きなように創っていけるってアーティストって、幸せなよね。
次作も期待しています!
なお、『君たちはどう生きるか』という同名の小説がありますが、決してこれが原作というわけではありません。縁もゆかりもないわけではありませんが、原作ではないかと。
IMG_0068そうそう、今回の「宣伝しない」の徹底ぶりは凄いもので、なんと劇場パンフレット、まだ発売されていませんでした。
これは7月14日まで印刷&製本関連のところから情報が漏れないようにとの計らいかと。
とまぁ、ここまで"事前情報なし"をオススメされているので、それに従うのがよろしいかと。
「宮作品」ということ以外何も知らない状態で劇場の椅子に座る上映前のワクワク感、是非お楽しみください。
もしかすると、まずは何もない状態で観て、気になるところを確認するためにもう一度、いや、さらにもう一度観てもらおう!というのが、鈴木プロデューサーの狙いかも?
そうそう、エンディングで流れる主題歌の音量がやたら小さかったのですが、あれは劇場のせいなのか、作りとしてそうだったのか、既に他の劇場で観た方、これから観る方、教えてください
あと一つ、唯一のネタバレ?w
滝沢カレンが本作で声優デビューしていました。
これは曖昧な記憶なのですが、以前、何かのバラエティ番組で、宮監督の作品に出演するのが夢、とカレンちゃんが言っていたのです。
木霊の声のような端役で良いので、みたいなことを言っていたような...
夢が実現して本当に良かったね!

そうそう、劇場にこれがありました。
IMG_0067たしか、ロケ地、広島なんですよね?
楽しみ。

waits2 at 15:30コメント(0) 

2023年02月07日

岡田斗司夫さんがアップしていた「イニシェリン島の精霊」のレビューがあまりにも秀逸なので、共有させていただきます。





waits2 at 19:23コメント(0) 

2023年02月03日

IMG_9437映画『イニシェリン島の精霊』を鑑賞。
原題:The Banshees of Inisherin
邦題:イニシェリン島の精霊
監督:マーティン・マクドナー
1月27日@吉祥寺オデヲン(12:40〜)

公開初日に鑑賞した。
アカデミー賞の作品賞や監督賞、主演男優賞等、主要8部門で9ノミネートされている中々の注目作品のようだ。
舞台は今からちょうど100年前のアイルランドの西海岸沖にあるイニシェリン島という小さな島。
(主要ロケ地はアラン島で一番大きな島であるイニシュモア島)
ある日突然、主人公のパードリックは長年の友人であるコルムから絶縁宣告を受ける。
理由は不明。
それを察するエピソードシーンもない。
かと言って、謎解き作品ではない。
コルムは自ら作曲もするフィドラー(バイオリン弾き)でいわゆる芸術家、パードリックはこれといった取り柄のない凡人。
どうやらコルムは、自分の残りの人生を有意義に生きていきたいと強烈に感じ、そのためにパードリックとの無駄なお喋りに時間を費やすことを止めることを決心したようだ。
しかも、もしもパードリックが自分に話しかけてきたら、"自らの指を一本ずつ切除する"という超自虐的な脅しでもって絶交を宣言した。
日々、パブでのくだらないお喋りで幸せを感じてきたパードリックは、戸惑うばかり...

IMG_9440IMG_9441

パードリックにも、コルムにも、誰もが頷くことができるのではないだろうか。
作品としても、二人のどちらか一方が正しいという主張はしない。
そう、いわゆる不条理劇だ。
実際この作品は、アラン諸島を舞台にした3部作の内、唯一上演に至らなかったお芝居の一つらしく、確かに舞台っぽさが多分に感じられた。
それにしても、「あの死は必要だったのか?」といった疑問もあったりするが、とにかく色々考えてもらうことがこの作品の目的とも言えるだろう。

IMG_9442この映画を観たのは、23日(月)のライブの4日後の金曜日(27日)だけに、作品の中に出て来る「悪意」という言葉にピクリとなった。
映画だけでなく、プログラムの中にも「悪意」についての言及がある。
うんうん、来てるねぇ、来てる

で、実は悩んでいることがある。
それは、新曲のタイトル。
最終的に「柊」(ヒイラギ)というタイトルで新曲披露をしたものの、「悪意」という言葉をきっかけに生まれた曲だけに、「悪意」の方が良かったのではないかと。「悪女」という曲もあるし。
ただ、「悪女」に比べ「悪意」はマイナスなイメージが強い。もしかするとあの曲の影響で「悪女」のイメージがマイルドになったのかもしれないが...もしそうなら凄い。
ということで、ここで歌詞をアップ:IMG_9431
さて、どうなんでしょう、悪意って消せないものなんでしょうかね。
世の中から犯罪が無くならないのと同じくらい"絶対無理"と多くの方が思っていることでしょう。
しかし「マウントの件」もあるしなぁとも思う。
 ん?"マウント"?
はい、『あの人はすぐ"マウント"してくるよね』とかの「マウント」です。
サル山でボス争いが行われるのと同じように、人間社会でもマウントを取り合うのは当たり前だったはずなのに、気がつけば「マウント=罪なる行為」という社会通念が構築され、あっという間に日本中に広まっていった。
ただ、「ほらマウントしてきた」と軽蔑する視線もまた立派なマウントのような気もするのだが...
それはともかく具体的な行為や発言がなくても「マウント」を感知し、悪のレッテルを貼りつけることができるのなら、「悪意」の感知なんてもっと簡単だろう。
ポイントは、「かっこ悪い」とか「ダサい」という感覚。
おそらく法律よりも、「かっこ悪い」や「ダサい」と思われたくないという意識の方が取り締まり力が強いような気がする...日本だけか!?
いわゆる「罪の文化、恥の文化」の話に近いところがあるかもしれないが、法は行政が関わる必要があるが、恥の適用範囲は、世間の空気で自由に変更できるのなら、上手に活用していけばいい。
ちなみに法治国家とは:
人の本性を悪であるとし、人の善性に期待せず、徳治主義を排斥して、法律の強制によって人民を統治しようとする法治主義によって統治される国家のこと。
と定義されているようだが(Wiki)、「人の本性を悪であるとし」という仮定も、もう古くない?
人類が進化すれば、必要な法令は4つくらいの社会になるとどこかで聞いたことがあるが、そろそろ本気で進化していこうやw
もしも悪意が消えたなら、かなり過ごしやすい社会になるような気がするのだが、「悪いニュースがなくなると物が売れなくなる」と文句を言う輩もいるかもしれない
あるいは、羊ばかりが住んでいる国だと、あっという間に悪意ある異邦人に蹂躙されてしまうと心配する輩もいるか?
さて、新曲のタイトル。
「柊」のままか、「悪意」に変更するか!?
次回の演奏機会に発表したいと思います

waits2 at 20:12コメント(0) 

2022年12月23日

IMG_9302昨夜、映画「ザリガニの鳴くところ」を観た@TOHOシネマズ六本木ヒルズ
自分は読んでいないが、妻は原作を読んでいたので、鑑賞後、映画との違いを話せたのも良かった。
原題は、
"Where the crawdads sing"
"crawdad"の発音を確認するためGoogle翻訳に入力してみたところ、訳語に「クローダッド」と表示された。
ん?どうして「ザリガニ」と出ないのだ?
試しに日本語に「ザリガニ」と入力すると、"crawfish"と表示された。
ここでようやく気付いた。
邦題は「ザリガニ」でも何でもかまわないが、英語は"crawfish"ではなく、"crawdads"でなければならないのだ。
"craw"と"dad"「爪」と「父」を含んだ"crawdads"でなければ。
本作が米国で500万部以上も売れたのは、それだけDVが身近で深刻な社会問題であるということだろう。

waits2 at 11:56コメント(0) 

2022年12月09日

大忙しのこの日、まずは、"World Breakfast All Day"でランチをいただいた。

IMG_9261IMG_9260

IMG_9255IMG_9254

続いては、吉祥寺アップリンクで映画"John Lennon”を鑑賞。
ジョンの生い立ちにフォーカスした作品。

5A72776E-E3F2-432D-B45D-576878F0AAF86FC088AD-76E6-4EC7-A65F-62605B5A6962

59A3142F-B1B9-4C9E-84BA-90D3FB4ED1FBIMG_9264
午後1時半からの回を観たが、満席だった。
客層の平均年齢が異常に高かった

なぜかパルコで椅子を買ってから、三鷹へ
バスが来ないのでタクシーで帰宅。
フォルクスワーゲンのディーラーへ、ゴルフ最後のドライブ

IMG_92694台ゴルフを乗り継いだ後、今回はPOLO
車幅はゴルフより5センチ狭いが、最初に乗ったゴルフと同じサイズらしく、しっかり3ナンバー。
前のゴルフがディーゼルエンジンだったこともあり、かなり静かに感じる。
そして、軽快。
前のゴルフにもACCはあったが、この新型POLOにはさらに進化したトラベルアシストが装備されている。
遠乗りが楽しみだ。
CDプレイヤーやSDカードスロットが無くなったのは残念だが、USBタイプCジャックにSDカードリーダーを接続したところ、認識してくれた!
ただし、ジャケット写真が表示されないものもあったので、ファイル形式、あるいはサイズ、縦横比を変更する必要があるかと。

waits2 at 23:26コメント(0) 

2022年08月12日

ようやく観ることができた!

stargirl

「スターガール」と「ゲット・バック」
いや、正確には、「スターガール」は観たのだが、「ゲット・バック」の方はまだ途中(イッキ見する時間がなくて)
そう、Disney+(ディズニープラス)と契約しました
というのは嘘で、6ヶ月間無料サービス期間中
IMG_8537我が家は随分前からJCOMと契約しているのだが(正確には契約していたケーブルテレビがJCOMに吸収合併された)、先日(8日)、BS4Kが視聴でき、Disney+ (ディズニープラス) 6ヶ月無料サービスが付いてくるトップボックスとの交換工事をしてもらったのだ。

記録として導入経緯を書いておくと:
我が家のテレビは、画面の解像度的には4K映像を映すことはできるのだが、4Kチューナーは搭載されていない。
また、Amazonのプライムビデオはダイレクト視聴できるものの、Disney+(ディズニープラス)は(もし契約したとしても)タブレットからの転送でしか映せない。
テレビを買い換えることなくこれらの問題を一気に解決できるのが、ケーブルテレビのトップボックス(チューナー)の交換というわけだ
また、幸いなことに、マンションの組合とJCOMとの契約内容の変更が4月くらいにあったのだが、周知はされていたものの我が家は書類に目を通してなかったので、今回の問い合わせ&依頼で基本料金が安くなることも判明
正直、Disney+(ディズニープラス)には、「スターガール」と「ゲット・バック」の他に自分にとって魅力的なコンテツはない。
なので、半年後には解約すると思われるのだが、昨晩、「スターガール」を視聴した後、こんなものが表示された

hollywood「スターガール」の続編だ。
今年の6月に配信開始した模様。
原作の方も「スターガール」の続編として「ラブ、スターガール」が出版されているが、予告編を観たところ、どうやらまったく違う内容のようだった。
だとしても、もちろん観るつもり!

さて、映画「スターガール」の感想はと言うと、「良かった」
ただ、原作を読んでいたので様々な場面を頭の中で好意的に補完&解釈することができただけで、読んでいなかったら、微妙に伝わり難い部分が多々ある作品だったかもしれない。
もちろん、原作と異なる部分への違和感や「あそこを描いて欲しかった!」という思いもあったりするが、かえってこちら(映画)の方がスッキリして良いと感じる部分もあったりした。
主演のスターガールを演じたグレース・ヴァンダーウォールは、ドンピシャなキャスティングだった。
原作出版後、映画化の話が何度も流れ、ようやく実現したわけだが、この役は彼女以外考えられないので、彼女の登場を待った甲斐があったというものだ。
で、超残念だったのは、吹替版だったこと
字幕版を観たいなぁ。(タブレットでの言語の変更方法はわかったけど、テレビの方は...)
あ、そうそう、最後にグレース・ヴァンダーウォールバージョンの"Give Me Love"(ジョージ・ハリスン)が流れて来たのには驚いた!



カワイイ映画。

waits2 at 10:21コメント(0) 

2022年07月08日

朝一番で散髪へ
9時半くらいから切られ始めたのだが、終わったのが11時過ぎ。
2時間以上のたっぷりの浮世床
この日オープンしたというご近所のカフェでサンドイッチを買って帰っている車内で、ショッキングなニュースを知った。
それについては書かないでおく。
(今日はそのニュース一色)

映画を観に行こうかと思っていたのだが、大人しく家でプライム・ビデオを観ることに

IMG_2271邦題:「カセットテープ・ダイアリーズ」
原題:Blinded by the Light
2019年の英国映画。

主人公はブルース・スプリングスティーンの歌に救われ、導かれ、"明日なき暴走"を始めたパキスタン系英国人のティーンエイジャー。
スプリングスティーンの長編ミュージックビデオか?と言うくらい、カバーではなくオリジナル音源のオンパレード。
舞台は1987年なので、スプリングスティーンの人気全盛期というわけではない。
しかし、主人公のハートにはぶっ刺さり。
とてもカワイイ青春映画で、実話。
ま、実話じゃないと、こんな映画作らないか
間違いなくスプリングスティーンもこの映画を観たと思うが、嬉しかっただろうなぁ。

waits2 at 19:42コメント(0) 

2022年06月25日

きっと昨日、アマゾンプライムで見つけた「きっと、うまくいく」を観た。
あまりに評判が良かったので、期待してしまったのがいけなかったのか、いま一つだった
もちろん、インド映画であるということは十分承知していたのに...
やはり期待しないで観るのなら、楽しめるのではないかと思います

waits2 at 18:52コメント(0) 

2022年05月14日

昨日は『ローマの休日』を、今日は『E.T.』をテレビで観た。
懐かしくて、面白い作品をニ夜連続で


waits2 at 22:53コメント(0) 

2022年04月09日

2022-04-08 16.31.52昨日は、「ベルファスト」のプログラムを買うためだけに、TOHOシネマズ府中へ行った。
(映画は吉祥寺プラザで観たのだが、プログラムは売り切れだったのだ。)
観たい映画があれば観たのだけど、今のラインナップは今ひとつだったので
帰りに伊勢丹で買い物でもしようかなと思っていたのだが、伊勢丹府中店は2019年(令和元年)9月30日に閉店していた。
跡地は、ミッテン府中というショッピングセンターになっていた。
そうか、2年以上も行ってなかったのか。
ちなみに、TOHOシネマズ 府中で最後に観た映画は「ラ・ラ・ランド」だった。


waits2 at 20:35コメント(0) 

2022年04月01日

IMG_8063 Large映画『ベルファスト』を鑑賞
原題:BELFAST
邦題:ベルファスト
監督、製作、脚本:ケネス・ブラナー
@吉祥寺プラザ(16:40〜)

ケネス・ブラナー監督の自伝的映画で、一言で言うならば、ベルファスト版『三丁目の夕日』。
といっても、北アイルランド紛争が始まった1960年代後半のベルファストが舞台なので、呑気な空気はなく物騒な出来事が頻発するのだが、郷愁を持って描かれているからだろう愛らしく感じた。
個人的には「サンダーバード」が出てきたのが嬉しかった
そして、"Biological"のワンフレーズで笑わせてもらった
アカデミー賞は7部門でノミネートされ、見事、脚本賞を受賞。
俳優としても活躍してきたケネス・ブラナー監督は、89年の初ノミネートから32年をかけて、初のオスカーを手にした。
それにしても、吉祥寺プラザで鑑賞したのは、『バッテリー』(2007年)以来。
今でも、上映前の注意事項を口頭でアナウンスしている

waits2 at 20:20コメント(0) 

2022年03月29日

エールアカデミー賞作品賞を受賞した『コーダ あいのうた』、実はフランス映画の『エール』のリメイクだ。
オリジナルの方も観てみたいなと思っていたら、Amazon Prime Videoにあることを知った!
今度、観よう!

waits2 at 20:02コメント(0) 

2022年03月28日

久しぶりにアカデミー賞授賞式をオンタイムで視聴した。
(途中、歯医者に行ったりしたので、フルではなかったが)
司会者たちが会場を爆笑させるMCぶりには感心した。
女性3人というのは初のようだが、「男性一人の司会者よりギャラが安く済むらしいから」といったシニカルなジョークも良かった。
また、いつものことながら、受賞者たちのスピーチがどれも素晴らしい。
『Coda コーダ あいのうた』の主人公の父親役を好演したトロイ・コッツァーが、助演男優賞を受賞したのは嬉しかった。

IMG_8041IMG_8039

手話でのスピーチ、カッコよかったなぁ。
会場の皆さんが、手話で祝福する様子も良かった。

IMG_8042『ドライブ・マイ・カー』は無事、国際長編映画賞を受賞。
流石に、他のノミネートされていた賞の受賞はなかった。
ちなみに、作品賞は『Coda コーダ あいのうた』が受賞した。

主演男優賞は『ドリーム・プラン』でウィリアムス姉妹の父親役を演じたウィル・スミスが受賞したのだが、受賞前に、会場が凍りつくとんでもないハプニングがあった。
あまりに衝撃的なシーンだったので、『お芝居よね?』と思ったくらいだったのだが、リアルだった。

IMG_8052長編ドキュメンタリー賞のプレゼンターとして登壇していたコメディアンのクリス・ロックの頬をウィル・スミスがぶっ叩いたのだ。
理由は、クリス・ロックがウィル・スミスの妻の頭髪をネタにした笑えないジョークを言ったからだった。
そのジョークを舞台下のほぼ最前列で聞いていたウィルだが、やがてカメラはロックの方へと歩み寄るウィルの背中を映し出した。
そのウィルの姿に、会場は一瞬、大いに湧いた。
"何かしら気の利いたセリフ?パフォーマンス?を見せてくれるだろう"と期待して。
自分も、"お芝居だろう"と思っていたら、ウィルは、目にも留まらぬ速さでクリスの頬を平手打ちした。
その殴打音があまりに見事に響いたので、「効果音まで用意しとるじゃん!」と思っていたら、すぐさま踵を返し、席に戻ったウィルは、クリスに対し、いわゆる"Fワード"を複数回、大声で叫んだ。
この放送禁止用語の明確な発声により、「これは芝居じゃない」ということを誰もが知ることとなった。
文字通り会場は完全に凍りつき、長い静寂の後、クリスは"That was the greatest night in the history of television"「テレビ史上、最高の夜だ」という言葉でなんとか会場の笑いをとり、賞の発表を続けた。

こういったハプニングがあった後、ウィル・スミスは主演男優賞を受賞し、涙を流しながらのスピーチをした。
IMG_8053誰もが注目するウィルの最初の言葉は、“Richard Williams was a fierce defender of his family”(リチャード・ウィリアムス(ウィリアムス姉妹の父親)という人物は、何があっても家族を守る強い人でした)だった。
まさに、ウィル自身が先程、行った行為を暗喩するもの。
かといって、暴力を正当化することはできないと、彼自身も強く感じながら始めたスピーチ。
色々な意味の涙が溢れ出て、神が自分に求めていること、どんな自分であるべきかという神の要求に圧倒されている...と続けた。
たしかに、暴力を正当化することはできない。
しかし、会場は、ほぼ全員がウィルの味方だった。
彼は、まさに家族を守ろうとする行為を行ったからだ。
賢明ではない方法ではあったかもしないが...

それにしても、不思議な感覚が残った。
まだ心のどこかで、大芝居だったのでは?と。
というのも、大俳優たちが集合しているところで最も感動したのが、演技ではないリアルなハプニングだったので

waits2 at 20:08コメント(0) 

2022年03月21日

先週の「春のスペシャルライブ」の「エピソードトーク」コーナーで、又吉くんが話してくれた映画"WAVES"を観た。
wavesnoAmazon のPrime Videoを検索してみたところ、嬉しいことにヒット
序盤....重かった。
どんどんどんどん重くなっていくので、胸が締め付けられたが、途中、主人公が入れ替わってから(兄→妹)、少しずつ好転&再生していく
演出がかなり個性的だった。
シーンの切り替えの音楽や暗転が、微妙に長かったり、タイミング的に急だったり、しかしそういった工夫が観る者をしっかりと物語へと引き込んでいた。
映画鑑賞後、又吉くんのエピソードトーク&"pray"を聴くという、贅沢な楽しみ方をさせてもらった。
そうそう、主人公たちの父親、どこかで見た覚えがあったのだが、"This is US"のランダル役の俳優スターリング・K・ブラウンだった!この父親の性格が少しランダルに似ていることからのキャスティングだったに違いないと推測


waits2 at 22:13コメント(0) 

2022年03月05日

英国映画の『パディントン』は、小さな子どもも楽しめるよう、各国で吹替版が作られている。
もちろん日本でも、そして、ウクライナでも🇺🇦
皆さん、ご存知かと思いますが、ウクライナ語版のパディントンの吹替えをしたのは、ゼレンスキー大統領!

パディントンは、とっても礼儀正しい。
しかし、世の中にはとっても失礼な人がいる。
そんな輩と遭遇した時、パディントンは、ルーシーおばさん直伝の「睨み」で主張する。
ゼレンスキー大統領の心中、今まさにこんな感じだろう!

padinton


waits2 at 22:01コメント(0) 

2022年02月04日

IMG_7840映画「ドライブ・マイ・カー」を鑑賞。
@UPLINK吉祥寺

179分という長丁場。
見応えは充分。
ロケ地は東京、広島、北海道、韓国。
広島へ移ってから勢いがついた。
役者たちは、監督が求めた通りに演じていたと思う。
自分としては、文学と演劇への大賛歌と感じた。
映画は、もちろんエンタメではあるのだが、芸術作品でもある。
人間の魂の深い部分に言葉でもって切り込んでいける。
たまにはこういう作品が良い賞をたくさん受賞せんとね。

waits2 at 21:43コメント(0) 

2022年01月28日

IMG_7817映画「Codaあいのうた」を鑑賞
Coda(コーダ)とは、Children of Deaf Adultsの略で、耳が聞こえない(または聞こえにくい)親をもった、耳がきこえる子どもを指す。
主人公の女の子は高校生で、彼女の両親と兄は耳が聞こえないコーダ。
そして歌が好き。
ハッとするシーンがあった。
彼女の初めてのステージを観るため、耳が聞こえない彼女の家族も会場にやって来ていた。
ある瞬間、映像が客席にいる父親の視点になる。
完全無音の中、娘の熱唱に感動している人々を見渡す。
良い演出だった。
実はこの映画、フランスで作られた映画のリメイクらしい。
フランス版の方もあの演出があったのだろうか。
今作が初ならナイスジョブ!
その他、歌っている時の気持ちを歌の指導者の先生に聞かれた時、その回答を言葉でではなく手話で、というか、手の仕草で伝えるシーンも良かった
もう一つ、入学オーディションの歌唱シーン。
途中から歌詞を手話で表現しながら歌うのだが、格段に歌が良くなる
歌声に魂がのっかっていくのが見えた

waits2 at 23:56コメント(0) 

2022年01月08日

観たい映画がある。
「Codaあいのうた」
D609097B-AE71-446E-95C2-97C523188929 「あいのうた」というくらいなので、音楽用語のコーダかと思いきや、そうではない。
このコーダは、”Children Of Deaf Adults”の頭文字をつなげたCODAで、意味は、ろう者の親を持つ聴者のこと。1980年代にアメリカで生まれた言葉だそうだ。
半年?一年?くらい前に、NHKの特集番組を見て、言葉の意味や同じ境遇の子どもらのコミュニティがあることや、ならではの苦労を知った。今回もたまたまNHKの「あさイチ」の映画紹介で知った。
絶対に観たい
内容については、画像をクリックすると映画のオフィシャルサイトに飛ぶのでそちらでご確認を


waits2 at 18:11コメント(0) 

2021年06月28日

お待たせしました!先週のライブのセルフリポート
6月21日に吉祥寺Manda-la2で開催したスペシャルワンマンをご視聴くださいました皆様、ありがとうございました。
今回は自分が大好きな"オズの魔法使い"をテーマにセットリストを組みました。
かねてから気になっていた曲をカバーしたり、過去一度しか歌ったことがない曲を選んだりと、テーマライブならではの面白さがありました。
そして今回は"スペシャル"ということで、又吉くんがサポート出演してくれました!!
春、秋、年末のライブはコラボですが、6月は従来僕のワンマンライブだったので、僕のオリジナルをメインとするセットリストで:

P62100861. Over The Rainbow(Solo Piano)
2. TOM
3. レインボー
4. Ding-Dong
5. なのだ
6. 秘密
7. once
8. 妄想シックスティーン
9. オペラ歌手
10. アヴァロン
11. こゝろ
P619000312. FUN
13. 絵描きじゃないけれど
14. フォトグラファー
15. いちゃりばちょーでー
16. 静かだけどにぎやかな(新曲)
17. フワリ
18. Goodbye Yellow Brick Road(Cover)

1. Over The Rainbow(Solo Piano)
「オズの魔法使い」といえば、この曲!
普通に考えると今月のカバー曲として歌うところですが、今回は"Goodbye Yellow Brick Road"に挑戦したかったので、大ちゃんがこの曲を弾いてくれました。
もう、最高でしたね
P6210089超有名曲なので、数多くのプレイヤーがこの曲をカバーしていますが、この日の大ちゃんの演奏はそういった一般的なカバーとは一線を画す、この曲への深い理解と愛を感じる演奏でした。
名曲というのは、正直、どうやっても良い感じにはなってくれます。
だからこそ名曲と言われるわけですが
しかしながら、同じ名曲でもその曲に対する演者の腕前はもちろんですが、"想い"で出来は全然異なってきます。
どんな名曲も思い入れがないと、単なる"良い素材"でしかありません。
01.OverTheRainbow"料理たとえ"で恐縮ですが美味しいけど、腕のお陰ではなく"素材が良かったから"という感想で終わってしまう可能性も十分あります。
しかし、素材への思い入れや理解が深い料理人は、「もっと美味しくできるはず!」とおざなりではない、そして素材の良さを損なわない、さらに、自分らしさも込めた味を出そうとします!
まさにこれを実現した演奏でした
トレビアン
ブラボー
自分が大好きな曲をこんな風に料理してサーブされたら、そりゃもう大感激っしょ
この日のライブはこの演奏でもう大成功でした

02.TOM2. TOM
「オズの魔法使い」の主要キャラクターは、ドロシー、かかし、木こり、ライオンですが、忘れてはならないのが犬の「トト」です。
1939年の作品なので、動物演技のトレーナーなんてまだいなかったのではないかと思うのですが、信じられないくらい高度な演技を見せてくれています。
(TOMは、子どもの頃、家で飼っていた犬の名前です

3. レインボー
劇中、「虹の彼方へ」はかなり早い場面で歌われます。
僕のオリジナルに「虹」が出てくる曲は多々ありますが、やはりここはタイトルが「レインボー」のこの曲を選びました。
アルバム"The Catcher"の一曲目に収録しているこの曲の音源はハモだらけ。
なので、又吉くんにハモってもらったことがあるのじゃないかと思っていたのですが、実は今回が初。
かなりの高音パートがあったりするのですが、さすが又吉くん、軽々でしたね

P621010303.レインボー

4. Ding-Dong
竜巻で気を失ったドロシーが目を覚まし、扉の向こう側にあった国は「マンチキンランド」。
「東の悪い魔女を殺してくれた!」とマンチキンたちはドロシーを大歓迎。
祝福の歌として彼らが歌っっていたのが"Ding Dong The Witch is Dead"
正直、この曲のタイトルは知りませんでしたが、"Ding-Dong"と歌っていたのは覚えていたので、当然、セットリストイン!
通常、この歌は僕のカウントで始めるのですが、今回は"Ding Dong The Witch is Dead"のメロディの一回し分を通常のイントロの前にスペシャルイントロとして大ちゃんが弾いてくれました
テンポもほぼ一緒!
いやー、嬉しかったなぁ。
マンチキンみたくステージを練り歩きたい気分でした

P621001804.Ding-Dong

5. なのだ
カンザスに帰りたいドロシー。その方法を知っているのは"オズの魔法使い"だけ。
歌詞に「魔法使い」という言葉が出てくることからのセットリストイン。
又吉くんの参加は初めてだったのですが、とっても良い感じのハモを考えてくれていました。
特にAメロの「なのだ」のハモりは絶妙!
具体的に言うと、「なのだ」の「の」を歌うタイミングはジャストよりほんの少し後ろめに歌っているのですが、そこも又吉くんは完璧に合わせてくれていて、感激&楽しかった〜。

P621005605.なのだ

06.秘密6. 秘密
この物語の中で重要なアイテムの一つが「ルビーの靴」。
「秘密」の歌い出しは、"Put myself in my shoes"
ということでのセットリストインなのですが、実は「ルビーの靴」の原文は"The ruby slippers"と「スリッパ」
こんな靴もスリッパと言うのね

07.once7. once
ルビーの靴を履いたドロシーは、黄色いレンガの道をたどる旅に出かけます。
「誰も知らない道の向こう」や「あなたと知らない道をゆこう」というフレーズが出てくるこの曲を選曲
で、実はこのブログを書いていて気づいたのが、劇中に何度も歌われる"Follow The Yellow Brick Road"という曲、テンポもリズムも"once"と似てる!
先の"Ding-Dong"みたく、大ちゃんにイントロをお願いすれば良かった...

8. 妄想シックスティーン
黄色いレンガの道を旅するドロシーはかかしと遭遇します。
かかしは英語で"Scarecrow"ですが、このかかしはワラで出来ていることから劇中"Straw man"と呼ばれたりします。
08.妄想シックスティーン
 私はいつも ぼやぼやしてたから
 口元からストローは 逃げてばかり

というフレーズが出てくることからセットリスト入り。
コーラスをお願いした又吉くんは、今回初めてこの曲を知ったのですが、女子高生が主人公のこの歌詞に「丸本さんにこんな引き出しがあるとは」と驚いていました
密かに試してみたかった輪唱コーラスを歌ってもらったのですが、いやー、楽しかった
アンケートでも結構人気でした

9. オペラ歌手
かかしが欲しいものは「脳」。

 脳に"NO"と言えないから

というフレーズが出てくることからセットリスト入りしたこの曲は、2015年7月が初披露。
そして、今回の演奏はそれ以来の2回目
この曲を書くきっかけはNHKのドキュメンタリー番組で東田直樹さんを知って。
東田さんとは2007年に「自閉症の僕が跳びはねる理由」を書いた著者で、当時13歳。
僕が番組を見たのは、おそらく曲を初披露した2015年7月の一ヶ月くらい前だと思うので、番組の中で見た東田さんは、21、2歳だったと思う。
で、なんと、なんと、なんと、ここで新たなことを知りました!
「僕が跳びはねる理由」というドキュメンタリー映画が作られ、今年の4月からロードショーされていたのです!



予告編の中で話している英語の声は、東田さんの著書を英訳したデイヴィッド・ミッチェルさん!(MCで、僕は「アイルランド人作家」と言いましたが、間違いで、今、住んでいるのはアイルランドですが、英国人作家でしたm(_ _)m)

09.オペラ歌手4月に公開されたということはもう2ヶ月近く経っています。
今もまだやってるとこはないかと検索すると、1日に1回だけ上映している映画館が厚木にありました!!
最終上映日である先週の金曜日(25日)、観に行きました。
なんという幸運!
まるで、この映画を上映していることを気づかせるためのような今回のテーマ。
ありがというかかしさん!
ちなみに、かかしの跳びはねる動きもこの曲を選んだ理由の一つ!
それにしても、先月は「スターガール」の映画化を、今月は「僕が跳びはねる理由」の映画化を知ることができました。
テーマセットリスト企画、思わぬ効果があるなぁ。
なんというか、色んなことが「間違っていない!」という気持ちになるぜよ(なぜ土佐弁?w)

10.アヴァロン10. アヴァロン
やがてドロシーとかかしは不思議なりんごの森にたどり着き、そこでブリキでできた木こりと出会います。
りんごといえば「アヴァロン」ということで、なかなか良い感じで歌うことできました。
今回は元気な曲が多かったので、おとなしめのこの曲が良いアクセントになったのではないかと思います。

11.こゝろ11. こゝろ
木こりが欲しいものは、「心」。
となると、もちろんこの曲でしょう。
今回は又吉くんがいるので、沖縄らしさがグッと増しましたね!
(前の2曲は又吉くんにお休みしてもらいましたが、この曲から再びトリオで)

12. FUN
ドロシー、かかし、木こりの3人は薄暗い森へ入ってきました。
12.FUN薄気味悪い雰囲気から自分たちを鼓舞するかのように"Lions and Tigers and Bears, oh my!"と言いながら進んでいくと、ライオンと遭遇します。
"Lions and Tigers and Bears"は「猛獣」ということで、「猛獣たち」という言葉が出てくるFUNを選曲!
ライブ中盤で"FUN"を演奏するのもテーマセットリストならではですね。
この曲は元気が良い曲なので、否が応でもテンションが上がります。
気持ちよく演奏させてもらいました!
P6210023
そうそう、この曲の猛獣が出てくる歌詞:

 途方に暮れたら思い出すんだ
 動物園の猛獣たちを
 狩りにも行けず見られてばかり
 僕らは自由さどこへでも行ける

ここを唄っていた時、頭の中では「おっと、今は僕らもコロナ渦でどこへも行けんわ」と思っていました

13. 絵描きじゃないけれど
ライオンと遭遇したので、やはりこの曲を。
これも良い感じで歌えたと思います。

13.絵描きじゃないけれど14.フォトグラファー

14. フォトグラファー
ライオンが欲しいのは「勇気」ということで、「勇気」という言葉が出てくるこの曲を歌いました。
先月は半分も歌えませんでしたが、今月は最初から最後まで、元気に走り抜けました!

15. いちゃりばちょーでー
途中、ポピーが咲く道でまどろんだりしますが、ドロシーたちは無事エメラルドシティに到着。
「緑」という言葉が出てくることからこの曲を歌いましたが、もう一つ「背中に翼がないことを知る」というフレーズがあることも今回セットリストインした理由です。
MCでも話したように、子供の時、初めてこの映画を見た僕は、魔女の手下である空飛ぶ猿たちが不気味で仕方がありませんでした。
背中に羽が生えている猿に特に名称は付いてなかったと思いますが、あんな生き物よく思いついたなと。

15.いちゃりばちょーでーP6190070

16.静かだけどにぎやかな16. 静かだけどにぎやかな(新曲)
今月の新曲です。
こんなフレーズから始まります。


 いくつも 世界はある 背表紙の数だけ そこに
 小さな 手が伸びてくる 指先が"天"をつまんだ


先月のテーマ「ストーリーズ」の時の方が相応しいような歌詞の印象ですが、元々「オズの魔法使い」も本だし、手を伸ばしているのは子どもの手なので、やはり今回で良いかなと

で、注目して欲しいのは「天」。
本の部位今回、ネットで書籍の部位の名称を調べ、ここを「天」と呼ぶことを知りました。
本の中は物理的な音はどこにも存在しませんが、大変にぎやかです。
そのにぎやか振りは、読む人次第。
我々は日々多くの楽しみを享受させてもらっていますが、その楽しみの深さはその人次第。
同じ人でも、その日の体調次第というのもありますが
P6210158人の幸せって色々あるけど、本でも音楽でも絵でもスポーツでも何でも、その真髄を楽しむ力を持ってる人こそが、本当に幸せだと思う。
時々、あ、この人、その力が"強そう!"と感じる方がいます。
そういう人は、その人だけでなくこっちも幸せになります
あ、今回の新曲、そういう歌ではないですよ
リズムが色々変わるのですが、自分の中ではそれなりに秩序があり、作っている時に意識はしていなかったのですが、どこかミュージカルっぽい面白さを出したかったのかもしれません。

17.フワリJPG17. フワリ
この前の新曲は僕と大ちゃんの二人でしたが、この曲からまた又吉くんに参加してもらいました。
エメラルドシティにたどり着き、西の魔女も退治したドロシーは、オズの魔法使いと一緒に気球に乗ってカンザスに帰ることに...(話端折りすぎ
ところが、トトを追いかけて気球から飛び降りたドロシーを残し、気球は"フワリ"と浮き上がる。
今回のステージは楽しすぎたのでしょうか、本当にあっという間でした。
いや、気持ちだけでなく、実際、いつもよりMCが少なかった分、短かったようです。
この曲と一緒に駆け抜けました。

18. Goodbye Yellow Brick Road(Cover)
エルトン・ジョンの名曲。
今回初めてカバーしましたが、先月の"Forever Young"と同様、やってみるとやたら良い曲でビックリしました。
18.Goodbye Yellow Brick Roadエルトン・ジョンは歌詞を書きません。
バーニー・トーピンという相棒の作詞家が書いたもので、内容は微妙な二人の関係を暗喩しているようですね。
おそらく詞先だと思うのですが、よくまぁあの言葉たちにこんなメロディを付けたなぁと感心します。
言葉には本来持っているリズムがあります。
その内包されているリズムを上手に世に解き放つのがメロディメーカーの仕事だったりするのですが、エルトンはこの曲で、言葉たちが自覚していないリズムで言葉たちを叩き起こし、やったことのない屈伸運動をさせています。
本来、言葉たちが踊りたくなるようなリズムじゃないのに、楽しそうに体をくねらせていきます。
僕たちもそれを楽しませてもらいました

以上、18曲。
IMG_7350緊急事態宣言が解除された翌日のライブということで、今回も無観客での配信ライブでした。
まだまだ先が見えないトンネルの中ですが、一歩ずつ前に進んでいくしかありません。
どんな状況下であっても、楽しむ力を持っている人は楽しめます。
毎日をお祭りにする必要はありません。
月に一度のライブを節目にしながら、自分を楽しませる術を磨いて参ります。
ひいてはそれが、どこかにいる誰かを楽しませることになれば、"これ幸いなり"でございます。
「オズの魔法使い」の最後のセリフ"There's no place like home"ではありませんが、僕の音楽活動のホームグラウンドであるManda-la2のスタッフの皆様、ありがとうございました!
そして、今回、新たにたくさんの曲を覚えてコーラスをしてくれた又吉くん、冒頭から最高のピアノを弾いてワクワクさせてくれた大ちゃん、ありがとうございました
そして、もちろんありがとう
Dorothy, The Tin Man,The Cowardly Lion, and The Scarecrow.

P6190086P6190087

P6190089IMG_7361

来月は19日(月)です。
I'll see you then.

waits2 at 15:04コメント(0) 

2020年05月12日

昨日、映画「シン・ゴジラ」を觀た
IMG_6328今頃?って感じだが
実は、ある映画を録画したくてその映画のタイトルを自動録画に登録したのだが、ジャンルで「映画」を選択したものだから、すべての映画を録画するようになっていたのだ。
このままではあっという間にハードディスクが一杯になってしまうので、「映画」の登録を削除し、不要な映画をどんどん削除していたところ、まだ観ていなかった『シン・ゴジラ』が入っていたので、なんとなく観ることに
非常事態宣言下の今、『シン・ゴジラ』はやたら示唆に富んでいた。
平穏な時なら、シニカルなセリフも深刻さを表現するための演出としてしか受け止めないのだろうけど、今だと「ほんとそう!」と大いに共感するセリフの目白押しだった。
感心する一方で、ゴジラへの総攻撃で、在来線の電車(無人在来線爆弾(E233系・E231系電車流用))を突っ込ませたシーンでは大爆笑した(先に新幹線を突っ込ませていたので余計に自分のツボにはまったようだ
残念だったところを挙げると、後半、マスクを装着した俳優たちのセリフが聞き取り辛かったところ(字幕が欲しいくらいだった)
良かったところは、従来のゴジラの音楽を使っていたところ
ちなみに、「シン・ゴジラ」から学ばなければならないことは、想定外の事態が起こった時、何より重要なのは対応スピード!であると言うこと
特に、間違いに気づいた時、直ちにその誤りを認め、次の手を打つスピード、これが肝要。
先日の厚生労働大臣の「誤解」発言は本当に呆れた。
国民が誤解していると気づいた時点で、なぜ即座にマスコミ等に訴えないのだ!
人の命に関わる誤解にも関わらず、それを放置しておいたなんて、無責任にもほどがある。
一国の大臣だぞ。
小学校の学級委員長の方がよっぽど責任感がある。
マスコミも、もっと激怒せんと。
「発熱4日間ルール」という誤解をずっと伝えていたのだから。
「早く言えよ!」と大臣に激怒すべきところ!

マスクマスクバブルも終焉を迎え、新大久保あたりでは1枚50円でも誰も買わなくなったと言うニュースを耳にした昨日、我が家にアベのマスクが届いた。
食事をした後にお手拭きを持ってこられた気分だ。

それにしても今回のパンデミックで、この国は完全なるIT後進国であることを露呈した。
10年くらい前から「ニッポンってスゴイ!」みたいなテレビ番組が増えて、ずっと嫌な気持ちだったのだが、これから当分は「ここがつまらん!」って番組を作った方がええね。
おっと、かく言う自分はこの国が嫌いなわけではないぞ。
良いとこもたくさん知っている。
ただ、正直、まだまだ遅れている。
この機会に、IT省を作れば良いのにと思う。
あらゆるデータを即座に紐付けできるようなシステムを作っておけば、今回の給付金の対応や防疫対策にも即、活用できるだろう。
全国の学校にあるパソコンやタブレットもしっかり把握するような..
各自治体がバラバラにやってる雛形を統一できるような...
これを担えるような優秀な人材、おるじゃろ。
国の中枢で活躍してもらいたい。

さて、ここで少し希望のある話を。
「シン・ゴジラ」になぞった「シン・ニホン」という本の著者、安宅和人さんをご存知だろうか。
ここ最近、YouTubeでよく目にするのだが、この方、本当に頭が良い。
「シン・ニホン」、僕は読んでいないけど、オリエンタルラジオの中田のあっちゃんが面白おかしく紹介している。
少し希望が持てます。
それにしても、あっちゃん、ほんと説明が上手よね。

waits2 at 18:58コメント(2) 

2020年01月31日

昨日、こんな見出しの記事を見つけた。

english titleビートルズの新ドキュメンタリー(監督ピーター・ジャクソン)の一部がショーケースで上映  「神話を覆す全く新しい映画」

ピーター・ジャクソンと言えば、「ロード・オブ・ザ・リング」の監督として有名だが、若かりし頃は、「乙女の祈り」(1994)のような過激で、刺激的な作品を撮り、いわゆる「鬼才」と呼ばれるような監督だった。
なので、かなりユニークな視点で描いてくれるんじゃないかと、大大大期待している。

映画の公開日やタイトルはまだ発表されていないようだが、
「55時間分の未公開映像と、140時間分のオーディオを使わせてもらうことができるので、この映画をビートルズ・ファンが長い間夢見ていた “現場に立ち会う”という究極の映像体験にしようと思っている。つまりタイム・マシーンに乗って1969年に戻り、スタジオで4人が素晴らしい音楽を作っている現場に居合わせるような体験です」
とジャクソン監督は語っている。
楽しみだ
ちなみに、英語記事の見出しは、「ピーター・ジャクソン監督の次作となるビートルズの映像を観たところ、"Let It Be"セッション、実はむしろ楽しいセッションだったようだ」。

waits2 at 09:25コメント(0) 

2020年01月27日

先週の金曜日(24日)映画「ダウントンアビー」を観た。

原題:DOWNTON ABBEY
邦題:ダウントンアビー
監督:マイケル・エングラー
脚本:ジュリアン・フェローズ
downtonabbey出演:ヒメーシュ・ボネヴィル(ロバート/グランサム伯爵)
   エリザベス・マクガヴァン(コーラ/グランサム伯爵)
   ミシェル・ドッカリー(メアリー)
   ジョアン・フロガット(アンナ)
   ローラ・カーマイケル(イーデス)
   ロバート・ジェームズ=コリアー(トーマス)
   ジム・カーター(カーソン)
   ブレンダン・コイル(ベイツ)
   ラケル・キャシディ(バクスター)
   レスリー・ニコル(パットモア)
   ソフィー・マックシェラ(デイジー)
   ケビン・ドイル(モールズリー)
劇場:T・ジョイSEIBU大泉

英国のテレビドラマ「ダウントン・アビー」の映画版。
ファイナルシーズン(6)が終わったのが2015年(本邦は2017年7月)で、本作はそのシーズン6が終わった2年後の出来事にまつわるエピソード。
2年後と言っても2015年の2年後ではなく、舞台の1925年英国ヨークシャーの2年後なので1927年だ。
テレビドラマは、全シーズンを観ていたので、作品が楽しみと言うより、懐かしの俳優の面々と再会できることが楽しみだった。
洋の東西を問わず、テレビドラマの映画化はどうしても力が入り過ぎてしまう傾向がある。
本作も序盤にその兆候が少し感じらたので、「うーん、残念なことになるのか?」と思っていたら、その杞憂を見事にモールズリーさんが吹き飛ばしてくれた

billy全然話変わるけど、ビリー・アイリッシュのパフォーマンス@グラミー賞、良かったなぁ。



waits2 at 12:59コメント(0) 

2019年10月21日

2019-10-21 12 16 59先日(18日)映画「YESTERDAY」を観た。

原題:YESTERDAY
邦題:イエスタデイ
監督:ダニー・ボイル
脚本:リチャード・カーティス
出演:ヒメーシュ・パテル
   リリー・ジェームス
劇場:吉祥寺オデヲン

一口で言うと、ある日、と言うより、ある瞬間の後、"自分以外誰もビートルズを知る者がいない世界"になっていた、というファンタジー。
この設定、どうしてもあの漫画「僕はビートルズ」を思い出してしまう。
2019-10-21 12 41 56こちらは、ビートルズのコピーバンドのメンバー4人が、ビートルズがデビューする直前の1961年にタイムスリップし、ビートルズの曲でデビューする!?というもの
両作品に共通しているもの....それは、"ビートルズ大好き!"
自分もビートルズの洗礼を受けて音楽好きになっただけに、そりゃ見逃す訳にはいかんよね。
それにしても、"自分以外ビートルズを知らない"という設定、強引過ぎやしない?
"誰もビートルズを知らない世界"とは、"ビートルズが存在しない世界"ということだが、実はビートルズ以外にも存在しないものがあった。
例えば、コカコーラやたばこ、ハリーポッターなどが存在していなかった
どうしてこれらのモノも存在しないという設定にしたのか....残念ながらその理由は自分には解けなかった。
そうそう、これらの他にも存在しないものがあった
ビートルズが存在しないことに気づき始めた主人公は、まずはネットで"Beatles"を検索するのだが、ヒットしたのはBeetle(甲虫)だけだった。
次に、主人公は、"Oasis"を検索したところ、ヒットしたのは砂漠のオアシスだけで、英国バンドの「オアシス」はヒットしなかった。
これは、ビートルズがいないのならその影響を受けまくったオアシスが存在しないのは当然よねと観客を笑わせるシーンだ
2019-10-21 12 17 06こんな風にビートルズの曲やその影響を知っている者ならクスリとできるところが沢山散りばめらた作品だ。
となると『ビートルズを知らない者はあまり楽しめないのでは?』と思われるかもしれないが、うーん、確かにそれは否めないとこがあるかもしれない。
....いや、しかしながら、ルールが分からなくてもラグビーはあんなに楽しめたよね
なので、ビートルズを知らなくてもそれなりに楽しめますよ!と言っておこう
と、ちと強引なつなぎだったかもしれないが昨日の南アフリカ戦は残念でした
正直、せめて1トライでも決めて欲しかったけど、やはり南アフリカは強いね。
前大会の勝利を"奇跡"と呼ぶのもうなずける。
が、ベスト4こそ叶わなかったものの、見事なベスト8でした
本当に楽しませてもらいました
競技自体も面白かったが、ラグビーのスピリッツを色々と学ばせてもらったのが良かった。
世界にはまだまだ知らない境地がたくさんある。
大袈裟でなく心が打ち震えるような感動を何度も味わわせてもらった。
選手たち、本当に血が滲むような練習をしてきたのだと思う。
しかしこの大会で、こんなに多くの人々を感動の渦に巻き込むことができて、これまでの努力がすべて報われたんじゃないかと思う。
今回のワールドカップで、「カッコイイ」の定義が変わった、と言うか"広がった"ような気がする。
心から「感動をありがとう!」という気持ちになった
しばらくはゆっくり休んで、次の大会に向けて猛練習、また頑張ってください

waits2 at 22:16コメント(0) 

2019年05月20日

IMG_4668小説「あん」を読んだ
最初から最後までずっと面白かった。
予想通りの展開にも、予想を裏切る展開にもワクワクしっぱなしだった。
ハンセン氏病に関わる物語だけに、半端な覚悟ではないだろうと思っていたが、作者のドリアン助川、立派な書きっぷりだった!
心の底から感動した
そして今回、初の試みをした。
本を読み終えたその日に、映画「あん」を見た
一応、主演は永瀬正敏で、助演が樹木希林ということになるのかな?
吉井徳江さん役が樹木希林と言うことは知っていたので、本を読んでいる時から僕の頭の中では樹木希林が演じていた。
映画の中の樹木希林はまったく演技をしている感じがしなかった。
そのくらいナチュラルだった。
僕の頭の中の樹木希林は、映画の中の演技よりもうちょっと抑揚があったかな。
それにしても、映画と原作がこんなに違わない映画も珍しいだろう。
脚本なしで作ったのではないかと思うくらい、原作そのままのセリフが多かった。
もちろん、手紙の部分がテープレコーダーへの録音だったり、まったく原作にないシーンが多少あったりもしたが、基本、そのまんまだった。
ただ、本は、登場人物の心の描写があるので、読者は正確に登場人物たちの心情を知ることができるが、映画は、ナレーションがなければ、演技でもって心の中を表現しなければならないので本当に大変だと思う。
読んだその日に見ると、そういったところが気になったりした。
大変と言えば、主演の永瀬正敏、本当に大変だったろう。
だって、これ見てくださいよ。
IMG_1908テーブルを挟んで樹木希林と市原悦子の二人の大女優と対峙してます。
緊張しただろうなぁ。
感激もしただろうなぁ。
絶対忘れないだろうなぁ。
樹木さんと市原さん、楽しそうに演技してたなぁ。
ちなみに、左端に少し見える女の子は、樹木希林の孫の内田伽羅。
良い思い出となっただろう。
ちなみに、浅田美代子も出ていた。
樹木希林と一緒に映ったシーンはなかったが、『寺内貫太郎一家』ファンとしては、嬉しかった
原作者のドリアン助川さん、こんな豪華なキャストに恵まれ、嬉しかったろうなぁ。
ま、それに値する、本当に素晴らしい作品でした。

waits2 at 17:27コメント(0) 

2019年04月08日

映画「グリーンブック」を観た。
写真 2019-04-05 15 20 40
原題:Breen Book
邦題:グリーンブック
監督:ピーター・ファレリー
出演:ヴィゴ・モーテンセン
劇場:TOHOシネマズ渋谷

アカデミー賞(作品賞、助演男優賞、脚本賞)を受賞するよりも前に、前売りを買っていたのだが、先週の金曜にようやく観ることができた。
恥ずかしながら、僕はこの映画を観るまで「グリーンブック」が何かを知らなかった。
グリーンとは色の緑ではなく人名だそうだ。
また、「グリーンブック」は通称で、正式名称は、"The Negro Motorist Green Book"で、後に""The Negro Travelers' Green Book" に改名された。
意訳すると、グリーン氏著による黒人が利用可能な旅行施設ガイドブックといったところか。
知ってる人なら、タイトルを聞いただけで映画の内容が推察できるのだろう。
黒人天才ピアニストとイタリア系白人運転手の友情物語り。
「世界を変えるには才能だけでは足りない。勇気が必要」ってのがイイね
実話に基づいているということで、最後に本人たちの画像がチラリと映っていたが、ピアニストのドン・シャーリー(Donald Walbridge Shirley)は、彼の才能と偉大さが写真から滲み出ていた。
やっぱ、本物は違うねぇ。

映画の後、東急Bunkamuraでやっていた「クマのプーさん展」を観に行った。
基本、撮影禁止だが、撮影可能なエリアも結構あった。

写真 2019-04-05 18 15 48写真 2019-04-05 18 16 03

写真 2019-04-05 18 16 31写真 2019-04-05 18 16 51
原画を観ながら、僕はプーさんの魅力について考えていた。
フィギュアスケートの羽生くんが好きなことでも有名なプーさん。
そうよね、プーさんに敵意を抱く人は、まずいない。
愛くるしいよねぇ。
挿絵のプーさんも良いが、物語もイイ。
「クマのプーさん」のプーとコブタの最後の会話:

写真 2019-04-05 18 02 08「プー、きみ、朝おきたときね、まず第一にどんなこと考える?」
「けさのごはんは、なににしよ?ってことだな。」と、プーがいいました。「コブタ、きみはどんなこと?」
「ぼくはね、きょうは、どんなすばらしいことがあるかな、ってことだよ。」
プーは、かんがいぶかげにうなずきました。
「つまり、おんなじことだね」と、プーはいいました。

イイね!

さて、明日はプーさんと同じ英国からやって来た歌とギターが抜群に上手い奴のコンサートを観に行くぞ!
エド・シーラン、見た目、プーがちょっと入ってるね
明日の一曲目はこれだ!楽しみ!
"Castle On The Hill"



waits2 at 18:42コメント(0) 

2018年11月25日

映画「ボヘミアンラプソディ」を観た。
bohe
原題:Bohemian Rhapsody
邦題:ボヘミアンラプソディ
監督:ブライアン・シンガー
出演:ラミ・マレック
劇場:吉祥寺オデヲン

この映画がやって来ることを知った時、「クイーンファンは観るだろうけど、その他、どういった層が観るのだろう?」と不安に思っていた。別に僕が心配する必要はないのだが、やたらテレビCMを打っていたので「大丈夫か?」と
ところがどっこい、大人気
他の劇場も検討したが、どこも満席でチケットが取れなかった。
凄いなぁ。
年齢層としては、自分と同年代の方がメインだろうと思っていたが、あらゆる世代が均等にいたような気がする。
クイーンというバンドは、カテゴライズが難しい。
もちろん、ざっくり言えば、"ロック"ということになるのだろうが、英国を代表する伝説的なロックバンドでありながら、ブリティッシュロックというカテゴライズにはめるには違和感を覚える
そう、何というか、クイーンは、クイーンでしかないのだ
クイーンの音楽はどうも核のようなものが見当たらない。何というか、イタリアの伝統工芸のマーブル紙みたいに、4人の波紋がぶつかり合って最終的なアウトプットになるので、この4人でしかできないだけでなく、本人たちですらどうなるか分からないものを作っていた。
今でこそクイーンは偉大なバンドとされているが、最も売れていた頃でも、色物的な目で見られていたところがあった。また、「どこどこサウンドの影響を受けている」とか、「ロックスピリットがどうの」とか、そういったところから語って理解できるような存在でもない
僕も、好きな曲はたくさんあるし、『あんな風に歌えたらさぞかし気持ちが良いだろうなぁ』とは思っても、『あんな風になりたい!』と憧れたことはない
だって、彼以外には無理じゃもん。
そんな特異な存在、それがクイーンだ。
ただ、本国英国で認められるよりも先に、日本で人気が出たのはちょっと嬉しい。
そういったところを映画の中でも取り上げていたら日本のファンはもっと嬉しかったろうに....
ということで、そろそろ映画の話をしませう
ode率直な感想としては、最初から最後まで楽しませてもいました
2時間以上の作品だったのに、あっという間だった。
もちろん、「そこをもっと丁寧に描いてよぉ」と思うようなとこもあったりするが、基本、出演者の皆さんが超本気で頑張っているのが伝わってきたので、好意的に観ることができた。
ブライアン・メイやロジャー・テイラーの協力はでかいね。
最後の"LIVE AID"(1985)が開催された時、僕はニューヨークに住んでいた。
テレビでライブ中継を観た覚えはあるが、メインの中継はフィラデルフィアのJFKスタジアムの方だったと思うので、もしかしたらクイーンのステージは生では観てないのかも(フィルコリンズが両方のステージに出演するため、ウェンブリー・スタジアム出演の後、コンコルドで移動する様子を中継していたのはしっかり覚えている)。
ただ、クイーンの出演を知った時、僕は「え?出るの?」と驚いた。
というのも、LIVE AIDの前に英国のアーティストたちがチャリティソングとして発表した”Do they know it’s Christmas?”にクイーンは参加していなかったし、メッセージを送るだけのメンバーの中にも入っていなかった。なので、そう言った社会的な動きに対して無関心?もしくは警戒心が強いのかな?と思っていた。また、この頃、バンドとしての活動もあまり耳にしていなかったし。
しかし、LIVE AIDのステージで観た彼らは超やる気満々だったので、「え!?そうなの?!」とかなり驚いたのを覚えている
今回この映画を観て、出演に至るまでの経緯を知り、「なるほど、そうだったからか」と僕は個人的にかなり合点がいった。はっきり言って、4人にとってLIVE AIDは、本来の目的云々は正直どうでもよくて、4人のリユニオンを確認し合うステージだったのだ。
だからあんなにやる気満々だったのね!!
また、フレディに関する暴露騒動がどんなものだったのか、極東の日本には詳しく伝わってなかったので、そっちの面を知ることが出来たのも良かった。
RenderedImage昨日、11月24日は偶然にもフレディの命日だった。
そして、オデヲンの午後5時半からの上映は、「応援上映」の回だった。
「応援上映?」
はい、これは上映中、観客がフレディと一緒に歌ったり、手拍子をしたりと音を出して楽しんで良いという回だ。
他の回を観てないので分からないが、一緒に歌って欲しいような場面では、スクリーン下に歌詞が表示された。
なかなか歌う方はいなかったが、拍手や手拍子は、後半に行くに従って大きくなっていった。
その他、めでたい場面では、「おめでとう」という声がスクリーンに向けて発せられたりして、応援上映、なかなか楽しかった。
エンドロールで”Don’t stop me now”をsing along出来ていたのは僕くらいだったかな(喉が治っていればもっと大きな声で歌っても良かったのだが、マスクをした状態で呟く程度にしときました
この映画の主役は、クイーンではなくフレディ・マーキュリー。
自信家ではあるが、精神的には不安定。
アーティストとしての才能に恵まれ、成功も手に入れることはできたが、彼は多くの人と共有できない苦悩を抱え、孤独な戦いをずっと続けていたのかと思うと、切ない気持ちになる。
フレディは、ゲイ、もしくはバイセクシュアルと自覚し、社会的認知として超マイノリティだったあの時代、彼が抱いていたであろう満たされない感は相当なものだったと思う。
We are the championsの”We”は、クイーンのメンバーではなく、我々生きているすべての人間ということになっているが、作曲時、この言葉を選んだフレディの正直な気持ちは、LGBTの方々だったのではないかと僕は想像する。
「あのWeは全人類」と普通に感じられる日が早く訪れると良いなと思います。
出来るだけ冷静な、ちょっと突き放したような切り口でこれを書いたが、単純に最初から最後までワクワクしながら観れたのが何より良かった。
サウンドトラックも頑張っていた
フレディの声は、フレディ本人の声の他、ラミ、その他のシンガーの声を混ぜて作っていたようだが、「ここは本物のフレディの声!」と確実に聴き分けられた箇所はほんとゾクゾクした
最後にプログラムに載っていたブライアン・メイの言葉を紹介しておきたい:
「ラミとルーシー、それに若者たちがとてつもない演技を見せてくれる。実物よりもずっと立派だ」
いい褒め言葉じゃね


waits2 at 23:40コメント(0) 

2018年10月07日

昨晩、映画「プーと大人になった僕」を観た。

IMG_3403原題:Christopher Robin
邦題:プーと大人になった僕
監督:マーク・フォースター(Mark Forster)
出演:ユアン・マクレガー(Ewan McGregor)
劇場:吉祥寺オデヲン

正直、「くまのプーさん」を僕は読んでいない。
アニメを観た記憶はある。
上映直前に、物語りの終わり部分を妻から聞き、オープニングがまさにそのお別れのシーンだったので、僕を一気に世界に引き込んでくれた。
タイトルだけで、「映画の中身、想像できるじゃん!」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、その推測、まったく間違っていません
なので、その予想通りの展開をどれだけ心地よく描いてくれるかに期待を膨らませながら鑑賞した。
前半は大人向け、後半は子ども向けの作りになっていた。
なので、僕は前半の方が面白かった。
後半は、ともすれば前半が退屈だったかもしれない子どもたちへのサービスですね
都会に住む田舎出身のおっちゃんには沁みます

映画の後、以前も行ったことがあるレコードをハイエンドなシステムで楽しむことができるQUATTRO LABOへ。
写真 2018-10-06 20 46 52写真 2018-10-06 20 46 39

写真 2018-10-06 20 14 44写真 2018-10-06 20 19 42

写真 2018-10-06 20 19 47写真 2018-10-06 20 21 52

専属DJさん(お喋りはしない)が、2台あるレコードプレーヤーを使って、一曲毎にレコードを置き換えながらかけている。
レコードなので、まず最近の音楽は流れない
ジョー・コッカー(Joe Cocker)バージョンの"I shall be released"が聴けたのは嬉しかったなぁ。
イントロの最初のギターの音色を聴いた瞬間「これをかけてくれるんじゃ!」と喜びました
ジョー・コッカーの声が若かった

waits2 at 12:44コメント(0) 

2018年09月09日

やっと昨日、観ることができた

IMG_3254原題:「カメラを止めるな!」
監督/脚本/編集:上田慎一郎
劇場:吉祥寺オデヲン

プログラムには「完全ネタバレ仕様」と書かれているが、ご安心あれ。ネタバレはしません。

とにかく爆笑
ただ、最初は笑わない。
笑っている人がいるとすれば、それはきっとリピーター。
とにかく上手に観客を巻き込んでいく。
巧みだ。
きっと撮影現場、楽しかっただろう

waits2 at 10:48コメント(0) 

2018年08月15日

遂に、かかったぞ
IMG_3067「ミクロの決死圏」
小学生の頃、テレビで観て、ワクワクしまくった映画だ。
4年生くらいだったかな?
当時はビデオがないので、録画はできない。
しかし、少なくとも3回くらいは観たような気がする。
人気の映画だったのか、「月or水or金or日曜洋画劇場」でよく放送していたのだろう。
大人になってわざわざレンタルして観た記憶はないので、もしかすると中学生以来かも!?
最近のAV器機には、キーワードを設定すれば、それを含む番組を自動的に録画してくれる便利な機能がある。
随分前に「ミクロの決死圏」というワードを設定し、ずっーと網を張っていたのだが、ようやく昨日かかったというわけだ
嬉しい
ちなみに、昨日初めて、"Fantastic Voyage"が原題だと知った

waits2 at 20:45コメント(0) 
LIVE Schedule
@吉祥寺Manda-la2
春のスペシャルライブ
2024年3月26日(火)
4月の対バンライブ
2024年4月15日(月)
Tatsuyaワンマンライブ
2024年5月8日(水)
Tatsuya's 7th アルバム
"FUN"
14th, Jun, 2022 released
ご購入はこちら↓
"LIFE"収録曲
「花を飾ろう」MV

"Utautai"収録曲
「こゝろ」PV

Twitter
ここで
つぶやいてます。
Categories
Archives
Recent Comments
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ