映画

2016年10月10日

昨日「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years」を観た。
IMG_7959原題:THE BEATLES EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years
監督:ロン・ハワード
出演:ザ・ビートルズ、エルヴィス・コステロ、シガニー・ウィーヴァー、ウーピー・ゴールドバーグ他
劇場:TOHOシネマズ府中

やっと観ることができた。
公開されてから随分時間が経っているので、ガラガラだろうと思っていたら、とんでもない、満員だった。
といっても、昨日観た映画館は、府中のTOHOシネマズの中の1日に2回しか上映しない小さな劇場だったからかもしれないが、それにしてもビートルズファンしか観ないであろう映画なのに完売とは、驚いた

して、映画の感想はというと、予想より遙かに楽しかった!
初めて目にする映像が多かったので、それが嬉しかったのと、当時のファンの熱狂振りが圧巻だった。凄かったのは知っていたが、あらためて「強烈!」だった
ほんと、ビートルズって「現象」なんよね。
あんなに熱狂できる対象を生きている間に持つことができるというのは、本当に幸せなことだと思う。
ある意味、ビートルズ本人たちより幸せだろう。
昔、リンゴだったけ?「人生で最も幸福だったのは自分がビートルズのメンバーだったことで、 最も不幸だったのは観客としてビートルズを見られなかったこと」といった台詞を言っていた記憶があるが、非常によくわかる。
あの熱狂は本当に凄まじい。
IMG_7961最後に30分間のシェアスタジアムのライブ映像があり、ビートルズが歌い演奏するシーンは何度も目にしたことがあるが、熱狂するファンを映画館でじっくり眺めていると、あらためて、笑え、感心した。
シガニー・ウィーヴァーやウーピー・ゴールドバーグも生で観ていたらしいが、彼女らのインタビューもとてもいい。
彼女らの言葉を先に聞いていたので、また別の味わいがあったとも言えるだろう。
それにしても、デビュー当時のビートルズは、本当にキラキラしていた。
「スーパースター」という言葉があるが、そんなものでは間に合わないような輝きだ。
これは褒め言葉になるかどうか分からないが、仮想の存在のような、ミニチュアキャラのような愛らしさが感じられた。
言うまでもなく、初期の彼らは超アイドルなわけだが、今のように大人たちがよってたかって作り上げたものではない。
もちろん、不良的印象から脱却するためのスーツや髪型といったルックスの戦略や、政治的な発言は極力避けるような指示は多少はあったかもしれないが、間違いなく彼らは自分たちの言葉で曲を作り、歌い、演奏し、これぞ「自由」という空気を全身から発していた。
あの空気が、観る者を魅了していたのだと思う。

あ、一つだけ残念なところがあった。
それは映画ではなく、映画館で購入したプログラム。
昨日ゲットしたプログラムはトップに上げた画像。
しかし、友人のしんちゃんが買ったのはこれだった。
IMG_7803中身は同じなのだが、写真のような綺麗な青の外カバーがあったのだ。
このカバーが、昔のLPレコード入れみたいな感じになっていてカッコイイ!と思っていたので楽しみにしてたのに、残念....
あれは鑑賞した映画館独自の特典?
あるいは先着何名とかの限定だったのかな?

そうそう、後で気付いたのだが、昨日はジョンの誕生日だった
Happy Birthday John!

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2016年07月28日

先日、映画『ブルックリン』を見て、次は『シング・ストリート 未来への歌』を見たい!と書いたが、実はもう一本、見たいと思っている作品がある。
それはこちら『トランボ』
IMG_1573トランボとは、「ローマの休日」の脚本家。
彼については、2013年1月22日にアップしたブログに詳しく書いた。
といっても、僕の言葉はあまりなく、NHKのBS歴史観の内容そのままの感じだが。
久しぶりに読み返したら、やはり面白い内容だった。
「BS歴史観」をもう一度見返すと1時間かかるが、こうやって文字で残しておくと、後で読み返すのに便利!そう思って頑張って書いた記憶があるが、やはり便利だった
「真実の口」のシーン、あれはトランボの脚本にはなく、監督のワイラーが加えたシーンだったことを忘れてた
最後に書いている赤狩り時代を振り返るトランボの言葉がいい:
「あの時代に悪漢も英雄も聖人も悪魔もいなかった。皆、長い悪夢の時代の犠牲者だったのだ」

公式サイトの予告編を見たところ、「ローマの休日」の裏側というより、トランボ自身の生き様を描いた作品のようですね。
もし見る機会があったなら、この作品が描くトランボを楽しめるよう、今持ってるトランボについての知識はいったん横に置くことがポイントじゃな。

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2016年07月25日

昨日は映画『ブルックリン』を観た。
IMG_7300原題:BROOKLYN
邦題:ブルックリン
監督:ジョン・クローリー
原作:コルム・トビーン
劇場:日比谷シャンテ

内気で垢抜けないアイルランドの女の子が、たくましいニューヨーカーへと成長していく物語。
舞台は、1950年前後のアイルランドとニューヨーク(ブルックリン)。
ブルックリンは、僕が最初に住んだ外国の街であり、また、アイルランド好きな僕としては、「こりゃ観んと!」という作品。
アイルランド移民の話といえば、通常、大家族の次男 or 三男 or 四男 or 五男といった男性が主人公のものが多いが、この作品はエイリシュという二十歳そこそこの女性。
渡米直後はホームシックで泣いてばかりいた女の子が、トニーというイタリア系の男性との出会いをきっかけに、徐々にたくましく成長していく。
ブルックリンにあるアイルランド系女性専用寮のようなところに住んでいるのだが、そこでの夕飯時の会話や、トニーのお宅を訪れた時の、イタリア系らしい家族の雰囲気や会話がとても楽しい。
大声を出して笑ってしまうようなシーンもあるが、コメディではありません。
新天地での暮らしを楽しめ始めたエイリシュの元にアイルランドから訃報が届く。
母を慰めるため帰国を決心するエイリッシュ。
トニーとの未来は!?
IMG_7303小さなエピソードもすべてちゃんと意味があり、モヤッとするところがなかったのも良かった。
途中から、どんな方向に話しが進んでいくのか分からなくて不安になるが、納得がいく形で上手に締めてくれた。
当然のことながら、男性より、女性の方がより楽しめる映画かもしれなが、僕の場合、ブルックリンとアイルランドなので、それだけで十分楽しめた
さりげなく書いてるけど、かなり良い映画ですぞ

アイルランドといえば、「シング・ストリート 未来への歌」という映画が現在ロードショー中。
こちらも観たい!!

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2016年07月03日

今日はあるドキュメンタリー映画の先行試写を観に行った@渋谷ユーロライブ
その映画とは、「奴」(ヤツ)。
IMG_71551年ちょっと前くらいに、僕はNYでお世話になった二宮さんという画家と25年振りくらいに再会した。
その時に、こちらの映画を撮ったばかり(?ではなく、まだ撮影中だったのかな?)の撮影・編集・監督・兼「奴」の親友でもある榎園(えのきその)さんとお会いした。
その時にこの映画のお話を聞いていたので、ずっと楽しみにしていた作品だった。
2時間ちょっとの長編ドキュメンタリー。
引きこもりの「奴」を実家(大分)から引きずり出し、沖縄→北海道→海外→東京と一緒に巡るドキュメンタリー。
ドキュメンタリーなので、筋書きはない。
観客は、どんどん変わっていく「奴」の表情で、物語がどのあたりなのかを推察する
僕個人として、最も良かったシーンは、北海道で知り合った堀☆さん(名前を忘れた)と一緒にオーストラリアを巡っていた時、皆で一杯やりながらの一歩踏み込んだやり取りだった。
堀☆さんは、仕込みでも何でもない。なので、本当に素直に、そして、視聴者が最も知りたいと思っていたところをズンズン訊いてくれた。
観客からするとスタンディングオベーションを贈りたいようなシーンだった
まだ、先行試写だったので、これからまだ細々とした編集が加わるのかもしれません。
より多くの方々に見ていただいて、様々な受け取り方をしてしてもらいたい作品ですね。
公式ホームページはこちら

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2016年05月21日

IMG_6945そんなつもりはなかったのに、テレビでやっていた「海街diary」を途中からだけど、最後まで見てしまった。
CDデザインで忙しいのに
やっぱり鎌倉いいなぁ。
海が近いのがいいなぁ。

写真は今日マンションの壁にへばりついていたLadybird
次はどこへいくのかな

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2016年03月22日

BS-TBSでやっていた「スーパーマン・リターン」を最後まで観てしまった。
クリストファー・リーヴでないスーパーマン。
初めて観た。
スーパーマンを見ると、切なくなる
頑張れ〜
IMG_1441IMG_1442

スーパーマン by Tatsuya
翼はないけれど 東へ西へ
息つく暇もない スーパーマン



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2016年02月29日

レオナルド・デカプリオが、遂にオスカーを受賞した
良かったね。
何気なく、他の部門のノミネート作品のタイトルを見ていると、長編ドキュメンタリー賞部門に『ニーナ・シモン 〜魂の歌』という文字が
おー!観たい!観なきゃ!
と思ったが、どうやら日本では公開されない模様。
残念


原題:What Happened, Miss Simone?
という作品のようなのですが、やはり観たい。
検索していると、こんな素晴らしい書き起こし記事を見つけた!
ニーナ・シモン、歌声は良く知っていたけど、私生活は知らなかったので、かなり驚いた。
驚いたけど、だから彼女の歌声はこんなにも心に響くのか!と、大いに納得もした

そういえば、昨年は、『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』を応援してたのに、受賞を逃したんだよなぁ
今年は『AMY エイミー』が受賞。
うーむ、自分が応援すると、迷惑になりそうなのぉ


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2016年02月21日

昨日は、二子玉川で映画『パディントン』を観た。
IMG_6333原題:PADDINGTON
邦題:パディントン
監督/脚本:ポール・キング
原作:マイケル・ボンド
劇場:109シネマズ二子玉川

いや〜、抜群に面白かった
あまり期待していなかったからかもしれないが、本当に面白かった
家で観ていたなら間違いなく大爆笑していたシーンが沢山あった。
子ども向けということで、英国映画だけどブラックなところはあまりなく、ほとんどがベタな笑いだったのに面白かった
しかし、他のお客様はあまり笑っていなかったので、僕は笑いの音量を下げるのに必死だった^^

僕が英国旅行をしたのは、2008年。
IMG_6344ヒースロー空港から電車に乗り、最初に降り立ったのがパディントン駅だった。
この駅には「パディントンの銅像」があることを妻は知っていて、「どこにあるのかぁ?」と言っていたが、あまり関心がなかった僕は、深く探索することなくホテルへと急いだ。
今思えば、もっと本気で探せば良かった。
写真は、ブラウン一家とパディントンの出会いのシーン。
この場所こそがパディントン駅で、パディントン(まだ命名される前だが^^)が立っている場所は、LOST AND FOUND(遺失物取扱所)の前だった。
ミセスブラウンとお話している時、パディントンの後ろのにLOST AND FOUNDと書かれた照明があり、LOST AND だけが点いていてFOUNDは消えていたのだが、「家(ウチ)に来なさい!」となった時、背後の"FOUND"が点いた
あれに気付いたのは、昨日の劇場では、僕だけだったのではないかと^^
字幕が読めないくらいの小さなお子さんもいたので、あの子らの中にはあの変化に気付いた子もいたかもしれないが、彼らにFOUNDの意味は分かるまい

PICT17702008年の英国旅行の初日、パディントン駅の近くのホテルに到着後、荷物を置くと、既に暗くなり始めていたにもかかわらず、ビートルズのアビーロードのジャケットで有名な横断歩道へと向かった。
その最寄り駅が、写真のセント・ジョンズ・ウッド駅なのだが、パディントンがエスカレーターで騒動を起こしたシーンは、この駅で撮影したらしい。
これについては、「へ〜」程度だったのだが、パディントンがミセスブラウンと一緒に訪れた骨董屋の町並みが、ロンドン二日目の午前中に訪れた「ポートベローに違いない!」と思いながら観ていたら、実際、骨董屋の外観はポートベローに実在するAlice's Antiquesというお店を使ったらしい。
「へ〜」と言いながら、昨晩、久しぶりに英国旅行で撮影したビデオを再生し、ポートベロー辺りで撮影したところを見ながら「懐かしいねぇ」、「その店、写ってたりしてねぇ」と言いながら、見ていると、
な、な、なんと!
本当に写っていたのだ
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さすがにこれにはビックリ
IMG_6339Alice's Antiquesの手前にあったお店でこちらのバッグが売られていた。
妻がこれを、買おうか買うまいか、迷っていたので、それを面白がって僕はビデオを回していた。
そのついでに少し町並みを写そうとカメラを少し回した時に、Alice's Antiquesの赤い外観が写り込んでいたのだ
余計なことはしておくものだ^^

話を映画に戻そう。
この映画の時代設定、現代のようで、現代ではない。
携帯電話は出てこないし、電話帳で個人宅の住所を調べたりしているので現代ではないのだが、ロンドンアイはあったりする
なのに違和感がない。
そういう特別な世界の構築に、見事に成功していたということだろう。
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ミスターブラウンを演じたのは、英国のTVドラマ「ダウントン・アビー」で伯爵を演じているヒュー・ボネヴィル。
今、乗りに乗っている役者の一人と言えるだろう。
石頭のお父さん役にピッタリ
しかし、頭の中で、「伯爵、何しよるん!」と突っ込んでいる自分もいた
この映画、「誰でもウェルカム!」というロンドンの姿勢を謳っているのだが、今現在、ヨーロッパは移民問題で揺れ、また、英国はユーロ離脱の是非を問う国民投票を実施するとかしないとか...
微妙な情勢の時だけに、なんとも皮肉なメッセージになってしまった感もあるが、そういったこと全部ひっくるめて、英国らしいとも言える。
IMG_6353あ、そうそう、昨日は、何も考えず、ダッフルコートを着て行ったのだが、パディントンのトレードマークだったんよね(僕のは紺だけど^^)
パディントンは、木製のボタンを気に入っていたが、僕も気に入っている。
これで、カープ帽を被ってたら、パディントンだったね
というか、それって、怪し過ぎ
あ、昨日、映画を観る前に買ったショッピングバッグ、あれを被れば...。
ここのところスペインへの憧憬が高まっていたのに、『パディントン』と久しぶりに見た英国旅行のビデオのせいで、再び英国を旅したい気持ちが高まってしまった

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そうそう、パディントン、英語が喋れるクマとして面白がられ、「だったらこれは言える?」と試されたのが「ストラトフォード=アポン=エイヴォン」と言う発音だった。
Stratford-upon-Avon
シェイクスピアの故郷として有名な町の名前で、僕も訪れたが、初めて耳にした時、「変な名前」と思った記憶がある。「誰もがそう思ってる」ということが分かって嬉しかった。
そういった面白さもちりばめられた映画です。
あ、もう一つ!
本編が終わり、ぼんやりとエンドロールを眺めていたら、最後に、
"No bears were harmed in the making of this film."
(本作製作において熊は一切傷つけておりません)
というクレジットがさりげなく出てきて、笑ってしまった

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2016年02月20日

二子玉川ライズ(rise)を初めて訪れた。
IMG_6308買い物を楽しもうとか、オシャレな雰囲気を楽しもうとかではなく、映画を観るため。
「パディントン」を観ようと検索したところ、吹き替え版ばかりで、字幕版をやっていたのは、新宿と二子玉しかなかった。
新宿だと電車の方が便利。
うーむ、実は車にも乗りたいので、二子玉川に
二子玉といえば、これまでは高島屋くらいしか用がなかったけど、この新しくできたライズ、使えそう。
一番使うのは映画館だろう。
駐車場が1200台も止められるのがいい

上映時間は19:30なので、早夕飯を食べることにした。
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スペインのパン屋さん。
我が家では、今、スペインがホットになっている
ロンドンで買ったショッピングバッグがくたびれてきたので、こちらのショッピングバッグを買った。
底にマチもあるし、カープの赤に近いし
そうそう、「ライズ」の気に入ったとこは、B1の食料品売場にあった酒屋さん。
「まさか、ないよなぁ」と言いながら冷やかし半分で冷蔵庫を覗くと、なんと「雨後の月」があったのです!
生酒の他、大吟醸もあった
さらに!見たことがない八海山があった。
IMG_6331「越後で候」?
聞いたことがない酒だと思っていたら、横に「八海山」の文字が
「ライズ」
やるじゃん

「パディントン」の感想は明日じゃな^^


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2016年01月16日

昨日からTBSのドラマ「わたしを離さないで」が始まった。
IMG_5584原作はカズオイシグロの"Never Let Me Go"
本は読んでいないけど、映画は観た
あまりにヘルプレスな内容に唖然とした記憶がある。
『あれを日本で、連続ドラマでやるって、どうなるん?誰が観るん?』
と言いながら、第一回を観てしまったが...
ただ、脚本が「JIN -仁-」や「天皇の料理番」を手がけた森下佳子さんらしいので、少しだけ期待したところ、なるほど、空気感の作り方は流石。(もっとも、それは演出の力なのかもしれないが)
でも、ストーリーがストーリーなだけに、楽しく観ることはできないだろうが、結末が変わるという噂もチラホラ。
うーむ。どうじゃろ、観るんじゃろうか...
あ、そうそう、脚本の森下さん、2017年の大河「おんな城主 直虎」をやるみたい!
こちらは期待できそう。

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2015年12月27日

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観た。
IMG_5420原題:STAR WARS: THE FORCE AWAKENS
邦題:スター・ウォーズ/フォースの覚醒
監督:J・J・エイブラムス
劇場:室町COREDO

面白かった。
予想より、遥かに面白かった
ハン・ソロ役のハリソン・フォードが今回も出演することは知っていた。
しかし、あくまでファンサービスで、ちょい役だろうと思っていたら、とんでもない!大活躍だった。
なんやかんやで、映画のグレードをしっかり上げてたね。

IMG_5421自分は熱狂的なファンではないが、それでも、一応、全作観ているので、ファンを喜ばせるための懐かしシーンも楽しむことはできたかと
それにしても、どうして何だろう、ワクワクさせてくれるね。
あれが「スターウォーズ」という世界観が持つ力なのだろう。
監督はジョージ・ルーカスじゃないのに、全然、壊していなかった。
個人的には、「ナウシカ」や「ロード・オブ・ザ・リング」の空気も少し感じたかな。
そうそう、最後の小さな島、あれはどう見てもアイルランドの世界遺産「スケリッグ・マイケル(Skellig Michael)」じゃろ^^
一気に「地球」を感じさせられたんじゃけど、あれは何か狙いがあるの?

IMG_5417本編前に、映画「パディントン」の予告篇を観た。
「ダウントンアビー」のお父さん=伯爵が出ていた。
「ダウントンアビー」と言えば、先日観た「黄金のアデーレ」に裁判官?判事?役として、ダウントンのお母さん役の女優が出ていた。
「アメリカ映画に!?」と思ったが、お母さんは、ダウントンでも、アメリカから嫁いできた設定だから良いのか^^
そうそう、これまた「黄金のアデーレ」のシーンで、屋上の駐車場のようなところで主人公(依頼者)と弁護士が少し言い争うシーんがあったのだが、あの後ろに見えていた建物は、イーグルスのホテルカリフォルニアのジャケットの建物だったんじゃないかと思うのだが...

話を「スターウォーズ」に戻そう。
ハンソロも、レイア姫も、年をとっていたが、チューバッカは、全く変わってなかったね^^
これまで、着ぐるみが上げ底になっているのだろうと勝手に思っていたのだが、実は身長221cmの役者さんだったんじゃね。
知らんかった^^

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2015年12月24日

映画「黄金のアデーレ」を観た。
IMG_5382IMG_5384

監督:サイモン・カーティス
劇場:TOHOシネマズシャンテ

「スターウォーズ」を観に行きたいところだが、あちらはまだ当分やっているだろうから、こちらを先に観ておくことに。
ナチスに没収された伯母の肖像画「黄金のアデーレ」を取り戻すため、オーストリア政府を訴えた女性の真実のお話。
回想シーンの織り混ぜ方が、抜群に上手かった。
また、「お金のためではない」という印象に仕上げるため、細心の注意が払われていた。
とても良い映画だった。
改めて、映画って、いいなぁ。

鑑賞後、TAUへ行き、黒田ユニ&キャップを購入。
IMG_5381「ライブの前に買っとけよ!」って感じですが買いに行ってる時間がないくらい忙しかったのです。
来年は、これで神宮に応援に行こうて。

しっかり、お好み焼きを食べて帰りました
IMG_5378

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2015年08月04日

ドキュメンタリー映画「セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター」を鑑賞(8月1日)
IMG_4922監督:ヴィム・ヴェンダース
   ジュリアーノ・リベイロ・サルガド
劇場:ル・シネマ | Bunkamura

今年2月にNHKで放送したスーパープレゼンテーション"TED"で知ったブラジル人フォログラファー"セバスチャン・サルガド"の長編ドキュメンタリー映画。
公開日初日15:55の回を観たんだけど、映画の日ということもあって、完全満員御礼状態だった。
TEDで紹介していなかった、また、ネットでも見たことがなかった写真をたくさん見ることができたので良かったのだが、少々物足りなさを感じてしまったところがあるのも否めない。
だって、「本物のサルガド氏は、もっと凄い!」と思ってしまったから
サルガド氏と直接会ったこともない僕がどうしてそんな風に感じてしまったかというと、そのくらい"TED"で見たサルガド氏本人のプレゼンテーションが素晴らしかったからだろう。

IMG_4923誰が観ても、サルガド氏の素晴らしさが存分に伝わるような作品を期待していたのだが、「あのエピソードが盛り込まれてないではないか!」という気持ちを抱いてしまったりして、つい物足りなさを感じてしまったが、だからといって、サルガド氏が撮った写真が持つ力、魅力は、何がどうあっても凄いことに変わりはない。
"TED"で紹介されていたものより重い、真に迫る写真が多かったように思う。

それにしても、サルガド氏の写真は、どうしてあんなに凄いんだろう。
目を覆いたくなるような悲劇的なシーンをとられた写真でさえ、美しかったりする。
なぜ?
この問に対するヴィム・ヴェンダース監督の明快な答えがプログラムに載っていた。
インタビュアー:
「美しすぎる」と非難する人たちもいますが、あなたはそうは思いませんか?
ヴィム・ヴェンダース:
彼の写真が美しすぎるという批判には、私はまったく反対です。貧困や苦難を写真に撮るときは、ある種の尊厳を被写体に与え、のぞき趣味に陥ることを避けなくてはなりません。それは簡単ではなく、レンズの前の人々とよい関係を築いて初めてできることなのです。それができる写真家は稀です。写真家の大半は、現場に到着するや何枚か撮影して帰って行きます。セバスチャンはそういうふうには仕事をしないのです。彼は人々と一緒に生活し、気持ちを分かち合い、時間をかけて彼らの状況を理解します。そして彼らに感情移入するのです。彼は人々のため、彼らに声を与えるためにこの仕事をしているのです。彼は人々のため、彼らに声を与えるためにこの仕事をしているのです。スナップ写真や「ドキュメンタリー」風の写真ではそれを伝えることはできません。思うに、自分たちがレンズの前にいることに気づいたこうした人々すべてに真の尊厳を差し出したのです。彼の写真は、自分を語っているのではなく、こうしたすべての人々のことを語っているのです。

IMG_4924見事なまでの説明っぷり。
なるほど、ヴィム・ヴェンダース監督がこのプロジェクトに指名された理由がわかったような気がした。
「指名?」
そう。この映画は、ヴィム・ヴェンダース主導で動いてきたプロジェクトではなく、以前からサルガド氏の息子であるジュリアーノ・リベイロ・サルガド共同監督が撮りためてきた膨大な記録映像を取りまとめるために、ヴィム・ヴェンダース監督が指名されたのだ。
パリにあるサルガド氏のオフィスにヴィム・ヴェンダース監督が招かれ、当時サルガド氏が取り組んでいた「ジェネシス」プロジェクトの説明を受けた。互いの信頼が深まっていったある日、「まだゴールの定まっていないプロジェクトに興味はないか」と誘われ、参加することとなった。
おそらくこの辺に、僕が少し物足りなく感じてしまった理由があるのだろう。ヴィム・ヴェンダース監督が途中参加することになったのは、経緯上仕方がないことだけど、もしも最初から携わっていたなら、間違いなくもっと素晴らしい作品になっていたはず!また、鑑賞前は純粋な"ヴィム・ヴェンダース監督作品"と思っていたので、その期待とのギャップもあったのだろう。
どんなに素晴らしい映像であっても、単にそれをつないだだけでは、作品にはならない。
プロジェクトの核となる写真や映像をきちんとセレクトし、インタビューに答えるサルガド氏の映像を重ねることで、ヴィム・ヴェンダース監督は、記録映像を長編ドキュメンタリー作品に仕上げていた。インタビューはヴィム・ヴェンダース監督自らが行っていて、きっと、こういった「外部からの視点」が必要であることをサルガド氏(もしくは奥さん)が気付き、すべてを理解して仕上げてくれるであろうヴィム・ヴェンダース監督に依頼したのだろう。

IMG_4926少し話を戻したい。
被写体が人間である場合、先のヴィム・ヴェンダース監督の説明で、十分納得できる。
しかし、サルガド氏の写真は、被写体が人間でなくても、動物や風景であっても、あの凄まじい迫力や美しさがある。そう、サルガド氏は、被写体との信頼関係の築き方やその魅力を引き出す力だけが優れているわけではないのだ。
たとえば、ある被写体に対し、三脚に載せたカメラで、サルガド氏が撮影した直後に、カメラの設定を一切変えることなく、僕がシャッターを押したとしても、その2枚の写真には、明らかな違いがあると思う。たとえ、被写体がまったく動かない静物であったとしても。
その違いって何なんだろう?
楽器なら、素人とプロの弾き手では、わずか一音であっても歴然とした違いがあるのがわかる。
歌も、素人と一流の歌い手では、「あ」と発するだけで、歴然とした違いがある。
しかし、こう言っては失礼だが、カメラはシャッターを押すだけだ。それなのに、どうしてそんな違いが生まれるのだ?
......
IMG_4927いや...
違うわ。
全然違う。
これは、もう、まったくもって、僕はわかっておりませんでした。
大変申し訳ございませんm(_ _)m
先ほど、私は「シャッターを押すだけじゃん!」と失礼極まりない発言をしてしまいました
カメラは、単なる道具ではなくて、まさに楽器なのだ!
同じ楽器でも、弾く人によって異なる音が出るように、同じカメラでもシャッターを押す人によって、撮れる写真は異なるのだ。そう、楽器とまったく同じ
楽器は、練習しなければ演奏できないが、カメラはシャッターを押しさえすれば、誰でもすぐに撮れるので、ついカメラを使いこなしていると勘違いしてしまうけど、シャッターを押すだけの行為は、楽器をポロンと鳴らしたのと同じで、音は出たかもしれないが、演奏をしたわけではない。カメラを本当の意味で使いこなせるようになることは(楽器でいうところのしっかり演奏できるようになることは)、撮り手が頭の中に"撮りたい"イメージを抱き、それに近いものを撮るための諸々の準備をし、待ち、千載一遇のチャンスを逃さず掴み取ることができるようになることなのだろう。
そして、サルガド氏の写真が凄い理由は、彼が"撮りたい"と思っているイメージそのものが桁外れに凄いからだと思う。

サルガド氏の素晴らしい写真を見るには、写真集を買うのが一番だと思いますが、いかんせん、かなり高額ですですので、写真集の購入をお薦めすることは致しませんが、この映画は鑑賞する価値があると思います。
彼の写真が凄いのは、彼の生き方が凄いからです。こんな生き方をしている方がいるということを知るだけでも、とても価値があると思います

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2015年01月25日

昨日、映画「ホビット/決戦のゆくえ」を観た
IMG_4297原題:The Hobbit/The Battle of The Five Armies
監督:ピーター・ジャクソン
劇場:TOHOシネマズ 日本橋

「ホビット」シリーズ、その前の「ロード・オブ・ザ・リング」のシリーズもすべて観ているので、最終章の本作を観ないわけにはいかない。
妻は原作を読んでいるので理解していたようだが、僕は読んでいないので、正直、よく分からなかいところが多く、ひたすら激しい戦闘シーンを特に感情移入することなく、観ることとなった
彼らが使用する武器は、剣や弓矢という原始的なものがほとんどで、銃や大砲はない。
肉弾戦的な殺陣シーンばかりなので、この辺は監督の腕の見せ所だろう。
所々、ユーモアのあるシーンが挟まれていたので、僕としては助かった^^
3D字幕版を観たのだが、以前より疲れなかった気がする。技術が向上したのかな?
「ロード・オブ・ザ・リング」のシリーズから6本、足掛け16年間かぁ...出演者も年を取るので大変だったろう。
お疲れさまでした。

ところで
IMG_6366本編上映前に「ストロボ・エッジ」という映画の予告編が流れていたのだが、「ん?!」というシーンがあった。
妻の実家のすぐ近くに「どっぺり坂」という新潟市内では有名な坂があるのだが、明らかにその前と思われる場所に有村架純ちゃんと福士蒼汰くんが立っていたのだ
僕はすぐに気付いたが、妻はまったく気付かず。
でも、絶対間違いない。
ま、それだけのことなんじゃけどね^^

さて、今夜は「流星ワゴン」の第二話だ。
楽しみじゃのぉ。

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2014年12月07日

「ビリー・エリオット(リトル・ダンサー)ミュージカルライブ」を観た。
SCAN0038原題:Billy Elliot The Musical
邦題:ビリー・エリオット/ミュージカルライブ
監督:スティーブン・ダルドリー
音楽監督:エルトン・ジョン
劇場:TOHOシネマズ日劇

上映時間は、途中休憩ありの約3時間。
これで退屈だったら拷問だが、抜群に面白かった
涙あり、笑いあり、感動ありで、まさに見応え十分
オリジナルは、2000年に英国で公開された映画「Billy Elliot/リトル・ダンサー」。
日本公開は2001年で、僕もシネスイッチ銀座で鑑賞したが、こちらも、もちろん、面白かった。
物語の舞台は、1984年、ストライキに揺れるイングランド北部の炭坑の町。
主人公は、炭坑夫の父親と兄、お婆さんと一緒に暮らす11歳の男の子ビリー。
4年前(?)に母親を亡くしたビリーをたくましく育てるため、父親はボクシングを習わせていたのだが、ビリーが夢中になったのは、なんと、クラシックバレエだった...

IMG_4031本作は、原作本もなければ、実話でもなく、脚本家リー・ホールのオリジナル。
当時の英国経済の悪さや、マギー・サッチャー首相の鉄の女振りも記憶に新しいので、全然、昔話に感じなかったのを覚えている。
「面白かった!」
と、僕が褒めたからではないが、2005年、英国でミュージカル化され、数多くの賞を受賞した。(2008年にはブロードウェイでも上演開始)
ゲイ的なエッセンスもあるから?、音楽はエルトンジョンが担当。
そして、ここでプチ自慢させてもらうと2008年、僕はロンドンのVictoria Palace Theatreで、このミュージカルを鑑賞した
今回の映画は、そのミュージカルのスペシャル演出を完全収録したもの。
故に「ミュージカルライブ」という邦題のサブタイトルが付いているわけだ。
SCAN0039で、驚いたのが、これが撮影されたのが、2014年9月28日だということつい2ヶ月前じゃん!
この日の公演は、全世界にネットで生配信されたらしく、だからだろう、始まった直後の出演者たちの気合いは物凄かった。
これは、出演者だけでなく、観客も一緒で、いつもと違う"スペシャル"な空気が会場全体に満ちあふれていた。
僕も映画だと分かっているのに、本当に目の前で繰り広げられているような錯覚を何度も覚えた。
特にビリーの友人マイケルの演技と歌が素晴らしく、彼の見せ場のシーンを観た直後、僕はスタンディングオベーションをしたくらいだ!(嘘です^^小さく拍手しただけです^^)
そこまで入り込んでしまったのには、理由がある。
それは、この舞台が撮影された場所、つまり、彼らが演じていた劇場が、2008年に僕が観たVictoria Palace Theatreそのものであり、かつ、昨日、映画を鑑賞した席からスクリーンを見上げる角度が、2008年に鑑賞した時とほぼ同じだったからだ。
IMG_3984ということで、探したら見つかった
IMG_4025
このチケット、当日に購入したにもかかわらず、前から6列目(F列)という、素晴らしく良い席だった!(ちなみに、STALLSの意味=〈英〉〔劇場の〕1階席◆劇場や映画館で最も舞台に近い席。◆通例、stalls◆)
この日の感想は、こちらに書いております。(舞台の感想というより、ロンドン最終日の様子だけど)
しかしながら、この日のステージと、昨日観た映画のステージのクオリティを比べると、格段に昨晩の映画の方が上だった。
なんやかんやでもう6年も経っているので、すべてがブラッシュアップされ、演出もかなりバージョンアップされていた。
もしかすると、単に字幕があったので、感情移入し易かっただけかもしれないが^^
と言うのも、生で観た時、大体のストーリーが分かっていたのでなんとか楽しめたというだけで、彼らの台詞をちゃんと聴き取れたわけではないからだ。そんなヒアリング力、僕にはない^^
イングランド北東部のなまりなんて、他地域の英国人でも聞き取れないらしいのに、そりゃ無理じゃろう
あ、そうそう、主役のビリー役を射止める条件は、ダンスの技術も必須だが、イングランド北東部なまりが話せることだと言う。
なので、歴代のビリーは皆、北東部出身者なのだが、今回のエリオット君は、初のリバプール出身者なのだそうだ。
たしかに、リバプールは北東部ではない。
訛りの種類は異なるのだろうが、しかし、リバプール訛りもかなりのもの。
リバプールのホテルに宿泊した時、フロントの女性はとても奇麗な分かり易い英語を話してくれたが、たまたまエレベーターに乗り合わせた掃除のおじさんと、とてもにこやかに会話をしたのだが、一語たりとも聞き取れなかった

victoria本作品のファーストシーンは、出来るだけ会場が大きく見えるよう、舞台下手から劇場内の客席をゆっくりと見上げるような形でズームアウトし、バルコニー席や3階席を見上げるようなアングルにパーンしていく。
はっきり言いましょう!実際にあの劇場を訪れたことがある方は、最初のシーンを観るだけでも、価値があると
ちなみに、かの地に劇場が建てられたのは1932年で、何回かの名称変更を経て、Victoria Palace Theatreとなり、1910年に大規模な補修が施されたものの、今もオリジナルの雰囲気がそのまま残されているという。なるほど、それであんな味がある劇場だったのか。

ところで、どうして今回、こういったスペシャルなステージを公演し、また、映画化までしたのだろう?
初演は2005年なので、10周年というわけでもないし...
もしかして、昨年、サッチャーが亡くなったから?(劇中、サッチャーはかなり悪者として描かれているので、遠慮がなくなったとか!?^^)
IMG_4028あるいは、「ありのままのの〜」が世界的なヒットを飛ばしたので、だったら「本作の"ありのまま魂"をもっとアピールしませう!」という案でも出たのか?
はたまた、今回、主役のビリーを演じた"エリオット君"(役名と同じエリオットだが、これは彼のファーストネームでラストネームではない)がやたら可愛いので、"このロングラン公演をさらに続けるための起爆剤にしませう!”と誰かが発案したのかな?
たしかに、そのくらい、この公演の役者たちは粒が揃っている感じがした。
特に、先述のマイケル役の男の子の歌と演技は抜群に上手く、まさに大人顔負けだった。
もしかして、彼に引きずられ、エリオットも、他の大人の役者たちも、腕を上げたのではなかろうか!?(得意の邪推^^)
しかし、やはりなんと言っても初代エリオットを演じたリアム・ムーア(22歳)のダンスが一番だったらしい。
で、そのリアム!なんと、大人ビリーとして、この公演に出演している!
リアムだけではない、フィナーレで歴代のビリー27人(エリオット君を含めると28人)が総出演している(歴代仮面ライダーか!?^^)
「しかし、9年で28人って多くない?」
たしかに、多い。
理由は、公演中、ビリー役の役者は常に3人または4人いて、交替で演じているからだ。
3人が1年間演じたとすると、9年で27人じゃもんね。(引退理由はやはり声変わりなのかな?)
嬉しかったのは、全員がまだバリバリの現役であったこと。
最年長が22歳のリアムなので、動けないようなおデブさんになっている可能性は、そりゃ低いか^^
が、そのリアム、一時期、ロンドンを離れ、故郷に戻っていた頃があったという。
だからだろう、彼が登場した時、会場は異様に盛り上がっていた。

そういえば、オリジナル映画の「リトルダンサー」、たしか2012年のフランス旅行の帰りの飛行機の中でも観たような記憶がある。つくづく縁がある作品だなぁ。

今回の上映は、12月5日から11日までのわずか7日間限定のロードショー。
2000年の「リトルダンサー」を観た、あるいは、現地でミュージカルを観たことがるという方は、是非ともご鑑賞をオススメします!
あの時の熱い空気が、懐かしさが、蘇ってくること間違いなしです!
あ、それと、お父さんの独唱シーン、良かったよ

この日は、こちらのスペイン料理のお店で夕飯を食べた。
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価格もリーズナブルで、味も美味しかったが、何よりスタッフさんの感じが良かったのが嬉しかった。
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いやー、師走ですなぁ。
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2014年08月12日

今朝、車を運転している時、無性に"A Day In The Life"が聴きたくなった。
ご存知のように、この曲は、ビートルズのアルバム"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"の最後に収録されている曲だ。聴き終えた後、そのままだと次のアルバムに移ってしまうが、同じくこのアルバムに収録されている"When I'm Sixty-Four"が無性に聴きたくなったので、ピッと選曲し、聴いた。
この曲を最初から最後まできちんと聴いたのは、何年振りだろう
それから1時間後くらいかな?ツイッターで俳優のロビン・ウイリアムス(Robin Williams)さんが亡くなったことを知った。
大好きな俳優だっただけに、大変なショックを受けた。

僕が初めて観た彼の作品は、「ガープの世界」(The World According to Garp)。
たしか日本公開は僕が上京した1983年。
東京の映画館で僕が初めて一人で観た映画だったということもあってか、数ある彼が出演した作品の中でも一番好きな映画だ。
オープニングがとても印象的なので、「きっとあるはず!」と思い、YouTubeを検索したところ、見つけた。

"When I'm Sixty-Four"
無性に聴きたくなった理由が分かった気がした。

R.I.P. Robin Williams

waits2 at 11:27コメント(0)トラックバック(0) 

2014年05月28日

あんまり世間が騒いでいるので、先週末、"Frozen"を観た
IMG_3301原題:Frozen
邦題:アナと雪の女王
率直な感想を言わせてもらうと、悪くはなかったが、そんな大騒ぎするほどの作品ではなかったかなと
同じアニメーション映画と比較すると、2月に観た「かぐや姫の物語」の方が遥かに面白かったし、感動した。ま、個人の好みだけど。
主人公は、「アナ」とその姉である「エルサ」(雪の女王)のダブルヒロインということだが、エルサは、"Let It Go"を歌うこと以外、さほど大きな仕事はしないもっぱら、活躍したのはアナだった。
どこかしら感情移入できるところがあるかと淡い期待を抱いていたが、残念ながらそういったところはなかったので、鑑賞中僕は、『どうしてヒットしたんだろう?』とその理由というか、作品の魅力をさぐるような気持ちで観ていた。
一つ言えるのは、"Let It Go"は、楽曲自体に力があり、あの氷の城が作り出されていくシーンはなるほど素晴らしい。特に個人的に気に入ったのは、エルサが足をドンと踏み出し、そのつま先から氷の結晶の形をしたヒビが広がっていくとこあの踏み足ドン!は、とても良い演出というか、良い振り付けかと
もう一つ良かったところは、問題解決が王子様のキスでなかったところかな。ディズニーも「変わらなきゃ」と思っているようだ
で、それとは別に考えさせられたのが、CG技術。
「コンピュータグラフィック〜ここまで出来るようになりました〜」というプレゼンをされたような気分だった。なんというか、言わば「かぐや姫の物語」の対極を感じて、ちと複雑な気持ちになった。
未だアニメーターの職人的な技術に依存するところが大きい日本のアニメを考えると、絵を描く力より、コンピュータを駆使する技術を高めることに微塵の迷いも感じられないディズニーの姿勢に、ある意味、感心したし、日本のアニメーターの苦労とか、浮かばれないことにならなければ良いが、と妙な心配をしてしまった。
ま、でも、この世には、クレイアニメみたいに非効率的なアートも堂々と存在しているわけだから、「ならでは」の味で、それぞれの形で、発展していけば良いのかな、とも。
っと、話しを戻すと、ストーリー的には、さほどのことはない。
そう、ストーリーより、これはミュージカルなので、「とにかく各楽曲で名シーンを作ろう!」という姿勢を強く感じた。
ここで僕得意の勝手な推測をさせていただくと合い言葉は、「目指せ"Glee"!」だったのではないかと実際、"Let It Go"を歌うイディナ・メンゼルは、"Glee"のメインキャストの一人レイチェルの実母シェルビー役だし。
一応、僕は、Gleeは、ファーストシーズンからすべて観ているので、少し語らせてもらうと当初、Gleeは、普通の学園物ミュージカルドラマだった。何が普通かというと、予算が
当初からミュージカルシーンも頑張ってはいたが、それよりも、ストーリー自体が面白かった。同性愛者、障害者、人種差別といった難しいテーマに果敢に取り組み、現実の社会で発生した出来事とリンクするようなストーリーにも挑戦していた。
しかし、シーズンを重ねるに連れ、ストーリーよりも、とにかく歌うシーンに注力し始め、ダンス(振付師やトレーナー、リハーサル時間)にも、セットにも、楽曲のミキシングにも、明らかに予算の桁が2つくらい増えたんじゃないかと思えるくらい豪華になっていった
ま、それはそれで悪くはないんだけど、「ストーリーはいいから、とにかく歌うシーン」と明らかに製作者側の意識が変わって行き、その分、物語は中途半端になったりするところが多くなったりしたが、『何作かに1回きちんとしたものを作れば良いだろう』というスタンスを感じた。最初はその姿勢の徹底がおかしくて笑っていたが、正直、ちと寂しくなったのも否めない。
IMG_3299そういう意味での「目指せ"Glee"」かと。ストーリーはそこそこで、とにかくミュージカルシーンのダイナミックさやスピード感のある演出に尽力し、「語り継がれるような名シーンを作ろう!」これにかけたのではないかと。結果、作品としても、興行的にも、成功は得られたのかなと。
ただ、Gleeの手法は簡単に真似できても、そう簡単にいかないところもある。と言うのも、Gleeは、基本、既存の名曲のカバーなので楽曲はテーマに沿っていくらでも選び放題だが、オリジナルアニメーション映画となると、そうはいかない。
実写、アニメにかかわらず、ミュージカルの名シーンは、演出の良さもさることながら、何より楽曲自体が素晴らしいくないと!なので、「目指せ"Glee"!」とお気楽に書いたが、一流の楽曲を用意しなければならないので、そりゃ大変よね。
そういう意味では、楽曲作り、音源作りには、力が入っていたかと。
実写であれ、アニメであれ、出来上がった「作品」というのは、ずっとそのまま残る。
そして、何回も繰り返し観ることができ、何回観ても変化はない。
一方、"生"、"LIVE"と言うのは、基本、その場限りで、出来が良い日もあれば、悪い日もある。
また、ライブは、何が起こるか分からないというハラハラドキドキや、ならではの臨場感、そして音楽だったら即興性といったところが最大の見所だと思っていたのだが....もしかして、"消耗品"であることが一番のウリなのかもしれいない?とふと思った。
「消耗品?」
はい、ここで言う消耗品とは、"身を削っている"ということ。
ダンサーの肉体も、歌い手や役者の声帯も、演奏者の指も、いつ途切れるか分からない、いつがピークか分からぬまま、マシンやデータのように修復も代替も効かない唯一無二の個体を消耗しながらパフォームしているのだ。
随分前にフィギュアスケートを生で観たことがあるが、テレビで観る着地失敗と、生身の人間が物凄い勢いで転倒するのを目の前で見るのとでは、揺さぶられるものが全然違うのだ。先日、東京ドームでプロ野球を観たが、テレビの中で動いているのは、所詮は人の形をした映像だが、生身の小さな人間が、大飛球を飛ばしたり、ダイビングキャッチをするのを生で観ると、やっぱり興奮が違うんよね。
"ライブ"は、パフォーマーが肉体を賭して戦っていることを痛感する場なんだと思う。
そこが"ライブ"の一番"エライ"ところなのかもしれない。
よくミュージカルなどでロングラン公演があるが、何度も足を運ぶファンは、何度観ても感動するシーンを味わったりしているのだろうが、毎回同じクオリティではないはずなので、正直、「前の方が良かった」、「前々回の方が良かった」という感想はあるかと思う。しかし、パフォームする側は、"今回が最初で最後かもしれないお客様がいる"ことを肝に命じ、毎回、ベストを尽くしている。
何度もやるロングラン公演ですらそうなのだから、年に1度のワンマンライブとなると、その気合いたるやとてつもないんじゃないか
こりゃ、6月13日のワンマンライブ、絶対、観に来んといけんね!
と、まさかのライブの宣伝で締めくくって"凍りつける"の巻でした

waits2 at 23:21コメント(0)トラックバック(0) 

2014年04月06日

映画「あなたを抱きしめる日まで」を観た。
IMG_3173原題:Philomena(フィロミナ)
監督:ロビー・ライアン
脚本:スティーヴ・クーガン
主演:ジュディ・デンチ
以前から、観たい、観たいと思っていたのだが、昨日、ようやく観ることができた。
素晴らしい映画だった!
ここ最近観た中で、間違いなく一番良かった
暗く、辛い内容の話なのに、絶妙の演出で、悲しいだけじゃない、微笑ましいシーンも、ジーンとくるシーンもちゃんとある、バランスの良い作品に仕上げられていた。
さて、さて、何から褒めようか.....「うーん」と迷うことはない主演のジュディ・ディンチの演技がとにかく素晴らしかった
ど派手なシーンがあったわけじゃないのに、最初から「凄い」と感じさせられた。
いわゆる存在感がある女優だとは思うのだが、今回彼女が演じた女性は、凄い女性ではなく、普通の愛らしいおばさん、というかお婆さんなので、かえって存在感は不要。
なので、出してはいない。
そう、出してはいないのに、主人公の心情が、恐ろしいくらいに伝わってくる。
監督の「アクション!」という掛け声で、彼女の表情がガラリと変わり、現場の空気が一変する、そんな様子が容易に想像できた。

これから観る方もいらっしゃるかもしれないので、ネタバレにならない程度に紹介したいと思うのだが、まず、本作は、実話に基づいた話だということ。
「事実は小説より奇なり」という言葉があるが、まさにその通りで、思いも寄らぬ展開があるのだが、事実だけに説得力がある。
ただ、原作がどんなに劇的な実話であったとしても、面白い映画が出来るとは限らない。
ドキュメンタリータッチでいくのか、ヒューマンドラマとして描くのか、アプローチによって印象は全然異なるし、誰を主人公にするのか、誰目線で描くかでも、全然変わってくる。
この辺は、脚本家や監督のセンスと力量にかかってくるわけだが、本来とてもシリアスで、社会的に大きな問題を扱っているだけに、描き方によってはひたすら重いだけの作品になってしまう可能性も十分にある。
というか、最初、自分もある程度そのつもりで観ていた。
なので、主演のジュディ・ディンチに比べ、彼女と道中を共にするジャーナリストのマーティン役を演じたスティーブ・クーガンが、『あれ?どうした?』と思ってしまうくらい、役者としては三流の演技だったので少し不思議に感じていた。
実は、このスティーブ・クーガン、本作のプロデューサーであり、脚本家でもあるのだが、本職はコメディアンであることを後でプログラムを読んで知り、合点がいった。
あの少し残念な演技は、全体的な印象を重くなり過ぎなくするための配慮だったのだ。
IMG_3177**ストーリー(ネタバレはありませぬ)**
ジュディ・ディンチ演じる主人公フィロミナには、50年間隠し続けてきた秘密があった。
10代の頃、未婚のまま妊娠した彼女は家を追い出され、修道院に入れられる。そこには同じような境遇の女性たちが「堕落した女」として、出産の面倒を見てもらう代わりに、過酷な労働を強いられていた。フィロミナは男の子(アンソニー)を出産したが、修道院で子どもと一緒に過せる時間は1日わずか1時間しか与えられなかった。アンソニーが3歳になったある日、修道院は金銭と引き換えに養子に出し、以来、アンソニーの消息は不明となった。
フィロミナの告白を受けた娘のジェーンは、『愛する息子に一目会いたい』という母の願いを叶えるため、元BBCのジャーナリストであるマーティンに話しを持ちかける....
****
僕も本作を観る前、上記程度の予備知識は持っていた。
登場人物たちのキャラクターを一通り理解したところで、いざ、息子を捜す旅が始まるわけだが、そこから先は、あっという間にストーリーの中に引き込まれていく...
個人的には、アイルランドがらみの映画ということもあったので観たいと思っていたのだが、そういうことに関係なく、誰でも楽しめる作品になっていた
(ちなみに、本作で"Slainte"という言葉を2回ほど聞ける"Slainte"とは、「乾杯」という意味のゲール語だが、この発音について、僕は「スランチェ」と表記するようにしているが、「スロンチャ」と表記されているのもいくつかのサイトで見たことがある。今回、映画の中で聞いた発音は、「ロ」よりもやはり「ラ」に近いと感じたのだが、それよりも後半の「チェ」が「チョ」に近いと感じた映画とは一切関係ない話題で恐縮です^^)
本作は、カトリックに関わる映画だが、宗教に限らず、組織って大きくなればなるほど、怖いんよね。間違ったことを平気でしたり、また、間違ったことをした後も平気でいられたり...
本作のメインテーマというわけではないが、それを強く感じたので、書き留めておいた。

さて、ついでにと言ってはなんだが、3月16日(だったかな?)に観た映画「LIFE」の感想も少し。
IMG_0758邦題:LIFE!
原題: The Secret Life of Walter Mitty
監督:ベン・スティラー
主演:ベン・スティラー
助演:ショーン・ペン
プログラムを読むまで知らなかったのだが、本作には原作があり、また、映画としてもリメイクだった。
原作は「虹をつかむ男」(1939年)(同タイトルの邦画があるがそれとは関係ない)。映画化されたのは1947年で、主演はダニー・ケイ。
「ほう、それなら知ってるし、もしかすると観たことがあるかもしれない?」と思ったが、覚えてはいない。
原作があり、また、一度映画化されたことがあるものの、本作の物語は原作ともオリジナル映画ともまったく異なると言う。
「は?だったら原作って何なんだ?」
そう言いたくなるのもごもっとも。
何しろ原作はわずか12ページの短編だったらしいので、映画化の際、かなり盛られたようだ。
IMG_5799おそらく、空想癖のある冴えない男が主人公で、名前がウォルター・ミティとくれば、米国内の一定世代以上の方々の間では『あのシリーズね』と言う認識があるようだ。
と言うのも、かつて、米国では空想癖がある人を見かけると、「彼はウォルター・ミティだから」と言われるくらい主人公の名前とキャラクターが浸透していたらしい。
なるほど、となると、原作がどうとかもはや関係ないわけね。
空想癖といえばアイルランド人のお家芸なので、原作の「虹をつかむ」(The Middle Aged Man on the Flying Trapeze and More)の著者ジェームズ・サーバー(James Thurber)はアイルランド系なのかな?と調べてみたのだが、それらしき情報は得られなかった。
が、本作の中で、ウォルター・ミティが血眼になって探す幻のフォトグラファーがいるのだが、彼の名が、「ショーン・オコンネル」と、どアイリッシュネームだったので、少なくとも製作者の中にアイルランド系の方がいるのは間違いないかと
製作者と言えば、本作の製作を務めたジョン・ゴールドウィンとサミュエル・ゴールドウィン.Jrは、1947年の「虹を掴む男」を製作したサミュエル・ゴールドウィンの孫と息子らしい。
なので、本作は、主演・監督を務めたベン・スティラーの映画のようで、実は、ゴールドウィン一家の作品という方が正しいのかもしれない。ちなみに、サミュエル・ゴールドウィンはポーランド出身でアイルランド系ではない。
と言うことで、どういった内容の話しだったかより、設定や背景の方が興味深かったので、そちらを記しておいた。
本作は、色んなところを訪れ、奇想天外なことが起こるアドヴェンチャー映画?かもしれないが、正直、昨日観た「あなたを抱きしめる日まで」の方が、遥かに先を知りたい気持ちを強く抱いた。
興行的には「LIFE!」の方が上だと思われるけど、心の振られ幅は、断然「あなたを抱きしめる日まで」の方が遥かに広かった。

waits2 at 22:26コメント(0)トラックバック(0) 

2014年03月15日

昨晩、吉祥寺Mandala2にご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました!!
さっそくセットリスト:
IMG_42131.歌うたいの詩
2.こゝろ
3.アヴァロン
4.グラデーション
5.スーパーマン(新曲)
6.つかまえ手(DS)
7.スランチェ(日本語版)

今回の新曲は、5曲目の「スーパーマン」
8日のブログでスーパーマンのTシャツを着たジョンの写真をアップしたのは、そのままズバリ「スーパーマン」という曲を書いたからでした。
と言っても、あの写真を見つけたからこの曲を書いたのではなく、曲が完成した後、ライブ当日に配布するフライヤーに使えるネタはないかとググっていて偶然見つけたもの
曲を書くことになったきっかけは映画でした。
どんな曲を書こうかなとギターを握っていた時、たまたまケーブルテレビで「スーパーマン」を放送していたのでした
スーパーマンといえば、僕ら世代は、クリストファー・リーヴ(Christopher Reeve)
まさにスーパーマン!という俳優ですが、あまりにスーパーマンのイメージが強過ぎて、別の役の仕事がまわってこなかったという苦労もあったようですね。
スーパーマンと言えば、ヒーロー。
ヒーローと言えば、強い。
初めてスーパーマンを見た時、彼は自分より年上で、頼りになる大人でした。
しかし、先日、ケーブルテレビで見たスーパーマンは、ただの若者だったのです
そして、強いというより、ごくごく「普通の人」という印象しかなかったのです。
見るとはなしに見ていたのですが、テレビの中で、たった一人で戦う健気な若者の姿に感動し、気がつけば曲を書き始めていました。

翼はないけれど 東へ西へ
息つく暇もない スーパーマン


IMG_4232さて、今月のDSこと大ちゃんセレクションは、スーパーマンの次の6曲目「つかまえ手」でした。
初めて、「予想通りだった!」と言いたいところですが、ずっとこの曲を予想し続けていたというか、「そろそろ来るんじゃないか」と思っていて、それでもずっと来なかったので、もはや「そろそろ」とも思っていなかったので「当たった」とは言えないですね(笑)
大ちゃんがメールで伝えてくれた構想は、「ちょっとテンポを落とした感じで、途中からハネていく」、というもの。
僕はそれを、途中からテンポをアップすると勘違いし、後半、従来のテンポに戻るのかと思っていたので、スローテンポの新曲「スーパーマン」を「つかまえ手」の後にしようと考えていました。
しかし、当日リハで僕が勘違いしていたことが判明し、なので「曲順「スーパーマン」→「つかまえ手」の方が良いのでは?」という大ちゃんのアドバイスに従ったところ、大正解でした
しかも、間にMCを挟まず、新曲でもないはずなのに聴いたことのないピアノ前奏が始まり、「何だこの曲?」という空気が感じられ、自分も新鮮というより、まったくの別の曲のイメージで歌い始めることができました。
事前に、ここは強く、ここは弱く、ここはファニーで、ここはしゃべり口調でといったことは一切決めない。ただただ、瞬間、瞬間の思いつきで進む。
それだけでなく、リハとも違うアプローチだったのに、本番中、「次、ここ、こうきますよね」と大ちゃんが先読みするアプローチがいくつもあって、頭の中で驚きの連続でした。
先読みと言っても、零コンマの判断。
自分でもどう歌ったのかまったく覚えていなくて、昨晩の演奏は、まさに二度と再現不可能な「つかまえ手」でした。
物語的な歌詞で、もちろん、どうなるかは知っているはずなのですが、「へー、それでどうなったん?」ともう一人、聴き手の自分がいて、妙な楽しさがありました。
「おいおい、『それでどうなったん?』なんて、大袈裟だろう!」
いえいえ、これが大袈裟じゃないのです。
もちろん、物語の結末は知っています。
しかし、物語の最後にどんな情感が残るかは、一切予測不能なのです。
最後だけでなく、途中の情感も、「へー、そうじゃったん?!」と自分に感心する感じ。
レコーディングなら残したい情感を目指して編集していけば良いでしょう。
しかし、ライブは、最後まで行ってみないと分からないのです。
楽しかったのか、残念だったのか、切なかったのか、ワクワクしてたのか、最後まで分からない。
いやー、まさにライブ。
勉強になったわ。
物語的な「つかまえ手」に限らず、どの曲でも、最終的な情感を完全に決めつけてアプローチしていくのはもったいないな!と、あらためてそう思いました。

さて、さて、ここで大切なお知らせがございます!
今年もワンマンライブを開催することになりました
開催日は
6月13日(金)
昨日、配布したフライヤーにも、しっかり明記させてもらったのですが、ここで大変な間違いを犯してしまっていたのです。
flyer0314まさかの日付間違い
堂々とど真ん中に6月20日
うひゃー
昨晩、これを手にした皆様、申し訳ございませんm(_ _)m
6月13日(金)の誤りですので、スケジュール帳にメモしてくださった皆様、早急にご訂正願いますm(_ _)m
いやー、大変申し訳ございませんでした。
ということで、あらためまして

0613


毎月、ライブのお知らせメールを送信している方々にも間違った情報をお伝えしてしまったので、急ぎ訂正メールを送信させてもらいました。
ふー。
焦った、焦った。
あ、それと、このワンマンで発売できるよう、新譜のレコーディングも考えております!
まだどの曲を録音するか、何も決まってないのですが、密かに画策しております。
ご期待ください!
ということで、昨晩、ライブに来てくださいました皆様、マンダラ2のスタッフの皆様、対バンの皆様、もちろん、大ちゃん、ありがとうございました。
来月もよろしくお願いします!

ここで再びスーパーマンの話題に戻らせてもらいます。
クリストファー・リーヴのWikipediaをによると:
「ヒーローとは何か?」というインタビューについて、スーパーマンの映画撮影中は「先のことを考えずに勇気ある行動をとる人のこと」と答えていたが、事故を起こした後は「どんな障害にあっても努力を惜しまず、耐え抜く強さを身につけていったごく普通の人」と答えている。

たった今これを読んで、「普通の人」という文字を見て驚きました
今回書いた新曲「スーパーマン」のテーマそのものだったので、大変感激いたしました

waits2 at 13:39コメント(2)トラックバック(0) 

2014年03月10日

映画「ネブラスカ」を鑑賞
IMG_2975原題:NEBRASKA
監督:アレクサンダー・ペイン
映画館:バウスシアターin吉祥寺

それほど期待していなかったからだろうか、かなり楽しめた。
淡々としたロードムービーなのだが、2回くらい滅茶苦茶面白いシーンがあった。
その笑いのセンスが、どうも広島っぽい、というか、島っぽいというか、他のお客さんはそれほどウケてなかったが、僕はおかしくてたまらなかった。
アメリカ国内では、大爆笑だったに違いない!
2つの内、1つは単純なシーンだったので説明すると:
アル中の父親が、お酒を飲みたくて夜中に宿を抜け出し、なんとか帰ってきたは良いが、入れ歯が無くなっていた。
どこで無くしたか覚えてないが、「おそらく線路の辺り」と言うので、翌日、息子(次男)と一緒に探すことに
『どうせ無理だろう』と思っていたが、奇跡的に息子が発見
正確な台詞は覚えてないので、ご容赦を:
息子:「あった!親父、これ親父の入れ歯だよな?」
親父:「….」(ボンヤリ...)
息子:「いや、やっぱ違った、親父のじゃなかった、ごめん」(そう言って父親の反応を待つが...)
親父:「….」
息子:「なわけないだろう!これ、親父のに決まってるだろう!こんなところに他の人の入れ歯なんてありはしないだろう!」(かなりヒステリックに)
親父:「いや、それは俺のじゃない」(キッパリ!)
息子:「もう!そんなわけないだろう….」(超ヒステリックに)
親父:「ウソよ」

大爆笑。
それまでボケ老人的発言しかしてこなかったのに、いきなり息子より上手のボケ&ツッコミをかましてきたので、意外さも手伝い、おかしさ百倍
これが最初のおかしなシーン。
もう一つの爆笑シーンは、母親と長男も合流した後のかなり後半にある。
こちらはジワジワくる笑いで、ダウンタウンのまっちゃんなら、10秒くらい口を開けたまま、思い切りたれ目にして何も言わず笑ってそうなシーン。
いやー、おかしかった。
久々に家族が一つになったかなり良いシーンの後だったので、たまらないおかしさだった。
こちらは描写するのはとても困難なので割愛します。
おっと失礼、この映画、お笑い映画ではありませぬ。
プログラムに書かれていたコピー:
*******
100万ドルの賞金に当たったと信じ込む父親、
インチキだと知りながらもそっと寄り添う息子。
愛すべき旅の途上でいつしか心と心がつながれていく。
*******
この言葉通り、心にしみるロードムービーなので、当然そういう良さの方がメインです
「ネブラスカ」と言えば、自分の場合、どうしてもこのジャケットのイメージがある。
51XZ9HuMlrLそう、ブルース・スプリングスティーンのアルバム「ネブラスカ」。
別にこのアルバムに合わせたわけではないだろうが、カラーではなく全編モノクロだったので、「ネブラスカ」のイメージそのものだった。
BGMはほとんどがアコースティックギターで、世界観は十分出来ていたんだけど、正直、もう少し味わい深いプレイが欲しかったかも
一方、キャストの方は抜群だった!
父親、母親、長男、次男、全員が完璧なキャスト。
中でも母親役を演じたジューン・スキップは、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされていただけのことはあり、光る演技だった。
「もう一回観たい!」と強く思うような作品ではないが、あの後半の爆笑シーンの可笑しさを分析するために、もう一度観ても良いかも

waits2 at 23:44コメント(0)トラックバック(0) 

2014年02月08日

ようやく「かぐや姫の物語」を観ることができた
IMG_2809監督:高畑勲
随分前に前売りを買っていたのに、時間がとれなくて、上映が終わったらどうしようと焦ってました

良かった
抜群に良かった
世間一般の評価は、それほど高くなかったみたいだけど、僕は満点だった
感動したわ。
正直、あまり期待していなかった。
この物語を面白くするなんて、相当難しいでしょう。
高畑監督の性格を考えると(知り合い?(^^)、ストーリーに大幅な変更を加えるようなことはまずしないだろうし….そもそも、そんなことをするんだったら、この作品を選ぶ意味がないし….。
『可能な限りオリジナルを尊重し、描かれていないところを想像で埋める、そういうアプローチなら良いんだけど』、と僕は勝手に想像していたのだが、まさにその通りのアプローチをしてくれていて、何よりそれが嬉しかった
全体の半分もない発掘した恐竜の化石に、高畑監督は繊細かつ大胆な想像力で、残りの骨や肉、色や匂いまでを蘇らせ、猛スピードで疾走していく姿を僕に見せてくれた。

IMG_2831そもそも、この物語の魅力って、一体何なのだろう?
竹から生まれた女の子が、美しい姫になり、求婚者たちに無理難題を押しつけ、月に戻っていく。
どうしたいん?
何が言いたいん?
当時の貴族社会への風刺?
それとも、そういったSFチックなことが当時、実際に頻発していたのか?
不思議なだけに、余計に惹かれる。

まず、絵が素晴らしかった。
テレビで目にしていたものより、遥かに繊細で、生き生きとしていて、「こんな風に描いていきましょう」という頭で決めた方向性ではなく、「こうにしかならないよね」という必然性のようなものを感じた。
高畑さんの頭の中に、彼ら(登場人物たち)は、実在しているに違いない。
想像ではなく、本物
そのくらい生命体としての温もりが感じられた。

声優陣も素晴らしかった。
IMG_2806まず、かぐや姫の父親の翁(おきな)を担当した地井武雄さん。
熱演
声優を務めたのは初めてだったらしいが、素晴らしい演技だった。
2012年に亡くなられたので、僕らが耳にする最後の声だけに、余計に響く部分もあったのかもしれないが、それを差し引いても、胸に響くものがあった。
かぐや姫の声を担当した朝倉あきちゃんも良かった
彼女については、NHKのドラマ『とめはねっ! 鈴里高校書道部』くらいしか知らないのだが、その時はそれほど声を意識していなかったが、表情豊かな良い声だった。
高畑監督の要求に、見事に応えていたと思う
アニメーションの声入れには、アフレコとプレスコというのがあり、アフレコ(アフターレコーディング)は、完成したアニメの動きに合わせて後から声を録音するのに対し、先に声を録音して、その声に基づいてアニメーションを完成させていくのをプレスコ(プレスコアリング)と呼ぶ。
宮崎監督の作品はアフレコが多いが、世界ではプレスコの方が主流らしく、本作はプレスコを採用している。
それ故に、先に録っていた地井さん(2012年6月没)の元気な声が聞けたわけだ!
その意味でも、プレスコにした意義は大きい
また、プレスコは、アニメに合わせる必要がなく、自分のタイミングでできるので、声優が本業でない地井さんにとっては、自分の間合いで演技ができたので、存分に力を発揮できたのだろう。

IMG_2805かぐや姫のお話は知っているけど、実際に原作を読んだことがある方は少ないと思う。もちろん、僕も読んだことはない。
プログラムによると、原作にはかぐや姫の幼少期はまったく描かれていないという。信じられないような早さで成長したことくらいで、エピソード的なものはほとんどないらしい。
『これはチャンス!幼少期のエピソードを加えれば、かぐや姫の本来の人となりが描けるぞ!』(←高畑監督?)
そう、幼少期のエピソードで、物語全体の意味合いやかぐや姫の人物像って、いくらでも変えられるもんね

ところで、かぐや姫が地上にやってきた理由って何?
かぐや姫は翁に月から来たことを打ち明けたとき、こんな説明をしているらしい(本作ではなく原作で)
「昔の契りがあったので、それにしたがってこの世界にやってきた」と。
「昔の契り」と言うと、普通は「前世の因縁」と考えられるが、不老不死の月の世界の人に前世があるなんてのはおかしい。となると、「以前月にいたときの約束」と解釈できるのでは?
そこで高畑監督は、大いなる推測をした。この推測・想像こそが、本作を撮るに至った最大の動機と言えるかもしれない。なお、この推測はこの映画の製作を始める時に考えたことではなく、監督がまだ若く、東映動画に入社したばかりの頃に会社から与えられた「かぐや姫の物語の企画を考えてみろ」という課題に対してあれこれ想像した時のものだそうだ。監督は、特に『竹取物語』に関心は抱いてなかったが、「かぐや姫はいったい何故、何のために地上にやって来たのだろうか」という疑問を考えているうちに、次の様な仮説が出来上がった:(以下、そのままではなく抜粋編集)

***********
IMG_2808かぐや姫は、月の王の娘である。
姫は地球から帰還した女から地上の話を聞き、彼の地に憧れる。
女によると:
彼の地の自然はとても美しい。人の子どもも、他の生き物と同じように愛らしい。しかし、地上の人々は喜怒哀楽に身を焦がして、愛別難苦の情に振り回されている。不老不死どころか、彼らの限りある命さえ、生老病死に苦しめられる。さらに、人はしばしば醜く意地悪く嫉妬深く、争いを好み、さかんに他人をだまし、裏切るという。
女の話に、地上に憧れるかぐや姫。
禁を破って帰還女性の記憶を呼び覚ましたことが発覚し、姫は、地上の思い出によって女を苦しめた罪を問われる。(どうやって禁を破ったのかは不明。呪文のようなものでもあるのかな?遊び半分でその女に使ったのかもしれない?)
罰として、姫は地球におろされることになる。
が、これは姫にとっては嬉しいこと。
姫は勇んで地球に旅立つ気になっている。
そんな姫を心配した父王は、条件を付ける。
地球では、地球人として生まれなければならないこと。
月での記憶も消える。
ただ、不自由なく暮らしていけるよう、仕送りはする(翁が見つける金がそれかw)。
もし、姫の身に危機があれば、無意識に姫が発するSOSをキャッチし、最小限そこから抜け出させてはやる。
もし、姫が、一度でも「死んでしまいたい」「こんなところにいたくない」と思ったら、その時点で地球が穢れた世界であることを姫みずからが認めたことになるので、罪の償いが終わったものとして、直ちに迎えを差し向ける。
その段階で姫は月との交信により、そのことを知らされる。
***********
IMG_2827本作品において、上記のような詳しい説明はない。
が、監督のこの仮説を踏まえて観ると、これまで不思議に思われてきたかぐや姫の行為や心理が、ストンと納得できる。
こういった想像の余地が存分にあることが、この物語の素晴らしいところであり、この余地を想像することが、この物語を楽しむ最も幸せな読み方なのかもしれない。
故に、監督も本作ではそこはつまびらかにせず、観客に想像する余地を与えてくれている。
監督の仮説をさらに上回るような想像主が現れることを楽しみにしているのかもしれない。
このようにすべてを語りきっていない、クローズしていない物語だけに、監督の画も、輪郭を完全に閉じない、「塗りつぶしツール」のワンクリックで塗りつぶすことができない画になったのではないかと想像が広がる。

かぐや姫が最後に流す涙は、月との交信により、自分が何のために来たのかが自覚されて、地上のすばらしさを満喫することのないまま帰らなければならなくなったことを悔やむ涙だった…
プレスコ当時、地井さんは台本を読んですぐに高畑監督に質問をしたという。
「高畑監督、これは地球を否定する映画なんですか?」
すかさず高畑監督は
「まったく逆です。これは地球を肯定する映画なんです」と応じた。
その答えに安心してか、70歳近い声優初心者は楽しそうにプレスコを続けたという。

IMG_2807正直に言うと、これまでの高畑監督の作品を、僕はそれほど好きではなかった。
なんか抜けきれない「暗さ」が感じられて。
ところが、本作で僕の中で一気に形勢が逆転した。
「形勢?何の形勢だ?」
はい、宮崎監督との形勢です
はっきり言って、「風立ちぬ」と「かぐや姫の物語」では、「かぐや姫の物語」の圧勝かと。
絵も、ストーリーも、音楽も、圧倒的に本作品の方が僕は気に入りました。
おそらく、宮崎監督、本作品を観て、『やられた』と思っているのではないかと。
「宮崎監督、このままでいいんですか?」
そうたきつけて、是非とも次作にチャレンジしてもらいたい!と思うのでした

IMG_2829あ、そうそう、これは確認のしようがないのですが、月からのお迎えのシーンで、地上での記憶を消す羽衣をかぶせようとする女官とかぐや姫との短いやり取りがあるのだが、あの女官の声の主は、かぐや姫役の朝倉あきちゃんだったのではないかと!?
つまり、一人で二役を演じていたのではないかと思うのですが!
同じ者の声で、月と地上の対比、記憶がある前と後の対比を浮かび上がらようという演出だと思うのですが、違うのかなぁ…
『それ、気付いた!』という人、いないかなぁ…

もう一つ、劇中歌も主題歌も良かった

waits2 at 15:13コメント(0)トラックバック(0) 

2014年02月03日

先週末、「鑑定士と顔のない依頼人」を観た
IMG_2799原題:La migliore offerta
英題:The Best Offer
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ジェフリー・ラッシュ
  :シルヴィア・ホークス
  :ドナルド・サザーランド
  :ジム・スタージェス

面白かった。
ラスト残り10分くらいまで、確実に面白かった。
人によっては、「え?最後まで面白かったじゃん!」という方もいるだろうけど、僕としては「うーむ」。
なるほど、観る者を驚かせるという意味では、あのくらいやらないといけないのかもしれないが、しかし、いくらなんでも、あれは「後味が悪過ぎる」というのが僕の感想。

主人公は初老の美術品鑑定士ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)。
オークションでハンマーをたたく仕事もしているが、密かに彼本人、コレクターでもある。
世界が認める審美眼を持っているが、人を信用しない、頑固で横柄な輩。
そんな彼に謎の若い女性から鑑定を依頼する一本の電話が飛び込んで来る。
仕方なく引き受け、鑑定のため現地に赴いたものの、依頼人は姿を現さない。
激怒するヴァージル….
...面白い。
かなり興味をそそられる。
IMG_2800モヤモヤした気持ちのままストーリーが展開されていくのだが、それでも面白い。いや、だからこそ面白いのか。
不穏な、不安な気持ちが続くので、普通ならイライラするところだが、手を替え品を替えアクセントをつけてくれるので、ストレスなく引き込んでくれる。
監督は、僕が大好きな映画「ニュー・シネマ・パラダイス 」のトルナトーレ。(撮るな!撮れ?
音楽も同作品を担当したモリコーネというイタリアの黄金コンビ。
本作品を観る前に僕が知っていた情報はそれだけだが、そりゃ期待するでしょう!
実際、音楽は良かった
感動的という意味でではなく、場面の意味がしっかりと表現されていた。
台詞がなくても、音楽だけでそのシーンの意味を観客に伝えていた。
ある意味、監督とグルになっての演出なので、音楽の通りの場面なのか、観客を騙すための演出なのか、途中から疑心暗鬼になってきたりもする
もちろん、そういった効果を狙ってなわけだから、パーフェクトと言えるだろう。
そう、悪かったのは後味だけで、観客を引き込むという意味では、音楽も演出も素晴らしかった
しっかり引き込み、しっかり笑わせ、しっかり不安にさせ、しっかり騙してくれた。
IMG_2801ジャンルで言えば、ミステリーだが、それさえも知らなかったので、鑑賞中、『むむ?これは大人のラブストーリーなのか?』と勘違いすることもできたりした。
「ミステリーの振りをして、実は素敵なラブストーリーだったんですよ!」と最後に再び『大どんでん返しをしてくれ〜』と一縷の望みを抱きながら最後まで観たが、そんなことは起こらなかった。(おっと、ネタバレですね
もっとも、そんな大どんでん返しを盛り込むなら、相当上質なウィット、あるいはエスプリ(それに相当するイタリア語は知らない(^^)が効いてないと陳腐になってしまうだろうが、もしもそれが出来たなら、かなり良い作品になったんじゃないかと思われる(となると、それはもうミステリーではなくなるのだが
なんであれ、とにかくストーリーに引き込む力は秀逸だった。
主演のヴァージルは、「英国王のスピーチ」で国王の言語療法士役を演じたジェフリー・ラッシュ。
素晴らしい演技だった。
謎の依頼人クレア役を演じたシルヴィア・ホークスについては、『もうちょっと可憐な方が良いのになぁ』と最初の頃、そう思った。
が、あの役の意味を理解すると、『そっか、だから可憐でなかったのか。つまり、あれでちょうど良かったのか』と納得
姿を現す前までの電話や壁越しに聴いた彼女の声が、オードーリー・ヘップバーン(英語の発音が似ていた)のような印象があったので、「快活でないヘップバーン」といったイメージを僕は求めていたのかもしれない。
うーん、ただ、返す返すも、後味が...。
というのも、鑑定士のヴァージルが、もっと嫌な奴だったらあの結末でも構わないのだが、多少横柄かなというくらいの人物が、あそこまでの仕打ちを受けるのを見ると、「可哀想」としか思えない。
ヴァージルにいい様に使われてきたビリー(ドナルド・サザーランド)の復讐なのだろうが、ビリーに同情する気持ちを観客はあまり抱いてないんじゃないかなと思うんよねぇ…観客はビリーの実力を知らないし、甘んじて引き受けてきたビリーの自己責任もあるだろうに、と思ってしまう。
もっとビリーに肩入れ出来るようなエピソードがあればもうちょっと違ったのかな。
でも、そういった気配りをしてしまうと、観客が騙されにくくなってしまうのかもしれないね。
ま、その辺の塩梅が、ミステリーの難しいところなのかもしれない。
結末を知った上で、もう一度観たら、別の面白さが味わえる作品かもしれんね。

waits2 at 23:51コメント(0)トラックバック(0) 

2013年12月08日

映画「愛しのフリーダ」を観た
IMG_2494邦題:愛しのフリーダ
原題:GOOD OL' FRDA
監督/製作:Ryan White(ライアン・ホワイト)
劇場:テアトルシネマ(渋谷)

フリーダって誰?
フリーダとは、ビートルズの秘書。(正確にはブライアン・エプスタインの秘書)
ビートルズの正式な活動期間は約10年だが、フリーダはそれより長い11年間秘書を務めた。
1961年リバプール。17歳のフリーダは、会社の昼休みに同僚に連れられてキャバーン・クラブへ出かけた。そこで演奏していたのは、当時まだ無名のビートルズ。フリーダは彼らの音楽に衝撃を受け、何度もクラブに通い(190回!?)、メンバーとも次第に親しくなっていった。そんなある日、ビートルズの敏腕マネージャーであるブライアン・エプスタインが「会社を作るんだ、秘書にならないか」と声をかけた。
メンバーからは妹のように、メンバーの家族からは娘のように愛されたフリーダ。本作は、ビートルズ解散後、沈黙を守ってきた彼女が初めてビートルズを語ったドキュメンタリー。
正直、それほど期待していなかった
ところがどっこい、面白かった
無名のビートルズがスターダムにのし上がっていく様を、彼女は誰よりも近い場所で目撃した。昼間はブライアン・エプスタインの秘書、夜はファンクラブの管理と大忙し。このファンとの交流エピソードがなかなか面白かった。
とあるファンが枕カバーを送ってきた。メンバーに使ってもらい、サインをして、返送して欲しいというちょっと図々しい要望だ。しかしフリーダは、実際にリンゴに2、3日使用してもらった後、サインをしたものを返送した。その際、言いつけ通り使ったかどうか、リンゴの母親に見張ってもらっていたというのだから、彼女の生真面目さがうかがえる
さらに、こんなエピソードもあった。ビートルズのメンバーの髪の毛が欲しいというファンレターはたくさんあったのだが、スタッフの一人が自分の妹の髪の毛をポールのものと偽って郵送しようとしたことを知り、フリーダは激怒その場にいた全員をクビにしたという。不正を許さない、また、軽卒にメンバーの秘密を喋ったりしない、そんな彼女の性格を見抜いて、ブライアンは彼女を雇ったのかもしれない。
IMG_2497やがて、ビートルズの活動拠点がロンドンに移ることになり、フリーダもロンドンへの移転を誘われたが、父親の強い反対によりフリーダは辞職することを決めた。これに驚いたブライアン・エプスタインは、ロンドンへは月に何度か通う程度にとどめ、リバプールで仕事を続けてもらうよう全力でフリーダを慰留した。
ファンのために、数多くのサインをメンバーに書かせてきたフリーダだが、彼女自身はビートルズのサインを持っていなかった。ビートルズがロンドンに移る時、どうしてもメンバーのサインが欲しかった彼女は、サイン帳の山の中に彼女のサイン帳を紛れ込ませ、ジョージにサインをお願いしていた。通常、サインには、「○○さんへ」と書き添える。なのでジョージは、「これは誰宛なんだい?」と訊いてきた。「これは要らないの、サインだけでいいの」というフリーダをジョージは怪しみ、やがてそのサイン帳がフリーダのものであることに気付いた。ジョージは自分のサインをすると、驚いたことにフリーダにそのサイン帳を渡すことなく、持ち去ろうとした。慌てて引き止めるフリーダ。するとジョージは、「他の3人にもサインを書かせるためさ」後日、4人のサインとフリーダへの熱いメッセージが添えられたサイン帳が彼女に渡されたのは言うまでもない。ジョージ、やるー
主な舞台はリバプールなので、街並の映像や写真が多く映し出されたが、かの地には実際に訪れたことがあるだけに楽しめた!
また、ビートルズの曲はもちろんだが、彼らがカバーした「アンナ」や「ツイスト・アンド・シャウト」といった曲のオリジナル曲が多く流れて、これまた楽しめた。
IMG_2495これまで「本を書かないか」、「映画を作らないか」といった依頼をすべて断り続け、家族にさえビートルズのことを語らなかったフリーダ。そんな彼女がなぜこの映画を作ることに同意したのか。
プログラムによると、ライアン監督(本作に出演しているマージービーツのビリー・キンズリーの甥)は、フリーダから「自分の歴史を家族のために記録に残して欲しい」との相談を受けたらしい。
フリーダには一男一女の二人の子どもがいたのだが、先年、息子さんが亡くなられた。彼女は息子さんをとても愛していたのに、一度もビートルズの話をすることがなかったことをとても後悔したいたという。やがて孫(長女の子)が生まれ、この子のために、彼女の青春時代の記録を残しておきたいと思ったらしい。
そう、この作品は、映画にするためにではなく、家族のための記録映像として撮影が始められたのだ。撮影を続けているうちに、監督から「これは映画にしなくちゃいけない」と持ちかけたらしい。
なるほど、とても納得のいく経緯。
最後のリンゴからお孫さんへのメッセージが微笑ましかった。

ということで、今日12月8日はジョンの命日。ちなみに、NY時間12月8日22時50分。日本時間だと9日の13時50分だとか。

waits2 at 23:24コメント(0)トラックバック(0) 

2013年11月10日

IMG_2359邦題:「僕が星になるまえに」
原題:"Third Star"
監督:ハッティー・ダルトン
製作・脚本:ヴォーン・シヴェル
主演:ベネディクト・カンバーバッチ

主人公ジェームス(ベネディクト・カンバーバッチ)は、末期がんに冒された29歳。次の誕生日を迎えられないことを自分も周囲も分かっている。『ならばせめて』と、ジェームスは、世界でいちばん行きたい場所「バラファンドル湾」への旅を希望した。
もちろん、一人では行けないので、三人の親友が同行する。
本作は、そんな四人の旅を見つめるロードムービーだ(ちなみに、実話とかではない)
四人旅と言えば、「水曜どうでしょう」を思い浮かべてしまうのは僕だけ?
「え?『どうでしょう』は二人じゃないの?」
あ、カメラに写っているのは二人ですが、ディレクターとカメラマンが同行しているので、実際は四人旅。
この映画も『どうでしょう』まではいかないが、途中までは、とても楽しげな雰囲気を醸し出している。
ということは、当然、後半はヘビーになっていくのだが。

とにかく映画全体が暗喩に満ち満ちていた。その暗喩を読み解くことが、この映画の面白味の半分を占めている。僕は個人的に今度の自分の新曲とイメージが重なる部分があったりしたので、大いに想像、妄想させてもらった。
ただ、正直言うと、観賞後、爽快感はない(キッパリ)。
なので、誰にでも「絶対観るべし!」とは言えない^^
が、色々と考えさせてもらえるので、色々と考えたい方にとってはお薦めかと^^

IMG_2363旅の序盤、四人は、たまたまお祭りをやっていた小さな村を訪れた。そこで、ジェームスの親友の一人が腕時計を盗まれる。取っ捕まえた犯人は子ども。かなりふてぶてしいガキんちょで、悪びれず、仕舞いには、その腕時計を海に投げ捨ててしまう。お祭りのコスチュームなのだろう、その子は背中に天使の羽を付けていた。
「人の時間(生命)が奪われるというのは、天使の気まぐれに過ぎないのか」と思わせるようなシーンなのだが、ストーリーが展開していくに従って、『そういえば、あの時、天使が投げ捨てたロレックスは"偽物"だったな』と思い返したりする。
これはまだ序盤のシーンなので、「こういう調子でいきますんでよろしく」と名刺を渡された感じ。なので、こちらも「了解、拾っていきますね」と覚悟してスクリーンを見つめることに。
が、こんな分かり易いシーンはここくらいで、ここから後は観る側が妄想しないととても拾えないような部分がたくさんあったんじゃないかと思う。
IMG_2362旅に出発する時、彼らは大量の荷物を抱えていた。その中には、その思い出の地となる場所に植えるための1.5mくらいの苗木まで含まれていた。
きっとラストシーンとかに使われるのだろうと思いきや、途中で投げ捨てられた。あんなにたくさんあった荷物がどんどん少なくなっていく。『本当に必要なものだけが残る』といった前向きの意味ではなく、『希望まで捨て去らざるを得ない』という悪い方の状態を示すための小道具だったとは…
死期が迫っている主人公の話なので明るい映画じゃないことは分かっていたが、だからこそどんな風に希望を描くのかなと思っていただけに、ラストは、『そう来たかぁ』の展開だった。こういったテーマは、キリスト教の国では、かなり勇気が要ることだと思われるので、そういう意味では頑張っていたかと。

ということで、いよいよ今夜21:30、TOKYO MXで「水曜どうでしょう」の最新作が放送される!
こちらの四人旅は間違いなく笑わせてくれるでしょう

waits2 at 15:54コメント(0)トラックバック(0) 

2013年11月05日

映画「42 世界を変えた男」を観た
IMG_2349原題:"42"
(The True Story of an American Legend)
監督/脚本:ブライアン・ヘルゲランド
出演:チャドウィク・ボーズマン
   ハリソン・フォード

黒人初のメジャーリーガー"ジャッキー・ロビンソン"の実話。
東北楽天が日本一になった次の日だからか、館内は超満員だった。
まさに老若男女が押し寄せていたのだが、いずれも野球が好きそうな顔ばかりだった(顔でわかるのか!?)
子どもが観るということもあり、とても分かり易く作っていた。不要に長いと思われるシーンもあったりしたが、その辺を厳しく追求すべきタイプの映画ではないかと
ジャッキーロビンソンを演じたチャドウィクは新人なので、当然のことながら全力の演技をしていたが、この映画のもう一人の主人公、というよりこちらを主人公にして描いた方が面白くできたのではないかと思われるドジャースの会長"ブランチ・リッキー"役を演じたハリソン・フォードの方が気合いが入っていたのではないかと。
というのも、この役、監督からのオファーを受けて引き受けたわけではなく、ひょんなことから脚本を読んだハリソン・フォードがこの役に惚れ込み、彼の方から監督に猛アピールを続けて、ようやくこの役を獲得したらしいのだ。
実際、ブランチ・リッキーは素晴らしい人物で、ジャッキーに引けを取らない勇敢な人だ。

ジャッキーの偉業を物語る最たるものは、彼の背番号42が、メジャー全球団共通の永久欠番になっていることだろう。(1997年4月15日(ジャッキーのメジャーデビュー50年)に制定。それ以前から42番をつけていた選手(ヤンキースのリベラ等)については特例的に継続使用することが許されていたが、今シーズン、リベラが引退したことにより、背番号42の現役選手はゼロになった)。
また、2004年、MLBは4月15日を「ジャッキー・ロビンソン・デー」と制定し、2009年からはこの日、メジャー全球団のすべての選手、コーチ、監督、審判が42番をつけてプレイするようになった。
このイベントは以前から僕も知っていたが、今回、この映画を観て初めて知ったことがあった。
それは、「全員が42番なら誰が誰か分からない。つまり"We are all equal"」という精神からきたものだったのだ
ちなみにこのアイデア、ケン・グリフィー・ジュニアがコミッショナーへ提案したものらしい。やるー、ケン・グリフィー・ジュニア!

フィリーズの監督ベン・チャップマンがジャッキーに対して酷い野次を執拗に飛ばすシーンがある。あのえげつなさは演出上の誇張かと思いきや、実話だそうだ。
しかし、彼の暴言があまりに酷かったことが、かえって幸いした。
というのも、チャップマンの暴言を耳にしたチームメイトや観客が「あの暴言は酷過ぎる。あんな男と同類になりたくない」と思ったのだ。
計らずしもチャップマンは、差別がどんなに醜いことであるかを世に教えたのだ。
超悪人って、他を一つにする力を持っとるんよねぇ。
チャップマン監督は翌年フィリーズを解雇され、再び監督に就くことはなかったらしいが、どうも気になるのが、彼やフィリーズというチームの扱い。
チャップマンはともかく、フィリーズというチームが映画では相当な悪役になっていたのだが、あれは大丈夫なのかな?
実際そうだっただけに仕方がないのかもしれないが、あれではフィリーズやファンはしょんぼりじゃろ。もちろん、映画化にあたり承諾はとっているんだろうけど。
しかし、考えようによっては、そういった過ちを、醜い過去をきちんと認める方が「潔し」ということで認められるのかもしれない。
どこぞの国みたいに「偽装ではなく誤表示」と言い張る方が、よっぽど気分が悪いわ。

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2013年10月28日

先日、映画の前売りを買った「僕が星になるまえに」と「42世界を変えた男」
IMG_2321吉祥寺駅の地下にあるチケットぴあで買ったんだけど、僕も妻も映画のタイトルを何となくにしか覚えていなかった。
妻が購入している間、僕はショーケースに並んだ他の映画の前売り券を眺めていた
が、思いの外、購入に時間がかかっている。
WHY?
買い終えた妻が笑いながら説明してくれた:
妻は「"僕"が星になるまえに」を「"君"が星になるまえに」、「"フォーティトゥ"世界を変えた男」を「"よんじゅうに"世界を変えた男」と告げたので、いくら探しても見付からなかったのだそうだ
なるほど、それで店員さん、何度も前売りの束をパラパラ見返していたのか。
五十音順で整理してたら、そりゃ見つからんわ。
皆さん、映画のタイトルは、最初の一文字目を正確に覚えましょう

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2013年09月12日

映画「タイピスト」を観た。
監督:レジス・ロワンサル
こちらがプログラム
IMG_1871え?プログラム?これが?
そう、立体的に見えるけど、ペラペラ。
もちろん紙製。可愛い
キーを良く見ると、僕らが普段目にしている配列とちょっと違う。
もしかして、フランスのタイプライターは今もこの配列なのかな!?
ということで、本作はフランス映画。
プログラムは、「『アーティスト』や『オーケストラ!』のスタッフが結集!」と謳っているが、たしかにスタッフはそうみたいだけど監督は違う。本作が初作品の新人監督だ。

少しだけストーリーを紹介すると:
IMG_1875時代は1958年。ヒロインは、田舎育ち(ノルマンディー)のローズ・パンフィル(21歳)。父親が経営する雑貨屋にあったタイプライターで、こっそりタイピングの練習を始める。当時、秘書は女性たちの憧れの職業で、タイピングは秘書に必須のスキルなのだ。
父が勧める車の修理工との結婚を拒んだローズは、保険会社の秘書に応募した。これといって取り柄の無いローズにとって、タイピングの速さだけが唯一のアピールポイント!なので頼まれてもいないのにそこにあったタイプライターを打ちまくる。速いしかも左右の人差し指しか使ってないのに

ちなみに:
IMG_1876僕も高校生の時にタイプライターを買ってもらったので知っているのだが、今のパソコンのキーボードと比べるとキーが非常に重い。なので、彼女のタイピングを見ても、「そんなに速くないじゃん」と思う若者もいるかもしれないが、今のパソコンのキーボードと比べてはいけない。今でこそフェザータッチが推奨されているが、あんな柔らかなタッチでは、昔のタイプライターは一文字も打てないだろう
また、力が均一でないと、文字が濃くなったり薄くなったりするので、見栄えが悪くなる。修正用のシートみたいなものもあるが、タイプミスをすればするほど汚くなるので、やはりノーミスが望ましい。いくらでも簡単に修正できる今のパソコンとは一打一打の本気度が全然違うのだ。当時はまだコピー機がないだけに、タイピングスキルの高さは、確かに大きな武器だろう。
おっと、話を戻そう
タイピングの速さを見込まれたローズは、見事採用されたのだが、秘書としてというより、タイピングのスピード競技大会に出場する選手としてだった
その後、彼女は色々な大会に出場し...

IMG_1874ストーリー自体は、いたって単純。
ただ、なんと言うか、この映画、『「タイピングのスピードコンテスト」をテーマに面白いものを撮ってみましょう!』という大会に出品して、優勝したような感じの作品なのだw
そのくらい競技会の見せ方が上手かった。
「え?競技会たって、座ってタイプを打つだけでしょう?」
そうなのだ。
そんな静的な競技をとてもダイナミックに見せてくれた
まるで時代劇の殺陣シーンような迫力だ
そんなことまったく期待していなかったので、感心した
その他の魅力としては、50年代らしい色合いやデザインかな。
正直、台詞もさほどエスプリは効いていない


に、
面白かった
ローズ役を演じたデボラ・フランソワが可愛かったのもあるかもしれないが、その彼女も10人が10人「美人!」と認めるようなタイプではない。そう考えると、やはり監督の腕が良かったのかな?テンポやら色々なことのバランスが良かったのだろう。
おっと、忘れてた、基本、この監督は映画大好き人間なので、作品の中に名作映画のオマージュがたくさん盛り込まれている。映画に詳しい方は、その辺も楽しめるかも。
あ、そうそう、タイプ早打ち大会は、昔、実際にあったようだ。タイプライターメーカーがスポンサーと考えれば、あっても全然おかしくないか。世界大会とか楽しそう
ただ、タイプ後の確認作業は、かなり時間がかかっただろう。映画の中でそのシーンはほんの数秒だったけど、実際は、かなり間延びしそう
今なら、そういった確認作業なんかあっという間だろうというより、スペルミスは自動修正されちゃうか
そうだ自動入力機能や修正機能をフル活用しながらの競技会とかやってみれば面白いのに
スポンサーは、マシンメーカーではなく、アプリメーカーで

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2013年08月25日

IMG_1680邦題:「クロワッサンで朝食を」
原題:Une Estonienne ā Paris
   (パリのエストニア女性)
英題:A Lady in Paris
脚本・監督:イルマル・ラーグ
主演:ジャンヌ・モロー
を鑑賞。
ジャンヌ・モローときたらフランス映画だろう。が、正確には、フランス、エストニア、ベルギーの共作のようだ。

さて、この映画のコピーはこちら:
*********
はじめてパリにやって来た家政婦アンヌと、裕福だが孤独な老婦人フリーダ。
住む世界の違う2人が出逢い、再び人生が微笑み始める。
心の奥に温かな灯をそっと点す感動の実話。
*********
さらに、映画館の紹介文は:
*********
エストニアで母を看取ったばかりのアンヌに、パリで家政婦の仕事が舞い込む。心機一転、憧れのパリへ旅立つが、彼女を待ち受けていたのは、高級アパルトマンに独りで暮らす、気難しい老婦人フリーダだった。実は雇い主はカフェを経営するステファンで、家政婦など求めていないフリーダは、アンヌを冷たく追い返そうとするが・・・。
*********
これらの文章を読むと、『気難しい老婦人フリーダの頑なな心を、まったく異なる価値観を持つ家政婦アンヌが解きほぐしてゆくお話』、なのだろうと。
あとは、どんなエピソードを交えながら、どんなエスプリを見せくれるかだな、そう思って映画館に入った。
特別大きな期待は抱いていない。ま、「並」はいってくれるだろうと....
ところが、
ところが、
ところが、
いつまでたっても、まったく面白くならない。
ビックリするくらい、話の展開がない。
そして、老婦人フリーダも、家政婦のアンヌも、腰が抜けそうなくらいに魅力がない。
失礼、役者としてのジャンヌ・モローの存在感は圧倒的だった。
が、役柄のフリーダ、アンヌは、まったくもって感情移入を観る者に許さない、悲しいくらい魅力の無い人物だった。
「ほう!」と感心するようなエピソードもない。
ずっと睡魔と闘いながら観ていたのだが、遠慮せず睡魔に敗れて良かったのではないか、と思うくらいつまらなかった(うわ、言ってしまった)。

本当にビックリ。
それでも、観賞後、いつものように一生懸命考えた....この映画の良いところ。
良いところがなかったとしても、伝えたかったことは何?といったことを。
最低でも、パリの街並は味わえるだろうと思っていたのに、それもなかった。
「世界ふれあい街歩き」の方がよっぽど楽しめる。
うーーーん、超強引に読み解くと:
「何がどうであれ、パリはパリ!離れ難い、素晴らしい街!」
ということになるかと(爆)
そして、監督はそんなことを語ったつもりはないんだろうけど、『そこに住む人々がどうであれ、たとえどんなに孤独でも、エストニアに比べれば、パリは最高!』ということになってしまうんよね。

パンフレットの情報によると、家政婦アンヌのモデルは監督の母親のようだ。
監督の母親は50代で離婚して、一人きりの人生に孤独を感じて、少しばかり鬱状態に落ち込んでいた時期があったそうだ。そんな時、エストニア出身でパリに住む裕福な女性の世話をしないかという話があり、パリに行って、戻って来た母親は見違えるほどになっていたという。
つまり、理由はよく分からないが、パリに行けば元気になった
おいおいおいおい、だったら、余計にその理由をしっかり描いてくれんと!(笑)

ちなみに、一番面白かったエピソードは、老婦人フリーダはルーブル美術館に行ったことがないという。「いや、一度だけ行ったことがあった、でも、その日は職員のストライキで休館だった」というくだり。しかしこれもエピソードではなく、会話。これが一番面白かったとこかと。
しかし、映画館は混んでいた。
僕なんぞには感じ取ることができない良さがあるのだろう。

ま、次はこっちに期待するかな
IMG_1683

waits2 at 10:37コメント(0)トラックバック(0) 

2013年07月28日

IMG_3445ジブリの新作「風立ちぬ」を観た。
原作・脚本・監督:宮崎駿

宮崎駿監督は、無類の飛行機好きだ
もちろん、戦闘機も大好きで、戦闘シーンは得意中の得意
が、言うまでもなく、戦争は大嫌いだ。
この大いなる矛盾を監督はずっと抱えて生きてきた。
その苦悩は、純粋な好奇心から始めたはずの研究が、恐ろしい兵器に利用されてしまう科学者のそれに似ているかもしれない。

今回の作品は子ども向けではなく、大人のための作品と聞いていたが、僕は、『これは宮崎監督自身のための作品だな』と感じた。
だからというわけではないが、不要と思われるシーンが随分と残っていた。
「自分のための作品なんだから、好きな様にさせてもらうぞ!」と鈴木プロデューサーにウインクする感じ
その結果、126分という長編になっていた。

監督初の実在した人物についての物語ということだが、主人公堀越二郎の人生をそのまま描いたわけでなく、堀辰雄の作品とミックスした脚本になっていた。
このミックスは正解だったと思う。この演出がなかったら、頭でっかちな印象になっていたかもしれない。

ところで、僕が見た映画館には、登場人物以外に二人ほど主役級の人物がいた。
一人は、上映直前に僕の隣の席に座った高校一年生くらいの青年。
背は高いけど腰は低く、やたらペコペコしながら座ったのだが、時々携帯を開いたり閉じたりとあまりお行儀はよろしくなかった。が、ある時期から妙に静かになった。
チラと見ると眠っていた
彼が眠りについてしばらくすると、CM等で観たことのあるシーンが始まった。
実は、この映画、思わず「危ない!」と声を上げてしまいそうになるシーンがいくつかある。
そのシーンが始まった時、主役が堀越二郎と入れ替わった。
「誰と?その高校生と?」
いいえ、妻の真後ろの席に座っていた初老の男性と。
その男性は言った「危ない!」
それほど大きな声ではなかっただが、おそらく劇場の半分くらいの人の耳には届いたのではないかと思う。
その一言では終わらなかった。
さらにハラハラするシーンがくると、「あーあ、ああ、危ない!」
皆の心を代弁。
「え?もしかして、自分、声に出してしまった?」と思った観客もいたと思う。
そのくらい絶妙の音量だった。
そのシーンに入るまでは大人しかったのに、それ以降、完全に劇中に入り込んでしまったようで、やたら敏感に映像に反応するようになり、妻は何度も背もたれを蹴られたそうだ
映画が終わり、ユーミンの「ひこうき雲」が始まると、彼は「はいはい、お疲れさま〜」って感じで誰よりも先に劇場から出て行った。
『もしかしてゼロパイロットの生き残り!?』
にしては若過ぎるので、それはないと思うのだが、僕は、鑑賞の余韻に浸るというより、彼がいなくなった劇場に取り残された感の方を強く感じながらエンドロールを見ていた。
残念ながら、映画より遥かに彼の方が、僕の心を翻弄した。

IMG_1584主人公の声優を務めたのは庵野秀明。
「新世紀エヴァンゲリオン」等を撮った監督で、声優ではない。が、前評判ほど悪くなかった。もちろん、上手くはないけど、上手さなんか求められてないので、あれで良かったと思う。
ただ、恐ろしいくらいジャーナリストの立花隆さんの声に似ていた。偶然なのか、意図的なのか、パンフレットには立花隆さんが寄稿していた
似ていると言えば、二郎の母親役の声優を竹下景子さんがやっていたのだが、その母親の顔が竹下景子さんとそっくりだった
ついでにもう一つ似ているもの!
パンフレットの裏表紙に描かれた二郎の恋人の菜穂子。
『うる星やつら』で有名な高橋留美子さんの絵にえらく似てると思うのは僕だけ?

おっと、このまま終わると巨匠宮崎監督を茶化すような印象になってしまうので、最後、真面目に書かせてもらいます。
鑑賞前の期待が大き過ぎたからか、『大傑作!』という印象にはならなかった。しかし、ここ数年の監督の作品「ハウルの動く城」や「崖の上のポニョ」より、僕は面白かった。
「長過ぎ」という印象は否めないが、描かれていた風景や部屋の中の様子は、時代をしっかりと感じさせるものばかりで、自宅でDVDやブルーレイで観る時には、「あー、ここ好きなんだよなぁ」と思うようなシーンがたくさんあるんだと思う。
そういう楽しみ方を想定してカットしなかったのかもしれない。
演出面では、ミュージカルばりに夢が割り込んできた。
ここ最近の「あまちゃん」で多かった夢シーンとのシンクロを感じてしまった
シンクロといえば、つい先日訪れた万平ホテルの前身と思われるホテルが出てきたのも嬉しかった。
つくづく、「日本も昔は美しかったのになぁ」と感じた。
もしかすると、そう思わせることが監督の最大の狙いだったのかもしれない。
関東大震災のシーンがあった。
僕は、あのシーン(特に音)に監督の怒りのようなものを感じた。
何と言うか、震災以降の日本全体に対しての怒りのようなものを。
気のせい?
いや、そう感じる人が多ければ良いのに、と僕は思う。

waits2 at 10:39コメント(0)トラックバック(0) 

2013年07月15日

昨日は遊んだ。
珍しく車を使わずに、バスと電車と徒歩で動き回った。
なかなか面白い体験もあったのでその話を書きたいところだけど、それはまた別の機会にすることにして、まずは昨日観たこちらの映画について:

IMG_1429放題:「アンコール」
原題:SONG FOR MARION
劇場:TOHOシネマズシャンテ

「これは絶対観よう!」とチェックしていた映画ではなかった。
でも、ネットの評価は、4.3ポイントとなかなかの高評価だし、昨日は14日だし、「ハズレでもショックは小さいだろう」ということで観ることにした
毎月14日はTOHO CINEMA'S DAYで入場料が1,000円とお得なのだ

「して、どうだった?」
うーーん、正直、突っ込みどころ満載の映画だった
老人の合唱団の話といえば、「ヤング@ハート」が思い出されるが、あちらは作り物ではなくドキュメンタリーなので、説得力が違う。歌声も生だし、あれと比べるわけにはいかない。
でも、ドキュメンタリーでない分、機微を上手に描いてくれるだろう、と期待していたのだが、
「ま、この人は頑固という設定で」
「この二人はうまくいっていないということで」
と、エピソードで観客がそう理解していく感じではなく、監督から、
「そういう設定なのでよろしくお願いしま〜す」とお願いされていく感じ
また、一般的にお話というのは
ピンチ→くぐり抜ける→感動
というベーシックなパターンがあるが、観客が期待するのは、そのピンチのくぐり抜け方。
痛快だったり、ユーモアがあったり、感動的なスピーチがあったり、とか。
が、そういったことなしに、いわゆる強引な...なし崩しで....
...おいおい、そんなんでええん?って感じ。
そんな映画で感動するのは難しい。







なぜか感動
ストーリーも、最初から最後まで意外性のかけらもなく、ある意味、すべて予想通りの展開!





感動
うーん、わからん。
どこが良かったのかさっぱり分からない。
観ていて恥ずかしくなるようなシーンもたくさんあったのに....
なぜか涙が頬をつたう。
自分が歳を取ったので、老人が多く出る映画が染みるようになったのか?
うーん、しかしながら、先日観たダスティン・ホフマンが初めてメガホンを執った「カルテット」も老人たちの映画だったが、まったくもって感動のかけらもなかった。
ということは、やはり、何かしら、この映画は良かったのだろう。
あえて言うなら、テンポは良かったかな?
それくらい。
驚きだ。
ここまで具体的に褒めるところがない映画なのに、ここまで感動した映画は初めてかも

あ、失礼しました!マリオン役を演じたヴァネッサ・レッドグレイヴ(Vanessa Redgrave)の歌と演技は秀逸だった
結局、それに尽きるのかな。
それと、日曜日ということもあり、劇場は満席で、その客席の雰囲気が良かったのかもしれない。
「ヤボなことは言わないで、楽しみましょう」というような雰囲気。
ライブでなくても、映画でも、劇場の雰囲気が持つ影響力ってあるんだなぁ。
人の心の伝播力って物理的に存在してそう。
あ、そうそう、この映画の原題は、"Song for Marion"だが、邦題は「アンコール」。
この邦題、まったく意味がない

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